HANIOKA

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「説明力」の死活問題

直近で感じたことをつらつらと。 タイトルの通りなんですが、「説明力」が死ぬ可能性があるなぁ、、と。 仕事柄、たまーにコード(とはいえSQLレベル)をたたくことが多くなってくると、マーケティング的な「説明力」って、かなり高確率でシステマチックになる可能性があるなぁと感じています。 例えば、a.b.c.dの施策のうち、効果が良かったのがdなので抽象化するとd'という特徴があるので、その特性を活かしてd"という施策うちましょ、みたいなケース。 人間の最大公約数的なラベリングの

    • 「副業時代」に考える正社員の権利

      副業解禁が何かと話題な2019年現在。 一般論は置いておいて、自分の周辺だと ・個人としての技能を高める ・収入源を増やす というのが割と多く見られる理由である。 副業が何かと話題なのでそのメリットについては既知なものとして、正社員である人々に与えられた権利について考えてみたい。 まず、これは自分が今スタートアップ企業にいるため、その環境が前提になる。 固定収入がもらえるとか、保険を会社が払ってくれるとかまぁそういうことはあるんだけれども、自分は最大の正社員の権利は

      • 「アパレル店舗を救う」というエゴ

        タイトルの通りのことをふと考えた。 セレクトショップのショップスタッフをしていて、コントロールできない来客、期待値の擦り合わない接客の難しさを実際に肌で感じて、なんとかしたい、と考えたのが大学2年生の春。 しかし、ただの大学生だった自分になんとかできるはずもなく、ショップスタッフを辞めてなんとなく過ごしていたが、就職活動の中でその想いが再燃。 自分は表現者にはなれないと思ったから、その表現者(ここでいうとブランド、とかセレクトショップ)をサポートする分野で一番になろ

        • IT業界からアパレル業界に来て感じた「展示会」についてのこと。

          インターネットメディア業界からアパレル業界(まぁ正確にはアパレル業界により近いIT業界だが)に移って、早くも半年が過ぎた。 インターネットメディア業界にいた時もファッション業界と接点がなかったわけではない。大きく変わったのは、コミュニケーションをとるのが年商が数千億程度ある大手アパレル企業だけではなくなったことである。様々なアパレル企業と話すことで、改めてデジタルマーケティングの本質について考えさせられた。 それは、 A:「どこで」B:「誰に」C:「何を」伝えるか を

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          3本

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          デジタル時代における「雑誌編集者」の価値

          デジタルメディア(いわゆるWEBメディア)の興隆により、「紙雑誌は死んだ」などと嘆かれ始めて久しい。その流れで、「紙雑誌の編集者」の人々のキャリアも危ないと一部では考えられている。 紙雑誌よりもデジタルメディアの方が閲覧されるのだから、必然的に紙雑誌に関する仕事が減っていく、というのは理解ができる。一方で、「紙雑誌の編集者」の人々の価値自体はまだ正しく認識されているとは言い難い。それは紙雑誌の編集者の人々が(そしてそれ以外の人々も)、自身の価値についての考えがあまりに近視眼

          デジタル時代における「雑誌編集者」の価値