今時珍しくもなんともない「コロナにかかりました」なんだけど、謎だから聞いて

 こんばんは。いつの間にか空気は秋ですね。私の夏は始まったばかりだというのに。というのも、数週間前に教員採用試験が終わったばかりで、夏休み半分潰れたんです。まったくもう。夏なのに。気分は夏なのに。

 はのとです。初めまして。


 コロナになりました。なっちまった。いよいよなっちまった。今までなってなかったことが不思議なくらい、普通になっちまった。

 でさ、どんなふうに辛いとかはまあ、もうこの世の中に溢れているわけで、そんなことは私が書く必要はないと踏みました。私が書きたいのは、私がどんな経緯で感染したかっていうこと。

 だからと言って何も書かないのも癪なので少しだけ書かせてもらうと、まじで喉いてーのな。いてーいてー。熱はなぜ引かん。なぜ一生熱がある。なぜなんだ。そして一生止まらない咳はなんなんだ。以上です。今は少し調子がいいので、今のうちに書きます。ブログ意識高すぎる。


 数日前まで、大学の軽音楽部で合宿に行っていました。3年ぶりの合宿。色々な規制がある中でようやく大学側から許可が下り、合宿を行うことができました。合宿を経験したことがない1個下の3年生たちが一生懸命企画してくれて、大成功で終えることができました。言葉に表しきれない感謝です。

 私の恋人は、同じ部活の部長です。つまり1個下。だからこそ、彼らがどれだけ大変な目に遭いながら企画してくれていたかを、ほんの一部だけど知っているわけで、本当に感謝の気持ちしかない。ありがとう。


 合宿中私は、シャワー、メイク、歯磨き、食事以外で一切マスクを外しませんでした。手洗いうがいもたくさんしたし、喉のスプレーも致死量浴びました。それはどうなの?

 ご飯も、同期の女子4人で同じ机だったのですが、お手本みたいな黙食をしていました。まじで一言も発さず、すべてをジェスチャーで伝えて、ご馳走様してから喋る。お手本だよ。絵に描いたような黙食だよ。

 迷惑だったのは他大学の団体です。黙食って知ってる? コロナって知ってる? 到着したときに、施設の方が丁寧に感染対策について説明してくださったこと、少し厳しめに、マスク外してたら帰ってもらうことになる、って言ってたの、聞いてた? っていうくらい無秩序で。

 私たちの団体は、施設の方々にお褒めの言葉をいただきました。今までの大学の中で1番丁寧に感染対策に取り組んでくれる。マナーもいいし、また来てほしいと言っていただきました。そうなんです。私らの部活のいいところは、みんながちゃんとルールの中で楽しめるというとこなんです。

 というわけで、私は、私にできる最大限の感染対策を行っていました。

 大学に戻って、私と恋人はもう1泊、近くのビジホでお疲れ様会をしようってことになっていたので、全体解散してだらだらみんなと喋ったあと、駅でみんなと別れて予約していたホテルへと向かいました。

 到着し、一旦検温してからご飯を買いにコンビニへ。戻ってシャワーを浴び、泣きながら合宿を振り返りました。たくさん頑張ってくれてありがとう。きみのおかげで、みんなが楽しかったよ。そんな感じ。

 寝るぞって布団に入ってからもずっと喋ってて、結局寝たの4時とか。チェックアウトが12時とかなり遅めだったのが助かりました。最高の合宿のあと、最高の時間を過ごし、眠りにつく。


 そして翌朝。チェックアウトだーってなって荷物を整理しているときに、一応検温しようってなって、まずは彼が計りました。37.3。あれ? 微熱? 疲れかな? まあ数か月張ってた緊張の糸が切れたんだからしょうがないよね。喉の痛みとか咳ないし。とは言え、ちょっと予定よりは早いけど今日は念のためここで帰ろうか。ゆっくり休みな。となりました。

 ちなみに私はこの時点で平熱。私は都会に出るだけで熱を出すほどの激弱人間なので、疲れで熱を出すことには慣れていて、正直この時点でコロナかな? という疑いは少なかったです。疲れだろうなって。だけどまあ、念の為に帰ろう。

 年下彼氏は可愛いもので、私の庇護欲が爆発し、私は家と逆方向の電車に乗って彼を最寄り駅まで送っていきました。

 いや、本当は乗り換えのところまでの予定だったんだけど、「わがまま聞いてください!」って最後の乗り換えまで付き合うことになったの。可愛いでしょ。

 それで彼の最寄りで私が帰るのを見送ってもらって、解散。電車を待っている間に彼はもう1回検温したんだけど、その時点で36.8。やっぱ疲れか、いっぱい寝て休むんだよ、って言って私も帰りました。


 そしてその日の夜。寝て起きたら発熱してた、家でできる検査は陰性だった、って連絡来てて、私も念のために熱を計ったら、37.3。あれ? 微熱? 私も疲れ? でも、怖いから母に言って一応隔離しようって。

