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Genome-wide association studies of human and rat BMI converge on synapse, epigenome, and hormone signaling networks

https://www.cell.com/cell-reports/fulltext/S2211-1247(23)00884-7

1. 本研究の学術的背景,研究課題の核心をなす学術的「問い」は?
- 本研究の問いは、異なる種(ヒトとネズミ)を対象とするゲノムワイド関連研究で同定された遺伝子が、どのように共通するネットワークに結びついているのかを調べ、その機能的転写機構について解明することです。

2. 本研究の目的及び学術的独自性と創造性は?
- 本研究は、ヒトとネズミそれぞれの全ゲノムからBMI(体重指数)に関連する遺伝子の共通点を検出することにより、異なる種間の解析結果の横断的な比較を行いました。結果からヒトとネズミのBMIに共通する神経経路やシナプスシグナル等が特定されました。

3. 本研究の着想に至った経緯や,関連する国内外の研究動向と本研究の位置づけは?
- 本研究は、異なる種を対象にした研究から、種間で共通する機能遺伝子ネットワークを発見した点に特徴があります。本研究は、他の研究と比べてより包括的な手法を用いていると言えます。

4. 本研究で何をどのように、どこまで明らかにした?
- 本研究では、異なる種(ヒト、ネズミ)に対して体重指数のゲノムワイド関連研究を行い、共通する神経経路やシナプスシグナル等が同定された。

5. 本研究の有効性はどのように検証した?
- 本研究では、異なる種に対する分析を比較し、同様のBMIに関連する神経経路やシナプスシグナル等が共通することを明らかにしました。特に、この調査が共通のBMI関連基因に焦点を当てた点が、今後の遺伝子解析において重要であるとされています。

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