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8月29日の日記

俺の脳寿命は40歳くらいだったんじゃないかなと最近思う。毎日ものすごくいろんなことを考えて、夕方を迎える頃には全身が疲労でぐったりしている。そういう時、昔読んだADHDと狩猟・遊牧民の記事を思い出す。

アフリカかどこかの遊牧の民の人たちが、政治的な問題でそれまでのような暮らしができなくなり、農耕生活になったら明らかに平均寿命が縮んだという話で、それらの人たちには現代社会で言うところのADHD的な傾向があったということだった。読んで、自分の性質とあわせて考えた時かなり腑に落ちた気がした。

大まかなルートはあるものの、季節やその時の天候などにおいて少しでも利点の多いポイントを探して常に移動しながら暮らす彼らの生活様式では、好奇心の強さや冒険心がプラスにはたらくという。同じ土地に定着して、地道に計画的な暮らしを送る農耕民族とは真逆だ。作物の生育が生活の基軸となるわけで、畑は最初の工場だもんね(黒田硫黄の茄子に描いてあったね)。

自身の性質とは逆の生活をしてたら、そりゃ寿命も縮むだろうなと思う。自分の人生がまさにそんな感じだ。行き当たりばったりで生きてきたら、そういう袋小路にはまり込んでいた。賢くなかった。

そんなの無理だよ〜と思いながら他に何ができるわけでもないのでなんとか社会に合わせてやってきた結果、脳の寿命が終わったと感じている。荒野で羊を飼ったり狩猟採集で暮らしていたら、怪我や病気でもっと早く自然寿命を迎えていただろうから、脳の能力に比べて長生きしすぎている説は十分に説得力があると勝手に思う。勝手にしやがれHey!ブラザー。

ヘトヘトのハムスターが回し車をカラカラと回して必死に走っている、どこにも行けないのに。俺の脳の中はそんな感じです。脳の紹介を、終わります。

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