Good bye, Good morning

始まりがあれば終わりがある
終わらせなきゃいけなかった
っていうより、きちんと終わらせたかった

きょう、最初に会うきっかけになった友達に全部を話してきた
もう結構前に別れたこと、向こうに新しく彼女がいること、付き合ってる今の彼のこと

長い長い、本当に長かった思い出をもう思い出さなくてもすむように
きょうでもう忘れてしまうようにと

彼は嫌がるかもしれないけれど、
いや口に出したらやっぱり嫌がってたけど
それでもやっぱり出会えてよかった

15歳から19歳の初めまでの間の
あんなに悩んで辛くて切なくて痛くて
それでもこんなに成長させらるような
短くて長いもう一度として戻ることがない、そんな思い出だった

だから、ありがとう

もう二度と話すことはないかもしれないし
もう一緒にいた時間のことを証明出来るものは何もなくなる
お互いのお誕生日もお祝いしないくらい今では遠い存在になったし
もうどんな風に名前を呼ばれていたのかさえ思い出せないけど
それでも忘れたままもう思い出せなくてもいい

ただもし一つだけあなたのことで願うことがあるとするのなら

どうか幸せでありますように

と、ただそれだけ、それだけを願います

さよなら、3年間の時間と
さよなら、大切だった人

あなたと出会って自分を見失うくらい好きになって、だけどやっぱりなんか違うなって気持ちが指の隙間からはみでて少しずつ零れて崩れて拾いきれなくなった時にもうむりなんだって気付きました
気付くことは傷付くこと
たくさん傷付けてごめんね
だけど、どうしても自分のことを好きでいたかった
自分の好きな自分でいたかった
たぶんそれはお互いだったと思う
お互いに無理をして都合の悪いことには目を伏せて言葉を濁してごまかして、
見えないふりをしていて当たり前になりすぎたんだと、そう思う
だから、たぶんお互いに今の方が幸せだと思います

今の方が私は幸せです
最後に電話した時、彼女ができた報告をしてくれた時、縁を切ろうと話した時、お互いにもう話すことはないんだろうけど、幸せに、ね
って話した時

あれからだいぶ時間が過ぎて、伝えることは何もできないけど
今は幸せだよ
楽しく過ごしてるよ
彼はふざけてばっかりだけど、優しくて甘くってたまに怒られたりもするけど、やっぱり優しくて、一緒にいると素直になれる
わからなくなった、好き だとか 自分 だとか彼と一緒にいるとわかるような、見つけられるような、ふざけすぎててそんなことも考るのも忘れるようなそんな楽しい時間を過ごしてます

彼に昨日一つだけ嘘をついた
1番最後に終わらせるのは自分がよかった
だから捨ててもいいともうだいぶ前に何回も思ったけど取っておいたものがある
その紹介してくれた友達に話したら最後に捨てようと決めていた
彼と付き合った時に
多分何を捨ててもこれだけは捨てれない、これまで捨てたら付き合ってたあの頃の自分までも否定する気がするから、ごめんね
って言ってあの時は捨てれなかったネックレス
わかったって言ってくれた彼は、それ以降ネックレスのことを聞いてきたことは一度もない
たぶんもうその話すら覚えてないかもしれない
オルゴールの中に閉まってあったネックレス
唯一もらった誕生日プレゼントの小さな青の石にシルバーのネックレス
もうそのあの頃のままの自分ともお別れしていいと思ったからきょうの放課後、一人で電車に乗ってシルバーのネックレスをポケットに入れ、代々木駅のホームに投げに行く
電車の車輪がきっと粉々にしてくれる
これで本当に本当に本当の最後

これは届かないとわかっててそれでいいと思っている距離が遠くなってからの私の最初で最後のあなたに向けたお礼とお別れの言葉です

短い間だったけど、大切な思い出と時間をありがとう
元気でね、さようなら 。

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