見出し画像

「逆境に負けない強い心をもった子どもに育てるには」 byとけいまわり

ふと、チラシに書いてあったタイトル「逆境に負けない強い心をもった子どもに育てるには」

世の中、人智を超えた逆境がいくらでもあるけれど、人間の心の強さには限界がある。

人間なんて、水とタンパク質の塊だし。地球人を限界まで鍛えてクリリンまでだし。

逆境にはいつか負ける。逆境は凄すぎる。いつか太陽が地球を飲み込む。逆境にはいつか負けるけど、負けたときに何をするか、心の準備をしておいた方が良さそうだ。

いつでも転職できるように準備を、いつでも逃げられるように飛び込み先を、悔しいときに食べようと決めているお菓子を、この時に栓を開けようと取ってあるお酒を。

子ども達とは、困った時の逃げ方や、辛いときのやり過ごし方を時々話し合っている。高卒認定試験のルートがある事や、大人になって困ったときにどんな技術があれば食い扶持が稼げそうかとか、悲しい気持ちの逃し方とか、今回辛かった気持ちをどうやって立ち直したのか経験談とかを。

人間ははもろく、弱く、傷つきやすい。逆境を跳ね返せない時も多いだろう。跳ね返せない逆境がたくさんあること、それを知っておくこと、逆境の少ないルートがどこかに無いか探す方法を知っておくこと。

私達は、元を辿れば中生代に誕生した、小さな小さなネズミのような生き物だったじゃないか。運良く、たまたま生き残り、今、この世を生きている。私達はすべてをはねのけて進化してきたか?いや、きっと、たまたまだったり、何となくだったり、結果論だったり。

はねのけられなくても、たぶん大丈夫。たぶんね。私の子育ては、だいたいそんな感じ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?