末っ子：あのね、ほーくえんで嫌なことをしてくる子がいるのね。
私：え？そうなの？何か嫌な事をしてきちゃうの？
末っ子：そうそう。嫌なこと言うなーって見てたの。
私：そっか。それは嫌だったね。
末っ子：末っ子ちゃん、将来、まんがのプロになるって決めてるじゃない？だから、嫌なことしてくる子ってどんな顔してるんだろうって、じーっと見てたの。
私：そっかそっか。
末っ子：そしたらね、お口がね、こう、にゅ～って形してるの。にゅ～って曲がってるの。まゆげもかたっぽが上に上がって、かたっぽは下に下がってたの。
私：そうなんだ、よく見てたんだね～
末っ子：そうそう、まんがって、色んな人が出てくるでしょ？色々な人を見ておこうと思って。
私：そうやって「将来はまんがのプロになるから」って思いながら人をよく見てると勉強になるんだろうねえ。

末っ子：後ね、お友達は急いでつくったらダメなんだよね。「この子、急いでるな～」って、あいての子もわかるから。
私：そうだね、「焦ってるな～」って感じだとうまくいかないかもね。
末っ子：そうそう、「焦ってるな」って思われたら、あいての子に利用されちゃうの。
私：利用？
末っ子：そうそう「あの折り紙取ってきて～」とか、命令されちゃうときもあるんだよ。「この子、私とお友達になりたいんだよね」って、王様と家来みたいになっちゃうときあるんだよね。
私：そうなんだ。
末っ子：そうなんだよね。そういうの前に見ちゃったんだよね。だから、末っ子ちゃんは絶対にゆっくりじっくりお友達を作ろうって思ったよ。

末っ子：いつもどんなお顔していて、どんな事が好きで、どんな言い方をしてるかよく見てるの。末っ子ちゃんが「あーそーぼー」って言ったら「うん、いーいーよー」って返してくれそうな子かな？って、その子が他のお友だちとお話してる所をよく見ておくのね？それで「この子とお友達になりたいな」って思ってから「あーそーぼー」って言うの。そうしてるの。