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プログラミングができるってどういうことなんだろうか?

葬送のフリーレンの1期目を見ていて、人間と魔物は言葉を使うけど、その使い方が違うみたいな話をみていて、こういうのは現実でもあるよなあと思います。自分にとって実感がないものについての言葉は自然と軽くなりがちで、よくわからないものほど言葉の重さがなくなっていくのは、話していて感じる人もいるのではないでしょうか。

IT企業(中小)の面接を経験していると、面接官は全然現場のことをよく知らないで面接していたりするんですよね。人事の人とか、プログラミングをしたことのないような人から「あなたは経験が少ないですね」みたいなことを言われることもあり、正直このシステムはどうにかならないかなあと思います。経験は少ないけど、お前よりはできると思うんだけどなあ。まれに歴戦の勇士みたいな面接官がいて、その人からはちゃっかり色々なことを聞く事ができて嬉しいんだけれど。

もちろん、こちらも経験が少ないこともあるんだけど、そもそも面接において対話が成り立たないんですよね。どこかを境界線に見立てて、お互い押し引きをするのが面接の場所なのかもしれないんですが、対話が成立していないのに、強引に結論に持っていこうとするので、僕はこの会社は別にいいやと思って冷めてしまうんですよね。それで途中から軸を変えて、少しでも会社の状況、業界の状況を聞くようにして勉強しようと思ってます。

「プログラミング経験」というのも、バカの一つ覚えのように聞いてくる面接官がいてこまるというか、SES業界はどこもそんな感じで挙げ句「Spring Bootなんてわからない」なんて言われるんですけど、僕はあなたと仕事をするのは嫌だよ。はい、今現在所属している弊社の営業です。わからないのはいいけど、せめて調べてこないと話なんてできないよ。

つまり、愚痴っぽくなってしまいましたが、プログラミングなんてものは人によってイメージが変わるわけなんで、それをプログラミング経験なんて便利な言葉でくくってしまっているんだよな、それで大丈夫なのか?と思う。経験が必要なら、40年くらい経験している70歳くらいのベテランを入れればいいんだと思うんだけど、そうなったらそうなったで年齢が高いからダメとか言う辺り、うーん、めんどくさいと思う。

プログラミング経験という便利な言葉に振り回されている面接官を見ていると真面目に履歴書を作る側がアホらしいので、盛りに盛った履歴書を用意したほうがいい、そうなると自然とモラルハザードに業界全体が陥ってきて、嘘ついても現場に入れたらよし、現場に入ったらなるべく簡単な仕事をしよう、くらいならまだ可愛いもので、わけのわからないコードをコピペして最低限動く物を作ればいい、みたいになると金融系システムの不具合って何が原因か分かる気がするんですよね。人が人をきちんと査定できないと、そうなってしまうというか。

医療系は流石に独自資格を作ったりしていて、なんとか質を維持できているのかもしれないし、SIer系とかもまあ素人はなるべく入れないようにしているし、素人でも入れてしまうSES業界は闇なんだけど、そこはたしかにチャンスが有って、夢もあるかもしれないけれど、下手をすると精神疾患になり、精神障害者になるケースもあるだろう。それが悪いわけではないんだけど、多分障害年金ももらえるだろうしで。ただ本当に自己責任の闇がそこにはあるのがすごいと思う。中途半端な覚悟で行ってもいいのだろうか?

まあ未経験で、年齢が上がっていると就職が難しいのは仕方がないとしても、まずはプログラミングに対してのイメージを具体化することしか、改善策はないと思うんです。だから勇気を出してこれくらいのプログラミングができたらいいでしょうか?と「これくらいのプログラミング」のレベルをなるべく上げて、具体化することしかできないかなあと思うんですよね。でもそうなっても、相手の面接官が「プログラミング経験」しか眼中になかったら、流石にそれは難しいと思うんですよね。対話が成り立たないから、まあそうなったら適当なことを言っちゃうかなあ。

最後まで目を通していただいて、ありがとうございました。

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