shingon__アートボード_1_のコピー_6

絵でよむ十三仏真言。

法要の時に十三仏真言をちゃんと唱えられるようにしたいと思い(文字だけを見ても口が回らないので)、昨年の「絵般若」に続き、作ってみました。

1.不動明王、2.釈迦如来、3.文殊菩薩、4.普賢菩薩

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個人的には「かろしゃだ そわたや うんたらた〜かんまん」が好きです。水木しげるさんの『ゲゲゲの鬼太郎』の「さら小僧」の回で出てくる「ぺったらぺたらこぺったっこ」のリズムを思い出すような…

5.地蔵菩薩、6.弥勒菩薩、7.薬師如来、8.観音菩薩

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「おんかかかび さんまえい そわか」は、子供の頃に地蔵盆で「おっさん」(お坊さん)のもとで唱えていたので、すらすら読めます。

7.の「ころ」は、「子が6人=こ・ろ」、「だり」は「ダリの絵」にしてみました…念のため。

9.勢至菩薩、10.阿弥陀如来、11.阿閦如来、12.大日如来

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なんとなく、この4つは自分的に唱えやすいように感じます。「ん」が多いもの、「ん」で終わるものは声に出しやすいのかもしれない。「エレキバン」「ウルトラマン」「さんさんななびょうし」とか…

13.虚空蔵菩薩

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今まではお寺さんのお経を聞き入っていただけだったのが、先日父の四十九日法要の際に『仏前勤行次第』を開いて自分たちも般若心経の後に十三仏の御真言をそれぞれ三回ずつ唱えてみて、親しみを持っている般若心経に比べて読みづらかった(特に虚空蔵菩薩のあきゃしゃ きゃらばや など…)ので今回、大変失礼ながら自分にとってわかりやすい絵にすることで、次の百箇日法要の際には、前回より舌がもつれずに済むかな…と願っています。

前回「仏像」の絵を描いて、それぞれの仏菩薩が少しだけ身近になっていたので、今回十三仏のラインラップに早速親しみを覚えました。四十九日法要で十三仏真言を唱える際、お寺さんが薬師如来をフィーチャーされていたのは、その時のご担当の仏様だったからですね。

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追善供養に限らず、これらを唱えると口周りの筋力をほぐすこともできて、般若心経とともに唱えれば、ひととき雑事を忘れ、なんとなく心が整う気がします。

【2020.1追記】こちらの十三仏真言を含め、般若心経なども入った「仏前勤行次第」の内容を絵にして一冊にまとめたZINEを、一坪の店『ハニホ堂』にて発売中です。また、本にする際、お寺さんにチェックをしていただいて、不動明王=「のうまくさんまんだ〜」の次が「ばさら」になっているが「ばら」とするようご指摘を受け、訂正しています。絵心経でも訂正を加えています。

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最後に、過去にも載せた絵般若コンパクト版(こちらも上の本では若干訂正あり)です。右上からどうぞ。

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2018年の絵般若づくりの話はこちら。「絵般若。