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3月議会まとめ・一般質問など要点を解説❗️

3月議会のまとめ記事を書いていなかったので、私の一般質問含め、一気にたくさん書かせていただきます!それぞれ端的な概要説明です。

野場はなよ(華世)の議会動画はこちら。ご視聴よろしくお願いします。安城市議会 議会中継 - 検索結果 (discussvision.net)


一般質問① 第9次安城市総合計画案について

安城市では、2024年4月からの8年間の最上位計画となる第9次安城市総合計画を、昨年度策定してきました。原案が出来上がると、市民の意見を聞くパブリックコメント期間が設けられ、安城市には他市に比類ない好事例となる400件超のパブリックコメントが集まりました。実に、前回実施の約10倍に上ります。しかし、そのパブリックコメントが、真摯に計画に反映されたといえるのか、疑問に思う点がいくつか見受けられましたので、一般質問いたしました。(詳細は別途ブログを読んでもらいたいです!)

一般質問② アレルギー対応給食について

安城市では卵・乳のアレルギー対応給食を実施しています。しかし、調べてみると、アレルギー対応給食を享受できているのは市内小中学生のうちたった37人(令和5年度実績)。市内には、卵・乳アレルギー保持者が800名以上も存在するのに、対象者がとても厳しく制限されていました。対象者の制限緩和について一般質問を行い改善を求めました。

・小麦アレルギー児へ 米粉活用で配慮を

小麦アレルギー児童数は、卵・乳に比べると10分の一程度と人数は少ないです。しかし、小麦は一か月のうち約半数の給食に登場します。小麦アレルギーを持つ児童の親御さんは月の半分はお弁当を作る生活です。月に一日でもお弁当を作らなくていい日を増やしてあげてほしいことを、根拠をもとに要求しました。

一般質問③ 育休退園の解消について

育休退園とは、保育園を第一子が退園させられることを言います。現在日本では国の制度で3歳児からは保護者の就労の有無に関係なく、希望すれば保育の対象となっています。しかし2歳児までは、親の就労の有無で保育園が預かってくれるかどうかの線引きがあります。

安城市では第1子が2歳児のうちに第2子が生まれた場合、産後2か月までに社会復帰しなければ第1子が保育園を退園しなければいけません。これが、育休退園です!!!(※第2子が生まれた場合の第一子の扱いは、自治体によって変わります。市の独自制度での救済が可能な、非常に議論の余地のある話題が育休退園です。そして、安城市の産後2か月というのは、国が保証する産前産後の期間であり、市としては何の猶予もない最低の期限なのです。)

この問題を解消すべく、解決策の提案2つを一般質問で行いました。

議決案件① 三河安城駅前アリーナ建設が可決

安城市の新幹線停留駅、三河安城駅前にバスケットボールチームのシーフォース三河の本拠地となるバスケットボールコート「アリーナ」を建設するか否かについての議決がありました。
(※シーフォース三河は株式会社アイシンが所有するバスケットボールチームです。)

なぜ一企業がアリーナ建設をするだけなのに議決案件なのか。
それは全国初の事例となる、「民地に立つ公共施設」となる付帯付き寄付事例であるからです。つまり、株式会社アイシンから、アリーナを建設した場合、安城市に寄付するので公共施設扱いにしてほしいとの要望がありました。しかし、アリーナが建つ土地はアイシンが所有したままで、安城市に土地は売ってもらえません。その結果、法律では「公共施設の建つ土地に税金は課さない」という決まりがありますので、この要望を安城市が受けることは、年間億を超える固定資産税と都市計画税が、アリーナが存続する限り安城市に入らないことになります。もちろん企業からの固定資産税や都市計画税は市の単独財源となり、安城市民の公共サービスにダイレクトに影響する財源でもあります。

昨年度安城市が抱えた審議案件の中で、最も大きかった重要案件といえます。議員として、この半年間、どのような話し合いを重ねて審議し、議決に至ったのかを整理します。

議決案件② 秋葉公園のガリバー遊具撤去

今年度予算案に計上された当初予算736億9000万円の中に、秋葉公園のガリバー撤去費用600万円も盛り込まれていました。
安城市の目玉遊具、47年前に設置されて以来市民に愛されてきました。とても歴史があり、県外からも観光客が来るほどのインパクトのある遊具です。

しかしこの案件は、個別審議ができません。正直、議員になって分かったことですが、当初予算の中に盛り込まれてしまった場合、さほど金額は大きくないが実は審議が不十分で重要であるような案件は否決が難しく、議会の監視の目の抜け穴的事象であることがわかりました!!!!!!

かなり歯がゆい案件です。
安城市の担当課が昨年度に秋葉公園のガリバー遊具を調べた結果、構造がわかる図面がないことから補修業者が見つからず、危険な遊具と判断。(全国に同様のガリバーが北海道にもありましたが、そちらはすでに撤去されていました)危険なものは撤去するという流れでの撤去費用計上であり、市役所内での決定事項としてこうして予算計上されて来るのです。このようなものはよほどかデモを起こしたり民意を喚起しない限り覆すことはできないでしょう。

そもそも、この費用のために当初予算を否決すると、4月からの736億円の市内事業のすべてがストップしかねないという仕組みです。私がまだ不勉強ですが、このような個別案件を理由に当初予算を否決することができるのかに関しては、他市の事例などを研究する必要があると思いました。安城市では過去に事例はありません。どなたか詳しい方は私に連絡くだされば幸いです!

ガリバー遊具撤去に関して私が審議した内容や、これまでのガリバーの歴史、今後の撤去までの流れについて解説します。

健康福祉委員会① 子育て支援策の拡充

・育児疲れの母親を救うために里親制度を活用

これはうれしいです!実は昨年7月から担当課長に提案してきた政策を、安城市が前に進めてくださいました!!!

制度の概要としては、安城市ではこれまで、祖父母が近くにいない、片親で育児をしている、祖父母が病気で育児を手伝ってくれる人がいない、などの負担の大きい育児をしている家庭を救済する制度が充実していませんでした。例えばそのような家庭では、親が病気になったり、極度の育児疲れで家事ができないほどの状況となっていても、だれにも子供を宿泊で預けることができなかったのです。(安城市で預け先となっていたのは、児童養護施設のみです)。これでは気軽に子供を預けられる環境とは言えず、制度の見直しを提案してきました。

私は2年前まで東京都新宿区で5年間育児をしてきましたが、新宿区では「協力家庭」という制度があり、ファミリーサポートのように近所に協力家庭さんを新宿区が見つけてくれます。(もちろんサポートが必要な家庭の審査はあります)。そしてその協力家庭さんの家に、育児疲れや、精神ケア、親の病気時などには宿泊させてくれるという制度があります。それを、安城市でも制度化するための第一歩となる事業が開始しました!!!

※ヤングケアラー対策としても活用される方針です。

・子育てサークルに補助金(社会福祉協議会)

町内会の衰退が全国でも問題視されています。
そんな町内会を支えるために、子育てサークルに対しての補助金を社会福祉協議会が新設してくださいました。これまで市が出していた補助金との併用が可能とのことで、充実した子育てサークルが安城市でさらに立ち上がることが期待されます!


各項目ごとに詳細なブログを今後書く予定にしています。
興味を持ってくださった分野はぜひほかのブログも読んでほしいです!

みんなで安城市への理解をふかめ、
よりよいまちづくりをしていきたいと思っています◎
ありがとうございます。

野場はなよ🌻

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