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玲瓏ーKOJIKI<響①>

ひのもとは
あめつちかみひと
いのちのうみに
うかぶまほろば

 やっぱり、物事に順序がありますので、神様順番にでてこないとまずいかぁ・・・と人のような体をもった二人の神様・・・この辺りからがちょうど良いのかもしれません。(あ、私のレベル、理解的にです。)

その神さまの名は

イザナギノカミ 
妹 イザナミノカミ と言います。

この神々が
体をもって地上におりてきた最初の神になりました。
(アダムとイブだろーと、突っ込まないでくださいね。)
その前までの神様は
地上には降りてきていないのです。
天の神々の使命を受けて
天下ります夫婦神です。

虹の架け橋を渡って、
天の浮き橋を通って地上世界に降り立ってきました
ところが、そこはいまだ泥のような世界。
形をもたない泥の海です。

その海の中に玉で飾った雨の沼矛を差し入れて
ぐるぐる ぐるぐる とかき混ぜました。
そこに 渦のように
なみのように 不思議な動きが模ようをなしていきます。

出典:m.maedaさん  鳴門の渦潮みたいなイメージです。


ぐるぐる ぐるぐる
まるさんかくしかく 

まるさんかくしかく
めくるめく形にみとれながら
矛をひきもどしたら


ぽたり ぽたり としずくが落ちました。
ぽたり、ぽたり・・・またしずくが落ちて
そのしずくが小さな島となりました。


二人はその島を淤能碁呂島(おのごろしま)と名付けました。
自らこりかたまってできた島といういみです。

淡路島自凝島神社

大鳥居です。神代の昔はここまで入江があったそうです。

淡路島自凝島神社にある、これが、天の浮き橋
天と地の間にかかる橋で、二神が海原をかき回す時にお立ちになられた橋と記されています。

八百萬神社

正殿をぐるっと回った後ろにある神社です。伊弉諾命・伊弉册命の御子神様が祀られています。

 さて、私がどうしてこの古事記に興味を持ったのかというと、昭和55年のNHK特集の「太陽の道ライン」から。

大和の三輪山のふもと、箸墓古墳を通る北緯34度32分の線上に、太陽崇拝に関係のある古墳、神社、寺が並ぶ。(二上山を越えて聖徳太子廟も)それは一体何を意味するのか。神島から淡路島まで約200Kを取材。淡路島の石上神社の謎の巨石、伊勢久留麻神社、伊勢斎宮跡など、また、この東西線を古代人がどうして引くことが出来たか?国土地理院の協力で推理し復元する。~

と、いうながーいタイトルからです。

 この「太陽の道ライン」をミステリー小説にされたのは内田康夫さん。「神苦楽島」です。こちらの本を読むと淡路島の違った魅力を感じられると思います。

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