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今までの金融サービスにとらわれたくない! | paild(ペイルド)誕生秘話−前編

こんにちは!paildセールスチームの濱田です。

前回は、この秋のリリース予定の法人向けウォレットサービス「paild(ペイルド)」の概要と、このサービスで私たちが解決していきたい課題についてお話させていただきました。

今回は前編後編に分けて、

・paildが提供したい価値
・どのような思いで日々事業・プロダクト開発を進めているか
・このサービスで大切にしているセキュリティやコンプライアンスの話
・paildを開発し始める前の失敗した事業の話

などについて、弊社CEOの柳と、CTOの森から語ってもらいます!

まず前編は、2人の自己紹介と、paildが皆様に提供していきたい価値についてです!

(写真:株式会社Handii 代表取締役兼CEO 柳志明)

柳)いやぁ〜、緊張するなぁ。

森)こんなちゃんとした感じでやるの?

(写真:株式会社Handii 取締役CTO 森雄祐)

そうですよ。写真撮影あるっていったのに短パンの人がいますが、気にせずに先に進みましょう。

まずは、簡単な自己紹介をお願いします!

柳)はい。僕はもともと理系なんですが、大学院を出た後、外資系金融機関の投資銀行部門で6年間働いていました。趣味は、ええと...ダーツです。

ーーほう、ダーツ。強いんですか?

柳)実は、あんまり、強くないんですよね...。でも僕の場合、コミュニティを好きになるとどんどん繋がりが深くなっていくタイプなので、ダーツもそんな感じです。集まって一緒にやっている人たちとか、会社で接する仲間とは違った発想をもったメンバーが集まってくる感じとか、そういうのが好きなんですよね。毎週リーグ戦に出場したりしてますよ!

ーーなるほど。柳さんは人見知りしないんですよね。では、森さんも自己紹介をお願いします。

森)僕も、柳と同じで大学院を出ていまして、数学で修士号をとっています。新卒で銀行のクオンツという職についたのですが、そこでエンジニアリングに出会いました。クオンツというのは専門職で、僕も数学を修士までやっていたわけですが、博士号をとっている人がほとんどみたいな職場だったんです。そこではその差はかなり大きくて、僕としては何かクロススキルを持たなきゃという思いもありました。で、エンジニアリングを始めたら、適性があったというか。なので現在はHandiiのCTO(最高技術責任者)をやっています。

ーー二人はもともと知り合いだったんですか?

柳&森)恋人みたいなもんです。

ーーえ?

森)いや、うそです。中学、高校と同じだったんですよ。

柳)もともと仲はよかったよね。

森)それこそ大学時代もよく会うような友だちでしたし、その中で「将来は一緒に会社やったりするかも」みたいな話もしていました。

柳)就職してからも会社が近かったので、週一くらいで会ってたよね。

ーー思っていたより仲良しだった...。



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paildは企業活動になくてはならないものにしたいし、企業活動を大きく変えていくサービス

ーーではさっそくなのですが、paildというサービスの紹介と、このサービスで目指していることを教えてもらえますか。

1.企業の生産性を上げる

柳)第一に、paildは企業活動の生産性を、ぐっと向上させることのできるシステムです。

森)paildは何枚でも手間なく法人カードを発行できますから、社員の立替経費をなくすことができます。企業の決済を簡単にし、それによって経営者も社員も、本来の事業活動に注力することができるわけです。

柳)私は会社を立ち上げてから初めてバックオフィス業務をしたのですが、あまりに煩雑で、手作業が多いことに驚きました。

ーーというと?

