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悶々と葛藤、「おわら風の盆」の創作

今回は、「おわら風の盆」の版画がなかなかできないというお話です。
「おわら風の盆」で感じた魅力を作品でどう表現するか。1993年以降、絶えず思い続けていることである。姫路生涯学習大学で12年前にエッセイ、8年前に版画、6年前に日本画の授業(2年コース)を受けた。これらの経験を基に創作活動を行っている。
 前回投稿の版画は何とか作品化にこぎつけたが、後が続かない。石畳や街並みが魅力の諏訪町の「おわら」を作品にしたいが構想がまとまらない。諏訪町の版画化にはいくつかの壁がある。大きくうねりながら丘陵を登っていく美しい石畳と町家、そこで繰り広げられる「おわら」。何をどう切り取って組み立てるか、浴衣の柄をどこまで表現するか、夜の街流しの感じをどう出すかなどである。
 今回、掲載しているのはエッセイの挿絵として描いたもので、諏訪町のイメージである。日本画的だが水彩である。時間的なこともあるが日本画にする根気がなかった。そろそろ、諏訪町の「おわら」を版画にするパッションを高揚しないといけないのだが。来年には間に合わせたいと思う。


おわら風の盆 諏訪町

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