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新潟県にもハンドボールっていうスポーツがあるらしい。という話

プロローグ

今年の“ハンドボール”“世界選手権”、2020東京オリンピック前ということもあるし、ダグル・ジャパンが世界でどんなハンドボールするのかということもあって、かなり個人的関心度が高かった。

この“世界選手権”デンマークで開催されていたけど、ものすごい数の人間が歓声を上げているスポーツとしてのハンドボールがそこにはあった。一方で、新潟県で興味持ってる人どれだけいるの?

新潟県のハンドボールってすごく認知度が低くて、よくソフトボールと間違われる。。。

その認知度をもっともっと高めたいなーと思って、新潟県で活動しようとしてる。そんな話をしようと思う。


新潟県はバスケ?サッカー?野球?

新潟県の“バスケ”は強豪校と呼ばれる高校がいくつかあって、帝京長岡はウインターカップベスト4だし、同じく“サッカー”も帝京長岡がベスト8。“野球”なんかも中越高校とか日本文理とか、割と甲子園でも最近は勝ち上がる。

これらのスポーツって新潟県だけではなくて、全国的にもかなり認知度が高い。メジャースポーツ!テレビでも簡単に見れるし、いかんせんプロリーグがあるから「あの選手カッコいいよね!」とか、スポーツ全然興味なさそうな女子が隣で焼肉食べながら喋ってたりもする笑

そういう関心もあるから、かなり認知度や普及度は高くて、もちろんそれに伴って競技者人口も多い。

けど、“ハンドボール”ってそこがなかなか。今、インターネットでハンドボールの情報とか、当たり前に入手できちゃう時代だから、興味ある人はそうやって情報収集したり、試合があっても観れる。また、そういう情報を共有できるSNS上のコミュニティもあるから、ハンドボール好きにはたまらないし、困らない。

そこで話題になっていたりして、目を引くのが今後の日本ハンドボールについて。

それぞれハンドボールについての知識を持った方々が、いろいろな視点から議論していて、非常に興味深く、「そうなったらいいなー」とハンドボールファンとしては切望することばかり。例えば、川淵さんの日本協会招聘とかね!

でも、これは日本全体の話。
この中でも、特に遅れを取っているのが新潟県ハンドボールだと思う。自慢じゃないけど、全国で一番!笑

遅れを取っているし、遅れを取っているだけならまだしも情報弱者であったりもする。

少しずつ良くなってきている部分はあるんだろうけど、
何が良くなってきたの?と具体的に数値化できないこともまた問題。。。

普及が先か、強化が先か。

これもよく議論されるところだと思う。

これについて、ハンドボールについて多くの見識を持っていて、noteに書かれている坂さんがこんなことを言っていた。

ハンドボールは認知はされているけど、人気がないんですよね。

確かに!とも納得させられながらも、これは日本全体で見たときだ!とも思った。

要するに、新潟県ではどうかと言うと・・・

認知すらされていないから、人気など出るわけもない。

ということに尽きる。

よく、新潟県で口々に言われ、耳にする言葉が、「普及!とにかく普及!」ということ。もちろん“普及”は大きな課題だし、ここの部分は何としても高めたい!

でも最近思うことは、

普及度って何を尺度に測るの?

ということ。競技者人口なのか、それとも強豪校が1つポツンと出来て全国で活躍して有名になることなのか、何を達成したときに「普及度が高まった!」と実感するの?ということ。

認知度を高めることが先決だ!

というのが自分の新潟県での結論。

じゃあ認知度を高めるために、何をすればいいかって考えると、結構いろんなアイデアが見えてきたりして、例えば音楽フェスやってるところの横でハンドボールしておけばいいのかもしれないし、夏に海水浴に来た人の近くでハンドボールしておけばいいのかもしれないし、それこそ何でもありだから、とりあえず最初は「何だ?あのスポーツは?」と思わせることができればいいと思ってる。

その中から1人でも興味を持ってくれればいいし、それを続けていくことで2人になり3人になり、5人10人100人とジャンジャン数珠つなぎに認知されるかもしれない。

そもそも普及という言葉だけでは曖昧で、それならばまずは認知してもらおう。これも曖昧なんだけど要は、

新潟県にもハンドボールというスポーツがあるらしい。

そう言ってくれる人がもっともっと増えればいいと思う!

さっきのバスケとかサッカーとか野球って、認知度が高くて、競技者人口が多いという前提があるけど、逆にハンドボールにはその前提がない!ということが大きなチャンスにもなると思う。

バスケやサッカー、野球では全国大会に行くことが難しいけど、ハンドボールを新潟県でやれば競争率はそこまで高くない。「全国大会行ってみたい!!」も十分な動機。

「全国大会に出れば内申点上がるかもしれない!!」これも十分な動機。本気でハンドボール激戦区で全国目指して戦っている生徒は快く思わないかもしれないけど、それだって十分みんなと同じくらいの“本気”になる要素の1つだったりする。

実際、今指導している高校生のほとんどがハンドボールなんて知らないで入部してくるし、理由を聞くと「全国行けば内申点上がるから!」って平気な顔で言う笑

それこそ動機なんて何でもいいのかなと。

まずはやってみたら意外と面白いよ?って。そんな風にして認知されていくのもいいと思う。


好き好きはWINWIN

ハンドボールプレーヤーの銘苅さんは、ハンドボールプレーヤーとしてだけでなく、いろいろな仕掛けをして、ハンドボールを知ってもらおうと活動活躍されている。その他のハンドボール選手もいろいろな活動して、何とかハンドボールを知ってもらおうとしている。広めようとしている。彼らの共通点は、“ハンドボールが好き”ということ。

ハンドボールが好きな人間は、ハンドボールが本気で好きな人間からしか生まれない!

だから、自分はハンドボール選手としてなんて全然だし、指導者としてもまだまだ未熟者だけど、ハンドボールが本気で好きだからその想いで動いてみることにする。

もうすぐ平成が終わる。平成生まれの自分としては、何か不思議な気分。  そんな中、この前テレビでサッカーの“Jリーグ”立ち上げ人である川淵さんが、

平成なくして日本サッカー界の発展進歩は語れない

と言っていた。今の50代とか60代とかに聞くと、「確かに自分が若い頃なんてサッカーなんて全然だったもんなぁ」って言う。
平成にJリーグが発足し、それを機に日本サッカーは大きな進歩を遂げたってことが認知され、サッカーをあまり知らなかった世代にまですでにルールまで認知されているってのは、本当にすごいことだと思う。

新元号時代には、“日本ハンドボール”の進歩発展が遂げられるよう切に願うと同時に、そのためにも今からすぐに“新潟ハンドボール”を進歩発展させなければと思う!

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