ピアノ習い始めてみたら脳がパンクしそうで面白い感覚になる

毎年、ひとつ興味の赴くまま何か新しいことをやってみようと思っています。

いつも髪を切ってくれている散髪屋さんが昨年からサックスを習い始めたら思いのほか面白いのだと話してくれていました。

毎回行くたびに、進捗を教えてくださいますが確実にうまくなってそう(演奏はもちろん聞いたことはない)でうらやましい。

何をやると楽しそうかと想像してみた結果 ピアノ にしました。
フィリピンで仕事をしていた時、周りのフィリピン人は音楽できる人がたまたまなのか多かった。即興で音楽を奏で上手に歌う姿を何度も目にしていました。

将来、また仕事でフィリピンに出張する場面もあるでしょう、その時即興でピアノで演奏できたらカッコいいんじゃないかという思いがピアノを選んだ大きな動機です。

1月に早速音楽スクールに入学体験をお願いしました。
「弾いてみたい曲が一つあります。その曲が弾けるようにあらゆる手を使って導いてくれる先生をおすすめしてください。怖い先生は嫌です。」とお伝えしました。

「わかりました。大丈夫です」とうれしいお返事。

体験の日、ドキドキしながら教室に入ると同じ年ぐらいの女性の先生でした。先生はまず私の話をとても丁寧に聞いてくれました。

なぜ、ピアノに興味を持ったのか?
弾きたい曲は何か?
いつごろまでにどんな状況で弾きたいのか?

その後先生は、だったらこういうプランはどうでしょうか?と自分のイメージまでの道筋案を示してくれました。

その話を聞いたらもう弾ける気がしました。勝ち筋見えた感 満載。
「お願いします!」っと即決しました。むっちゃいい先生!

月に2回のレッスンを受けています。

先週で3回目のレッスンが終わりましたが、今まで味わったことない感覚がとても面白いです。簡単に言うと脳が”処理できません”とショートする感覚が面白いのです。

1回目、2回目では簡単な課題曲を、左手1つの音+右手でメロディーを引く練習をしました。ここまでは、結構簡単にできたなと思っていました。

しかし、先週は、左手が和音(3つの音)+右手でメロディー+リズムのアレンジ という難しいお題に変化しました。

いずれ身体が自然に覚えますと先生はおっしゃっていますが、今は下記の動作を一気に理解して進めようとしています。

・音符を読みどこを弾いているか位置を確認する。
・左手の和音の位置を確認し音を鳴らす。
・右手でメロディーの音を鳴らす。
・途中で左手のリズムを変える。
・音の強弱を変えて抑揚をつける。
・弾きやすいように常に手は卵をつかむように意識する。

脳の全く処理が追い付かず、いざ弾き始めようと思うと 何もできなくなるんです。

全部最優先でやろう → 脳「えっ 無理です、どれからしますか?」
全部同時並行でやろう → 脳「やったことないので、いったん回路切ります。」

みたいな感じなんです。頭真っ白。
ほんとピアノ上手に弾ける人尊敬します。どういう脳の構造になっているんでしょうか。こんな世界があるんですね。

なかなか普段こんな状況になることはないので、新しいことを始めることの楽しさが早速生まれております。

あとは、先生が練習後にテキストに書いてくれる 二重丸が とてもとてもうれしいです。

1年後に You Raise Me Up が弾けるようになっていますように。


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