ミーティングの話

ミーティングは病院主催のものに出ています。

地域のGAも一度行ってみたんだけど、職業柄ちょっと色々微妙なことがあったのでそれからは少し避けているので市外とかのにするか、オンラインのに参加するかってところから止まっています。

ミーティングももう少し時間が長いといいなって思うこともあるけど、内容的には満足しています。

時々、全員の自己紹介して終わってしまうこともあるし、ファシリで入るワーカーや看護師さんによっては内容が少し雑になったりすることも分かってきたから、時間配分とか見れないのかなとかも思いますが。

参加者は話聞いていると長くやめれている人もいるし、僕みたいにフラフラした感情や状況の人もいるし、やめれてない人もいる。

中には悲壮感漂わせている人もいるし、発達っぽいのか変なしゃべりしてファシリを困らせている人もいる。わりと明るく「借金何千万」とかさらっという人もいるし、とにかくふつーの人もいる。僕がこの中でどんな風に見られているのか分からないけど、少しづつ馴染んできたとは思うので最初よりは冷静に全体を見れているような気がします。

流れ的には自己紹介と近況とギャンブルの種目を話す感じです。

その後に近況とかの中からワードやトピックになりそうなものをピックアップして話をしていきます。

大体そんな感じです。

1時間なんですごくあっさり終わるのですがよかった点はいくつもあります。

ルールとして「守秘義務」、「匿名OK」、「否定しない」があるのでそのルールに乗っかるとやっぱり普段話せない事を話すことができます。

ギャンブル依存症の最大の症状は「嘘をつくこと」と「人間関係の崩壊」ですが、まず「嘘」をつくことがないです。別に知らない人ばっかりだし、周りみんなギャンブル依存症で何かしらあるので変な安心感で普段の生活の中では絶対にしゃべらないことを話せます。僕も債務整理のこととか借金いくら作ってしまったとか言ってます。

同じ境遇の人がいたりすると「やめれててすごいな」って純粋に思うし、前にも書いたけど「上には上の借金王」もいるから「なんか安心」みたいな複雑な気持ちも沸くし、「でも、ここにいる人たちみんなやめる為にここにきて、ここに来るまでにしんどい思いたくさんして、でも人生立て直そうとしてる」的な所謂、「初心に帰れる」ような思いになります。

僕は正直言って今は「借金したり、人に迷惑かけなきゃ少しくらい馬が見たい」ってまだ思ってるんでミーティングで色々な話聞くと一番最初に辛過ぎて自殺したいと思った気持ちを思い返すことができます。

あとはやっぱり家庭で全ての問題が解決した訳じゃないので「分かってもらえない思い」を共有したり、共感できたりすることがありがたいなって思います。

家族に迷惑かけてることは十分に承知の上だけども、それでも人間として言われたら嫌だって言葉や会話はあります。「全て自分が悪い」のはもちろんだけど、「ギャンブル依存症の辛さ」や「今置かれている状況の辛さ」なんかはやっぱり当事者にしか分からない部分というか。僕も妻にけっこうキツイこと言われたりするのは正直辛いです。言っている意味も分かるし、言わせてる自分が悪いのも分かるんだけど、それでも…とは思います。

だけども、そういう気持ちを肯定するのでなく、単にみんな同じなんだと思うくらいでよいのです。ギャンブル依存から抜け出す為の過程の中でも思いの共有というか。

結局、悪いのは「ここまでやった自分」なんだし。

まぁそんな感じですね。

また来週もミーティングです。


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