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裏設定『えんとつ町のプペル』~なぜえんとつ町の時計には12時がないのか~/西野絵本解説カタコンハンナ

こんまり流片づけコンサルタント カタコンハンナです。
ど趣味で西野絵本解説をしています。

2020年12月に公開されました
映画『えんとつ町のプペル』
2021年10月22日~31日まで
ハロウィン復活上映が決定!

■2021年10月上映館情報はこちら↓

再上映を前に!

いろいろおさらいしたいと思います!

以下動画の文字起こしとなります。
参考記事を本文最後に添付しています。

なぜえんとつ町の時計には12時がないのか


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このお話をするために
ルビッチ君が生まれるずっとずっと前に
時間を戻します。

さかのぼる事200年 えんとつ町の歴史

このお話を語る上で 外せないのが
経済学者シルビオレターさんが開発した

時間が経てば経つほど価値が下がっていく
〈腐るお金L〉 の存在です。

時間が経てば経つほど価値が下がっていくので
人々は、Lを貯めこむようなことはせず、
積極的にLを使い、町は大いに賑わいました。


しかし、そのせいで儲からなくなった中央銀行。 
黙っては いませんでした。

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腐るお金「L」は廃止となり
レターさんは国民を混乱させたという理由で
処刑されてしまいます。

このシルビオレターの意思を受け継ぎ、
腐るお金Lの復活 を誓ったのが
息子の カルロスレターです。


もう二度と Lが 潰されないよう、
中央銀行の手が届かない土地を求め
長い長い航海に出ました。

そして見つけたのが
四方を4000メートルの崖に囲まれた大地。
この場所に 町を築くことを 決めました。

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この時、カルロスレターたちは
いろいろ考えたわけです。

100年後、200年後も 
中央銀行に見つからないためには
どうすればいいのか。

▶まず、外との交流を経つために
自分たちが乗ってきた船を焼きはらいました。

▶そして
いつか外に出ようとする者が現れて、
また交流が生まれ、
中央銀行につながってしまわないよう

煙を炊き、空を塞ぎ、
『外』という概念を無くしました。

外の世界を知られることを
極端に恐れたわけです。

そうです。これが『えんとつ町』です。

『えんとつ町』はレター達が 
中央銀行から人々を守る為に作った
巨大な密室だったんです。

ここで、(笑)やっと! 
時計のお話です。

えんとつ町の時計のお話

そもそも、
なぜ 時計は12時で くるっ と 一周なのか
というお話なんですが、

1年って365日ですよね。
雪が降る季節があって、次に
雪が降る季節がやってくるまでが365日。 
でもって、
月の満ち欠けが 一周するまでは30日

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この365日を30日で割ると、
12という数字が出てきます。

1月、2月、3月といった調子で、
年間12回 月が満ち欠けするわけです。

つまり12という数字はめちゃくちゃ
「空」に由来しています。

レターたちはこの、
空に由来する「12」を使うことは
危険だと考えたわけです。

まぁそうですよね。。
どこかで 区切ろうと 思ったら、例えば
「指の本数の10」とか、
「親指を抜いた指の本数の8」とか
数えやすいのを 基本に しそうですよね。

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町の人に「なんで12なんだろう。。?」って
疑問を持たれることはリスクでしかない。。


「空、夜空、星」 そういった
外の世界を連想させることを
徹底的に排除したかった。

これが
「えんとつ町の時計」に12時がない理由
ということです。

今回は以上です。
西野さんある日のボイシーで

僕らが住む世界と
明らかに違うルールではあるのですが、
「ファンタジー」の中での、理屈の積み重ね
整合性が取れていなければならない。

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とおっしゃっていました。

今回のお話 西野亮廣さんの言うことにゃ
8進法(はっしんほう)とか、
12進法(じゅうにしんほう)とか
ちょっと私にはわからない
難しい話が 出てきたんですが💦

物語りを楽しむお客さんが
変な疑問を持たないよう
徹底的にお調べになっているんだろうなぁと
思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました
ここから何十年も続く西野亮廣さんの絵本の世界
一緒に楽しんでいただけるとうれしいです!
西野絵本解説カタコンハンナでした。

▶動画参照 西野亮廣さんのブログ等

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こんまり流片づけコンサルタント ハンナ
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