柳)社員も経営者も、限られた時間で事業活動を進めなくてはならないのに、それを阻害する業務や作業、それにかかる時間が大きすぎるんじゃないか。その中でもいちばん大きいのは、現場の社員も巻き込むことになる、経費の支払いや立替経費精算です。

森)実際に前職でも、社員として出張の立替などが発生するたびに、経費精算の手間がかかること、普段の業務と違って慣れない作業や運用に戸惑って、余計に時間がかかったことなんかを思い出しました。

ーーなるほど、最近ではバックオフィスを省力化するためのSaaSがたくさん出てきていますよね。

柳)はい。経費精算や会計、労務などのSaaSは多く出てきて、便利になりましたよね。それは弊社でも活用していて、その便利さは大いに実感しています。けれど根本的な決済の部分でまだ課題が残っている。paildはこの課題を解決するサービスです。

2.決済データのあり方を変える

森)決済データの扱い方も変えると思います。

ーーデータですか?

森)はい、paildは決済情報を管理することができるサービスでもあります。決済情報を使う人が、正しくデータを取得できるようにという観点で開発を進めているんです。リリース後もそのように改善を進めていく予定です。

ーー使う人が正しくデータを取得できる...、とはどういうことですか?

森)ユーザーが、欲しい情報を、適切な粒度で手に入れることができる、という意味です。既にあるクレジットカードなども、明細情報などをオンラインで見ることはできますが、それだけでは不十分なんです。ユーザーは、従来のサービスとは異なる発想でデータのあり方を模索していると思います。paildは法人向けに特化していますし、企業においてどのような人が、どのようなデータを、どのような時に欲しいと思うかについて対応するべきだと考えています。

ーーどういったシーンで活用できるのですか?

森)たとえば、経理担当者が、法人カードのデータから支出先の上位3件を抽出してレポートしたい、と思ったとします。従来ならばこの担当者は、法人カードのオンライン明細の管理者(IDやパスワードを管理している担当者)にどういうデータがほしいと伝え、管理者はオンライン明細の画面からcsvファイルにダウンロードして、担当者に引き渡して...。そのようにしてやっとでてきたデータを、今度はエクセルで加工集計し、出来上がった表からミスなく転写して、ようやくレポートの完成です。こんな面倒なこと、週次でも嫌ですよね

ーーなるほど。

森)複雑な手続きや、本質的でないデータの加工や編集に担当者が煩わされるのはよくないことだと思っています。データを欲しい粒度で抽出できること、それも欲しい時にきちんと手に入ること。こういったことは今後、企業活動を円滑化する上でも、その上で適切な意思決定をしていくための新しい基盤となっていくと思うのですが、paildは決済データという観点でその一端を担うシステムになると思います。また、リリース後も、そのように観点でユーザーが望む改善を進めていく予定です。

3.今までの金融サービスにとらわれない使いやすさを実現する

柳)最後に、私たちが既存の金融サービスと全く違う点が、私たちがこのサービスを1から開発していることです。つまり、なんらかの既存のサービスをベースにしているのではなく、という意味なんですが。

森)そうですね、それは強みです。どこにそれが現れるかというと、ユーザビリティ=使う人のための使いやすさ、便利さを徹底的に追求して、そこから発想することができる点です。

柳)従来の金融のIT化や、ユーザーが使うためのオンラインの管理画面は非常に使いづらかった。それは既存のサービスありき、従来の金融のあり方ありきで発想されていたためです。

森)そのせいで、使い手である企業側が複雑な運用ルールを作ったり、担当者の手作業が増えたり、そもそもどこにどんな情報が書いてあるのかわからず、結局問い合わせてみなければならなかったりしていました。

ーーなるほど、この3点は、企業活動を大きく変えていきそうですね。


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さて、前編はここまで。後編では、

・どのような思いで日々事業・プロダクト開発を進めているか
・このサービスで大切にしているセキュリティやコンプライアンスの話
・paildを開発し始める前の失敗した事業の話

を深掘りしていきます。


[次回予告]

paildで実現したい、”使う人が間違えない”システムとは?

「セキュリティとコンプライアンス!そしてユーザーが「間違えない」システムを | paild(ペイルド)誕生秘話−後編」

後編を読む

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