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休みの日

昨日は仕事。
私は介護福祉士として、といっても、介護の現場でバリバリみんなと一緒に働いている。

ずっと前から様態が悪い利用者様がいた。

ずっと何日も点滴生活。

痰がらみもあって、無呼吸症候群もあってか、無呼吸になっている時もあって、見ててハラハラしていた。

その中、毎回、その方の入浴介助をさせてもらっていた。

もちろん、その日の状態によっては入れない日もある。

その人は「あーーー」というぐらいしか、話す事もできないが、毎日声かけをさせて頂いた。

「○○さーーん♡!おはようございますっ!元気ですか?今日はお風呂入れますよ♡!私入れるので、しっかり温まりましょうね^^♡身体スッキリしますよ〜!」

と言うと、

顔がうっすら、口元が笑ってくれる。

言葉は通じてる。
たとえ話せたり、目が見てなくても、ちゃんと聞こえてなくても。

だから、私は心から笑顔で声かけをさせてもらう。
声ひとつでも、心で話しているのか。笑顔で話しているのか、無表情で話しているのか、人からしたら分かるもの。

そんな一昨日、その方は突然亡くなられた。

毎週火曜日金曜日と入浴介助をさせてもらっていたけど、明日はもうできない。

亡くなられたのは、私が仕事から帰った後だった。
子育てと家事に追われてて、職場のグループLINEに気付かなかった。

気付いてたら、施設まで走って最後の姿を見れたのに・・・。

でも、また顔を見たら泣いてしまうから、そんな顔で他の利用者様と顔合わせできないから、よかったのかもしれない...。

ほんとに、人はいつ亡くなるか分からない。
この数日で、知り合い2人が交通事故で吹っ飛んだ……(  ˙-˙  )

2人とも奇跡的に無傷だったけど、そんな保証なんてない。

私もいつも事故の時は突然向こうから飛び出してくるパターンばかり。(横から突然こんにちは♡無理です。よけれません(笑))

それか、真っ暗な田んぼ道の中、車が停車していて、ギリギリになって車に気付き、その時にはブレーキが間に合わず衝突。(無理です。猫目じゃないので(笑))

知り合いも、初心者マークとか、交差点とかでの事故だったから、だいたい向こうからのが多い。

だから怖い。

自分が気をつけてても、事故は起きるし、いつ死ぬのかなんて分からない。

だからこそ、今を大切にしなきゃな、と思うけど、明日はくると思ってしまうのが私達。

そんな今日休みの日。
病院で、私と子ども達のアレルギーの薬をもらいに来てる。

その後は、買い物へ。
オーダー品の備品を買いに。
日常品の買い物も。

そんな普通の1日だけど、

ウクライナの人達は、そんな普通の事さえもできない状況なんだな。と。

戦場で苦しむ人達。

関係ない人達。

無駄に無くす命。

あってはならない事。

争いなんて、なくなればいいのにな。

(上の人だけで正々堂々じゃんけんで決めればいいのに・・。と思う私。自分達は無傷で関係ない住民の人達が泣いているのを見ていられない・・)

本当、

命を最後まで、
笑顔で全うできる人生を、
みんなに送ってほしい。

私も、亡くなった利用者様に、
亡くなる最後まで、
大丈夫だよ。私が、ずっと傍にいるよ。
と声をかけてあげたかったな。

誰でも。
最後、死ぬのは1人。
きっと怖い人。不安な人は沢山いる。

だからこそ、最後の1秒、一瞬まで、
その人に安心を届けたい。

私が介護福祉士になった理由はそこにある。

あれは中学生の時の話。

あの体験がなかったら、介護福祉士になんてならなかっただろうな。


それはまた、機会がある時に。

今日1日を無駄にしないように、充実した1日に。

自分のために、誰かのための1日に。


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