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もとジャズ研おじさんのつぶやき

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譜面とかが出てこない記事だけ抜粋しています。 「セッションの歩き方」「アドリブのいろんな考え方やコツ」「練習法」「アマチュアジャズマンとしていろいろ考えたこと」などをつぶやいてい… もっと読む
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#セッション

セッションにおける酒の効用

セッションで飲酒は是か非か。 お店のジャムセッションで演奏者の飲酒はどうなの? 時々話題になります。 結論言っちゃえば「好きにすれば?」と思う。 自動車と違って、演奏中の飲酒を禁止する法律などありませんし。 アルコールの効用アルコールは意識や感覚に影響を及ぼすのは事実です。 アルコール(エタノール)は中枢神経系の抑制剤として機能し、特定の量を摂取すると、感情、思考、行動、認知に変化が起こります。 運動や感覚に影響します。楽器のコントロールには繊細な協調が必要なので、ア

譜面をみないこと(1)

ええと、今回の記事はジャズ研換算でいうと、1年生向けではないです。 2年もまだ早いかも。3-4年向けかなあ。 黒本の功罪2023年日本で行われるセッションでは納浩一さんの「Jazz Standard Bible」がほぼスタンダードなテキストとして使用されています。 これには功罪あります。 いいこと メリットは楽曲のコード進行が概ね全国統一されたこと。 黒本以前は「青本 =Jazz Standard Handbook」がデファクトスタンダード。しかしこの本は理論的な整

段階別セッションの目標

以前「ジャズ研換算」を書きました。 学年別のジャムセッションにおける目標はなんでしょうか? いきなり結論ですみません。説明させてください。 セッション初心者=ジャズ研1年「ジャムセッション行ってみようかなー…でも怖いなー」という感じの初心者。最初はみんな怖い。 物怖じする場合は、まずは楽器持たずに下見にいくという最終手段もあります。 初心者の方へ。注意点。 まずできる曲を1曲か2曲決めましょう。定番の曲がよろしい(先輩に聞いてください) 最低限必要なのはテーマが吹

セッションに行く時に(選曲)

どんな曲だってええがな。 とおじさんになった今の僕は思う。結局、どこのセッションも本質的には変わらない。とはいえ、店によって多少個性はありますが、とりあえず一般論。 基本ブルース 循環(リズムチェンジ) は、ジャズというジャンルならモダンであれコンテンポラリーであれ共通認識の形式。そこはおさえておきましょう。 あとはセッションでよくやりそうな曲を。 色々あるけど、この辺りの資料をご覧ください(人任せ) 「初心者なんですサーセン」という態度であれば、前述の曲なら、持って

出張先でセッションに参加するために(1)

わたしは旅セッション、出張先の旅先で、ジャムセッションによく参加しています。ジャズ版「釣りバカ日誌」のように、出張に趣味をからめちゃう。 今日はその時のTIPS。 例えば就職活動で上京する、反対に東京大阪の方が地方のセッションに参加するなどいろいろなパターンはあると思います。 楽器を携行しオフタイムにその土地のセッションに参加する。 なかなかはっちゃけてていいですよね! 楽器を(目的地まで)持っていくトロンボーンはまあまあかさばる。 楽器を目的地に携行することがはばから

出張先でセッションに参加するために(2)

第一回は「楽器をどうやって運ぶか」という話でした。 第二回。持ち物編です。何をもっていくか。 今回は楽器の特異性が非常に際立つので、トロンボーン限定の話かなー。 セッションにもっていくものあくまで私の場合です。 スタンド 関連物品(メンテナンス道具など) つば落とし スタンダードブック 名刺など 手土産 スタンド トロンボーンは皆さん周知の通り、吹いていない時に場所をとる楽器です。 あと、置き方。正調が実はわからない。 (僕はスライドにあかんのちゃうの?と