夜中3時のブルーライト

眠れない夜はラジオをきくようにしている。していた。

けれど今日は特別だ。ゲームの前にショートした旦那の顔が足元にあるわ猫に布団は取られるわでchaosな座敷で天井を睨んでいても何も起こらない。こんなに眠れないなら睡眠を頑張らず、潔くブルーライトを浴びた方が早い。


一通りSNSを確認すると途端に携帯ですることがなくなり、パソコンを持ってきた。メガネは見つからないので画面を顔にめいっぱい近づけてアマプラを漁る。なーんだ、アマプラでも見れるじゃん、プリキュア。最近はもっぱらプリキュアにハマっている。プリキュアの楽しいところはプリキュアの歴史と自分の歴史がリンクして何度もその記憶を辿るところだが、最近は現代史の時間だ。広がるスカイプリキュア、か、かわえええ。キュアプリズムが推しだけどちょっと名前がなぁ。その点やはりキュアスカイは推せるけどそれよりなによりましろちゃんのばあちゃんが推せる。この前スーパーで引いたガチャガチャで一番ほしかったスカイミラージュを手に入れた私はもう変身可能なわけでざっくり言えばプリキュアなのである。オタクをかましてげへげへ観てたらパソコンの電源が切れてプリキュアがすぅんっと画面から消えた。目が悪いのでメガネがどこにあるのか分からない。ので充電器がどこにあるのか分からない。ヘッドホンのBluetoothも切れたので諦めて片付けて天井睨みに戻った。


しかし眠れない。こういう日はもうしゃきっといていて走り出せそうなくらい身体が元気で横たわっていると病院のような気分になる。ということでふたたび立ち上がって本棚へ向かう。次の作戦は読書だ、
読書すれば眠たくなるのが常なのに眠れないからいつまでもいつまでも読んでいると、彼が起きてきた。嘘だろ、3時よ。起きてどうする。しかも彼まで目がぱっちりあいてしまってテンションがあがって寝落ちしたゲームを再開した。夜中3時、真っ暗闇の座敷に煌々と光る。これではブルーライトが2倍だ。面白くなってしまって、ずっと笑っていた。横たわる身体を起こすでもなく就寝にとりかかるでもなくわたしたちはとりとめもなく過ごしている。今この瞬間をとても気に入って、文章にしている次第である。



とおもったら寝ていた。すてきなはなしだからいまさらこっそりあげておく。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?