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10/28 かっこいい大人の創る町

旅をすると、必ず起こるこの感覚は、なんといえばいいのだろう

眺める町から暮らす町になった瞬間に湧き上がる力

喜びや感動に近い、涙が出るほど嬉しい心地

あつくなって、どこまでもいける気がするのです





起きてすぐ、川のせせらぎを眺めました

ここもすっかり自分の家になり、毎日ただいまといってきますと声をかけています

身体が喜ぶ空気 音

ここ栗原は、紅葉がちょうどピークの季節です





今日は朝から畑へ

地域おこし協力隊の筒井さんの持っている畑のお手伝いに行きました


農業も旅でずいぶんと慣れたけれど、東北だと時期のサイクルがまたひと味違って面白い

タマネギの苗を畝一列いっぱいに植える作業は、ずっとやると腰が痛い!

それでも美味しい空気の中、おしゃべりしながらする農業はやっぱり楽しいです

みんなで協力して終了~




後は里芋、赤カブ、残ったピーマンやまだ小さめの白菜などを収穫させてもらい、たくさん持たせてもらいました

今日の夜はけいさん(担当の役員さん)の誕生日会

夜ご飯作りによりいっそう精が出せそうで、るんるんです


お昼は花山(いま暮らしている地区)の道の駅で、そばだんご定食を食べました

昨日の夜も食べたそばだんご

このあたりではそばがきといって、醤油煮や、あげだんごや、汁物など、いろんな食べ方がされる名物

そば粉も採れる場所だからね

あと、しんこもち!これも名物でとっても美味しい

栗原はこれまでの旅でトップクラスで、美味しいものしかない町です

野菜やお米やお酒も、栗駒山の恵みを受けているんだね




午後は、おやすみ

けいさんが、秘湯の温泉へ連れて行ってくれました

車で山道を登り、一生美しい紅葉に目を奪われること30分


降りて10分ほど歩いた先に、温泉はあります

この道がまあすごくて

人生で見た紅葉で一番です、間違いありません


紅葉は昔から大好きで、京都の紅葉もたくさん見に行きましたが、栗原の紅葉はまた違って

山全体が、あますことなく色とりどりに色づきます

美しいの一言では足りません

流れる川、温泉のにおいのする土と落ち葉、木のトンネル

身を包んでくれる自然を追いかけるのに目を奪われ、気づいた頃にはサンダルがドブに埋まってくさくなりました。泣



着いた温泉は湯浜旅館という温泉旅館

日帰り温泉もやっています

電波どころか、電気も来ない場所で、冬は積雪で道路ごと封鎖だそう

さすが秘境です

温泉は純温泉で小さなお風呂だけどとてもいいお湯でした


帰ってからはみんなで調理

なぜか料理長や旅する料理人というあだ名が付いています、違います。

芋煮を作ってくれている横で、ピーマンのバター醤油炒めやアボガドユッケ、そしてサプライズのバナナケーキを作ります


仙台味噌や地元の美味しい厚揚げに今日の取れたて野菜

ビールを飲みながら、楽しく料理してごちそうができました

みんな美味しい美味しいと食べてくれて嬉しいです


ご飯が終わるとろうそくを灯し、電気が消える

だいさんの粋なプレゼントで、サプライズは一気に盛り上がりました

けいさんはとても嬉しそうに「娘たちありがとう~!!!」と叫んでいました笑

2人は市役所の職員さんです

第一印象はその肩書きに引っ張られ、「大人」なんだろうなと思っていたのに

「僕たちの方がおてつたびでみんなに出会えることにはまってるんだよね」

とにこにこして、一緒にお酒を飲んでくれます

ここに来て暮らしてくれていることがなによりのお手伝いだから、と、与えるものの何倍ものおもてなしで、栗原を存分に楽しませてくれます



住みたい田舎ランキング東北一位の栗原

大地の恵み、美味しいもの、美しすぎる自然

もちろんそれもだけれどその何よりの魅力は、「人」にあると、思います

素敵な人に溢れた町は見てきた

その中でも面白いのは、そんな素敵な人たちが役所にいて、町を動かしているということ

行政、というお堅いイメージの(実際上はそうかもなのだけど)役職でもこんなにフランクに、

上の人と上手くやりくりして地域のために本気で動いてる

それはきっと町の人に伝わるのか、地域の人たちにも親しまれているようです

そんな人たちが動かす地域

だから本当に、たくさんの人のふるさとになりうるのだと思います





面白いことを実現するまでのスピードが、すごく早い

だから本当に、私たちもこの地域の役に立ちたい

だいすきだから。そして、私たちでよりよくできる可能性が、とても現実的だから。

そうやってたくさんの人のふるさとになりうるのだと思います







かっこいい大人たちに出会えてよかった
大好きだなぁ


そんな栗原生活も折り返しです


明日はなんと4時起き!
何をするかはお楽しみに。


おやすみね、また、明日。










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