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極限。


なりふり構わず
髪ふり乱して

この愛以外は
何もなくなって
彼のところに辿り着く。

結局は、こういう
究極の状態になってしまうんじゃないかと
強く予感してる。

嫌だったけど。
怖かったけど。
避けられるなら避けたかったけど。


統合前は

自分の器が小さくて
足すこと、学ぶこと、身に付けたいことが
尽きなくて

今の自分が
こんなにちっぽけだから
統合が果たせないんだと
ずっと思ってた。


彼のハートチャクラが
どでかいことも

わたし達の身体の後ろに
これまたどでかいタンクがあって

両方空っぽなことも
氣がかりだった。


満たしたい。
満たされたい。
そのために動いてた。



今は、逆。
より強く、彼とひとつになっていくのには

常識が何ひとつ要らない。
今まで大切にしてきたあれこれも。


手放し、とか
浄化、なんていう
こちらの意思でやる
前向きなものじゃなくて

不可抗力。
不意に、ボロボロと
破壊されていくのだ。


望んでいないタイミングで
望んでいないものまで
削ぎ落とされていく。
剥がされていく。

痛い。
涙が出る。
やつれていく。



いよいよ、おかしくなったのかも。
だって、アタマが
全然役に立たないんだもん。

彼には、そんな姿を
晒すしかない。


残念。
あなたには
一番綺麗な、輝いたわたしで
会いに行きたかったのに。

周波数を上げて、
お氣に入りの服を着て。
「大丈夫だよ」って
にっこりと微笑んで。


そんな余裕は、まったくないかも知れない。

げっそりして
ボロボロになって
辛うじて
両足を踏みしめて

瞳だけ
力強く
あなたを見詰めている。

そして、わたしは
「飛び込んできて!」って
言うんだろう。


小さな身体ひとつで、
頼りないだろうけど

愛だけは
在るよ、と。

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