★今日の問題★

 法人が法的主体として認められることの意義を二つあげよ。

胡桃「10秒で答えてね。よーいどん!」

建太郎「おう」

1秒

2秒

3秒

4秒

5秒

6秒

7秒

8秒

9秒……

胡桃「10秒経過。どうかしら? 」
建太郎「ええっと。要するに会社の意義だろ。会社の名前で取引できるということじゃないか」
胡桃「そうね。厳密に言えば、対外的に法人がその名において、取引を行い、契約を結ぶことができるということね」
建太郎「うん」
胡桃「もう一つは? 」
建太郎「ええっと……。何だろうな……」
胡桃「建太郎は不動産会社を経営しているわけだけど、不動産会社が土地を購入したとして、その取引相手がその購入代金を建太郎個人に請求して来たらどう思うかしら? 」
建太郎「えっ。なんで俺が支払うのということになるな。会社に請求しろよと」
胡桃「そうよ。法人のもう一つの意義は、構成員個人の財産と法人の財産が明確に区別されるということね。つまり、構成員個人の債務について、法人の財産が責任財産になることはないし、逆に法人の債務について、構成員個人の財産が責任財産になることはないという意味があるのよ」
建太郎「なるほどな。会社の債務を俺が個人で負担しなくていいわけだ」

※問題は、ノベル時代社の肢別100問ドリルを利用しています。下記サイトから入手できます。

https://new.novelzidai.com/

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