 そして翌日、喉が痛くなったので、これは、と思って地元の病院でPCRをしてもらいましたが、陰性。えーそうなの? 安心はしたけど、じゃあこの喉の痛みはなんなんだと。

 恋人からこの日連絡全然なくて、夜にライン返ってきたと思ったら、39.5まで上がって死んだように眠っていたらしい。明日検査を受けてくるということで、私は、陰性だったけど隔離を延長し、恋人の検査結果を待ちました。

 翌日昼頃、電話がかかってきました。電話がかかってきた時点で察する。電話越しの彼の声は弱弱しくて、というかたぶん泣いていて、「ごめんなさい、陽性でした」って。「そっか、しょうがないよ。泣くな。今までいっぱい頑張ったんだから、ちゃんと休めってことだよ。合法的に休める時間貰ったんだし、いっぱい休もう。私ももう1回検査受けてくるね。」

 ということで別の病院で検査をしてもらったところ、昨日の陰性はなんだったんだってくらい陽性でした。でもね、検査の時点で感じた。最初の病院での検査は全然痛くなくて。こんなんでいいの? って感じだったんだけど、2回目の病院の検査は痛すぎて涙出た。1回目の病院やばくね?????? これが医療現場ひっ迫の現状かと思いました。

 それと同時に、ひっ迫の原因になってしまっている自分が本当に嫌で、病院の方々に申し訳なくて、苦しくなりました。それから、合宿中たくさん一緒にいた子たち。うつしちゃってたらどうしよう。怖くて怖くて。


 検査結果を合宿を管轄していた副部長に連絡すると、今のところ発症者は私と恋人だけで、周りにいた他の子たちは症状なし。一応警戒してもらうけど、はのとさんマスク全く外してないし黙食も徹底してくれていたので、はのとさんの感染対策のおかげで心配減ってます。ありがとうございます。って。

 なんていい子なんだ。私普通に泣いた。


 合宿は土曜解散だったので、最後に部員と接触したのは土曜日。症状が出たのが、恋人が日曜の昼で私が日曜の夜。今の時点で、体調不良者は私と恋人以外にいない。


 …おかしくね?


 私たち恋人だけど、2人とも、みんなといるときは2人だけじゃなくてみんなといたいって考えなので、特に夜中の密会とかもなく、むしろそんなに接触していない。合宿中、彼よりもずーっと一緒にいた子はたくさんいる。

 で、私も恋人も、彼は部長ということもあり、感染対策はしっかりしていました。頑張っていた方だと思います。私に関しては、自己評価高めだけど、まじで部内で1番頑張ってたよ。

 私と恋人は、ほぼ同時に症状が出たので、恋人から私、私から恋人、という感染経路は潜伏期間的に有り得ないでしょう。たぶん。ということは、潜伏期間がまあ2,3日はあるとして、完全に合宿中に感染しているんですよ。


 なのに!!!! なぜ!!!! 私と恋人だけが感染して他のみんなは元気なんだ!!!! 40人もいたのに!!!! ここは!!!! クラスターとか発生する流れだろ!!!!! お前ら全員妖怪か!!!!!!


 どういうキレ方????? でもさ、え、本当に謎しかなくないですか? 新手のにおわせですか? いやまあ自分のことなんですけど。本当に心当たりないし、同じ部屋だった同期もずっと一緒にいた後輩も元気で、なぜほぼ一緒にいなかった恋人と私限定の感染? コロナって、あまりにも謎では??????

 ということを、本日はお伝えしたかった次第でございます。ほんと、私は一生コロナに怯えながら生きてきたので、一生感染対策頑張ってきたので、まあ第一声としては悔しいなんですけど、しょうがない。合宿も終わって、今は夏休みで、予定が数個潰れてしまった、というほどの被害で収まって良かった。

 死ぬほど楽しみにしてたのもあったけどね!!!! でも、リベンジばっちこいって言ってくれたので、それを楽しみに、今は真剣に療養します。合宿に行っていたこともあり、そして帰ってすぐの発熱だったこともあり、家族も濃厚接触ではありますが、リスク的には少ないでしょう。今のところ症状もないようで、まだ安心はできないけど、このままで終わるように祈ります。

 それに、ここで感染したってことは、11月の頭にある部活の大事なイベントはあまりコロナに怯えずに迎えられるということでもあるはずなので、前向きに考えて元気出します。


 クラスターにならなそうで、みんな元気そうで、みんな丈夫でよかった。最小限の被害で済んでよかった。陰性もらったときに今週のジャンプ買いに行っちゃってごめん。私の部屋で汚染されたジャンプを家族に共有するわけにはいかないので、別に特別な回でもないのに同じジャンプ2冊になってごめん。以上!!! おやすみ!!!!

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