師走。2023年なんてあったか? と毎年記憶を失う。

 こんばんは。夏は暑くて嫌だな~、冬は寒くていちばん嫌いって何年も言い張っていたけど、イベント多いし世の中の空気感好きだし、そろそろ切り替えて冬のほうが好きだって言ったほうがいいかもしれない。と、つい数か月前まで思っていましたが、やはり撤回します。普通に寒いの無理すぎ。他でどれだけカバーしようと補えないものがある。

 はのとです。初めまして。


 そういえばこの間、あなたの記事を翻訳して私の国の人にも読んでほしい! と連絡が来ました。普通にめちゃくちゃ嬉しかった。国内外問わず読まれているんだなあと実感しました。noteってすごいね。

 そんな言葉に対する責任感を覚えつつ、今回も別に大したことないことをつらつらとお気持ち表明していきます。


 4月に潔く学生という暖かい身分を投げ捨てて社会人になったわけですが、日々新しいことの連続でついていくことに必死だったし、教員だから初日からベテランの先生方と同じように子どもたちの前に出ないといけなくて戸惑いも大きかったけど、目の前の素直な子どもたちに日々刺激をもらいながら社会の歯車として駆動しています。

 新しいことばかりだったと思ったら、今度は同じことの繰り返しの日々。月火水木金という5パターンの日々を常に繰り返し、気づくと12月になっていました。毎日が5パターンのいずれかなので特に変化もないけど、1年目なので伸びしろの塊。自分ですら成長を実感するので、ああ月日って流れているなあと感じるわけです。

 具体的に何が成長したかというと、まず仕事とプライベートを分けられるようになった。生徒に言われたことや生徒の態度にムカついても、それを家に持ち帰らないようになった。職場に置いていく。職場を出ればもう仕事のことなんか一切考えない。そうできるようになった。

 そして、容赦なく帰れるようになった。最初のうちは周りの様子を見て申し訳なさそうに帰ったりこっそり帰ったり、帰ることに対するハードルがなんとなく高いように感じていたけれど、今はもう自分のやることが終わったら躊躇せずに「お先失礼します~」という魔法の呪文を唱えて職員室を後にできます。

 それから、生徒からのうざい言葉を適当に受け流せるようになった。「はいはいそうだね~」「そっか~そんなこと考えるなんてあんたもまだまだだね~」「はいはいかまちょだね~かまってあげるからね~」なんて適当にあしらうことができるようになった。

 そんなに大きな成長はできていないけど、日々の小さなトラブルにはなんとなー----------く対処できるようになって、自分のワークライフバランスが確立されてきたかなって感じ。さっきボーナスの明細見たらすっごい元気出た。まだ入ってないけど12月大好き。


 2022年までは学生をしていた、という事実がめちゃくちゃ遠い過去のように思えて、1つ下の大学4年生の恋人が遠くに感じる。何を若造がって感じだけど、社会人と学生ってこんなにも違うんだって実感しています。これからどんどん学生が遠くなるのかと思うと、なんか寂しいね。

 今や学生だった頃の名残は当時の仲間たちと両耳にがっつり開いたピアスだけとなってしまったけれど、楽しい思い出や素敵な青春はそっと大事にしまっておくよ。いざというときに取り出して元気になるんだから。いきなりポエマーが下りてきたので震えながらぶっ飛ばしました。


 先日学生のころの同期と会って美味い飯を食らったんだけど、「今年1年は本当に早かった。」「今年なかった。」「うん、なかった。」ということで合意形成を図りました。何を言っているんだろう。頭が悪そうですね。

 なんだろう。生活が変わって忙しくて、目まぐるしく動いていく周りの様子や環境に慣れるまでに時間がかかり、あっという間に時間が過ぎていってしまったんだろうなって思う。本当に日々がなかった。1週間もなかったし、1日もなかった。未だに寝る前に日記をつけようとすると、「あれ、今日何したっけ」となります。重いね。病が思い。

 そんなんだからさ、しっかり8か月過ごしたはずなのに、8か月経験を積んだはずなのに、大した経験もしていないのに2年目になってしまう、という危機感を抱いています。うそうそ、まだ1年目だって。あと3年は1年目でいいって。新人でいいって。甘やかされたい。指導されていたい。研修していたい。

 キャリアアップとかいうけどさ、私は別に上昇志向なんてないし、仕事に情熱もやりたいこともないし、やりがいなんて求めていないし、余暇を充実させるためのお金が手に入ればなんでもよいと思っているので、そんな人間が教員としてこの先何十年も働いていくのかと思うと怖いよね。

 英語は好きだし、生徒も好きだし、職場も大好きだし、楽しいと思うことだって多い。だけど、だからと言って必要以上に頑張りたいとは思えない。それって悪いこと? 別によくない? やるべきことはやっているし、今のところ人に大きな迷惑をかけた記憶はないし、知らないところで迷惑をかけていたら申し訳ないけど、それはそれで教えてもらわないと気づかないし。

 子どもたちに失礼? 教育をなんだと思っているって? でもさ、教員に余裕がなきゃいい教育なんてできないよ。毎日朝早くから夜遅くまで職場に缶詰の人と、定時で退勤する人。どっちに余裕があると思う? どっちのほうがラフに自然体で生徒とかかわれると思う? 私には後者に思えますよ。

 それに、教員だって社会人ですから。人間ですから。お金をもらって働いているのですから。そして何より、昇給もしないし残業代も出ませんから。モチベなんて上がりませんよ。給料の範囲内で、自分の仕事を着実にこなす。無理なことにまで着手しない。それが大事でしょ。ワークライフバランスでしょ。ライフを阻害するワークなんてくそくらえですわ。


 私は私とその周りが幸せになるために生きているので、自分を不幸にする要因は可能な限り投げ飛ばします。もちろんやむを得ない残業、やむを得ない休日出勤なんかは受けて立ちますよ。仕方ないからね。そんなの分かってて教員になってるから。

 でも、やむを得ないものは知りません。無視無視。私は私のやるべきことをやりますから。あとは放っておいてください。過激派? 過激派かも。でも、こんな強気で吠えていても、結局は社会の歯車の1つなのでね。やむを得なくても働くことだってありますよ。結局は組織の中の1員なので。組織の空気をぶっ壊すモンスターになるのは御免です。

 可もなく不可もなく。仕事を人生の主軸に置かないように慎重に生きていきたいと思っています。幸せになりたいです。


 そんな思想がマシマシになる2023年でした。2024年。先日ディズニーに行ったときに、お土産で来年の干支に扮したミッキーたちのぬいぐるみが売っていて、辰年で普通に引いてしまった。私来年年女じゃん。ウケる。ウケてられるか。くそが。


 もしかしたらまだ今年中に記事を書くかもしれないが、書きたいときに書く人間ゆえにいつが今年最後の記事になるのか不明なので、とりあえず表明しておきます。

 2023年お世話になりました! 出会ってくれたすべての人。ありがとう。記事に反応をくれたすべての善人! マジでありがとう。コメントをくれた貴重な数人! 超絶感謝。人間は決して1人では生きられないのです。いや、正しくはそうではない。生きてはいけるけど、誰かの支えがあるからこそ、充実した人生を送れるのだと思っています。

 現時点で充実している私の人生、その一部はあなたに支えられているからなのです。本当にありがとう。またどこかで出会ったらよろしくね。


 よいお年を! 次期年女の私に乾杯!!!!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?