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田村ゆかり LOVE ♡ LIVE 2023 *with me?*俺の家追加公演レポ(笑)

 ごぶさたでした。やっぱり長文はなかなかやる気スイッチがONにならないね… ってそれはさておき。
 3月27日、「田村ゆかり LOVE ♡ LIVE 2023 *with me?*」のディスクが発売されました。過去最多28公演のロングツアー、その千秋楽がついにお茶の間で楽しめる映像になったのです。わたしもお料理とお酒をたずさえてさあ拝見!って思うところまでは正しかった(?)のですが、どういうわけか手元にペンライトとメモを用意してしまいました。まあどう考えても落ちついて視聴する環境にはみえないんですけど、29公演めっていう認識をしてるので仕方ないです。ハッピも着ればよかったかな。

 で、ディスクをセットしてトップのメニュー画面で「うらはら兎」のオルゴールを聴きながら写真撮ったりして、こいつを再生。

 そうやってもたもたしていたら、うちのプレイヤーってばメニュー画面のまま放置してると勝手に再生はじめるんですよね?それも上の曲が終わったタイミングで。そこ見計らう?キミわかってるすぎない??
 そしてはじまる「Fanfare」。何度も実物を見たし、なんならディスクに収録された千秋楽もその場にいたのに、それでもゾクゾクするっていうか。気がつけば背筋をのばして正座して手をたたいていました。

 mcがはじまると、あの会場おおきかったはずなのに「あれ?意外と会場小さいな?」って感じました。そんなことはないんです。8000人も入るのですから。
 それでもあのトークがはじまったとたんに、ゆかりさんとの距離が急に縮まったような気持ちになったのです。あのおしゃべりにはそういう力があるんだよねえ… 映像だと頭ではわかってるので自動的に一歩ひいた視点で視聴をはじめたものが、トークがはじまったとたんに引きよせられていったような感じです。

 あの日、見えなかった・気づけなかった・忘れてたこともたくさん知ることができました。
 たとえばアコースティックがはじまるとき、よしおさんの顔を見たときのエンゼルの表情。あれはよいものだった…(詠嘆)
 あるいは「幽玄サクリファイス」のゆかりさんが、お水だと思って口をあけたらマイクだったときの表情。2’50”くらいから。

 遠距離恋愛席からでは双眼鏡でも詳しくわからない曲中の表情もしっかり収録してくれました。「mon chéri」を見ていて「俳優としての田村ゆかりを見てみたい」とさえ感じました。声優としてのお芝居はご存じのとおりですが、演じているのは声だけじゃないんですよね。表情や手ぶりまでmon chériなのです。

 そしてわたしは例によって「忘れな月」で落涙… 何十回聴いてもブレスの震えに耳をそばだてて固唾をのんで、ゆかりさんより先に涙をこぼしてしまう。慣れることはないのかもしれません。
 そのいっぽうで、これを歌うゆかりさんは毎回感情を乗せていて、それは演じているの?歌のヒロインになりきっているの?演じるとはどういうこと?自分の感情とはどういうもの?あなたはいま誰なの? …と、むずかしいことも考えてしまうのでした。これを考えるといつも「俳優の俳は『人に非ず』と書くんだよ」って教えてくれた、芝居やってた友だちのことを思い出します。

 *Twilight ♡ Chandelier*以来4年ぶりのコールありツアーでしたから、わたしたちの声をしっかり収録してくださったのもうれしいポイントでした。
 今回ヘッドホンをして視聴していたら、ななめ後ろからよく通る声が聞こえたりするんですよね。臨場感ありましたね。「Everlasting Voice」もゆかりさんが手をくいくいってあおると声量がアップ。わたしは「ブルジェオンの薔薇」大好き侍なのですが、あの声量には斬られましたね。
 もちろんクラップも健在でした。アコースティックの手拍子、実は好きなんですよ。「手は口ほどにものを言う」のです。コロナも少しはいいことしたね。そこにコールがもどってきて、合わせ技も使えるようになりました。「おっおおっおっ」って声をあげて手をたたくのはアシカか王国民のどっちかですよね…

 全体的に思ったことは、どっちかっていうと玄人向きの作品かな…ってこと。おもに王国民が買うのでしょうから、王国民がよろこぶ編集で、ゆかりさんご自身の記念品としての作品になっていればそれがいちばんのように思われました。
 というのは、思ったよりも客席が映ってないと感じたんですよね。わたしたちにはあまり必要ない部分ですからね。でも要所はしっかり押さえててくれていますよ? そして、そのかわりっていうのも変ですけどコールはしっかり音量充分に入れてくださっていました。それから終盤、とくにダブルアンコールの「La La Love call」ではスタッフさんたちをしっかりと映してくださいましたね。大団円ってこういうのをいうんだよね。きっちり映像化してくださってほんとうにありがとうございます。
 そして何よりゆかりさんのお姿。表情。いままであまり見たことのない角度からの映像もありました。とてもうれしい仕様でわたしたちの思い出を記録してくださいました。ありがとうございます。

 半年前に終わったはずのことなのにいくらでも書けてしまうのでこのへんで。
 さて。見終わったあとこれを書きはじめたのですが、なぜ腕がだるいのでしょうか? おうちでディスクを見ていただけなのに?

 …今夜は「夢のあと」を聴こうかな。


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