「小さい頃にかかった病気の跡と長女の話」 byとけいまわり

長女と一緒にお風呂に入っていたら、胸に小さい頃病気にかかった跡が残っているのに目がいった。長女が私の目線に気がついて、「ああ、この跡ね」というので、私はちょっと焦って「大丈夫だよ、たぶんこれから薄くなるから」と返した。

長女「大丈夫…?薄くなる?」

私「そうそう、大人になっていくと、段々目立たなくなると思うよ」

長女「消えるの?これ」

私「うん、たぶん薄くなっていくと思うよ」

長女「そう。これ、『あ、小さいときのやつだ〜』って愛着あったんだよね。なくなっちゃうのか」

やってしまった…。長女は病気の跡を全く嫌なものと思っていなかったのに、私が悪いものと決めつけて、それを「大丈夫、薄くなるから」と、とどめの一手を刺したのだ。

でも、長女は私がその跡が消えるといいなと思っていようが、どう思おうが関係ないようであった。「私は、まあまあ気に入っているのだ」と。

長女は自分の体の全てと、自分の性格に愛着があって、ちょっとたるっとしているお腹も、ぷにぷにとつまんで「ああ、柔らかくてもちもちと美味しそうなお腹…」と時々遊んだりするのだ。

長女「私ね、自分の事、結構お気に入りなんだ。毎日平和で、フワフワしてて〜」

私「それは素敵…。自分がお気に入りだなんて、これから人生ずっと楽しめるよ。いいなあ〜、自分がお気に入りって、最高の到達地点なんじゃない?」

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

ありがとうございます。日々頑張っている事が誰かの目に止まりますように
292

「かぞくの話」 とけいまわり

noteの中で、私が気に入っているものをまとめたものです。
3つのマガジンに含まれています

コメント4件

はじめまして。トムトムと言います。

私は生まれつき股関節脱臼で、幼稚園の時に手術をしました。手術は無事に終わり、今のところ日常生活に何の問題もありませんが、左太ももの上の方の内と外、両方とも3、4センチ程度の手術痕が残っています。
幼い時はその手術痕が嫌だと思ったことはないですし、これも個性だと思ってました。けれども、あるドラマの登場人物の一人が手術痕を気にするシーンを見たり、周囲の大人に可哀想にと同情されたりして、この手術痕は恥じるべきものなのかと思うようになってしまいました。
手術痕は短パンを履いたり、水着を着たりすると見えてしまいます。何とも思っていなかったのに、歳を重ねるにつれて隠れるようなものを選んだら、着たとしても左側を隠すような仕草をしてしまいます。

長女さんは病気の跡で少し違うかもしれませんが、どうか、私のように、マイナスに考えてしまわないことを願ってます。

拙い文章で長々とすみません。
トムトムさんこんにちは。
小さい頃に手術されたんですね。
ブラックジャックの顔の傷跡もかっこいいですし、手術頑張ったんだ!かっこいいね!という風潮になったらいいですね。
みんなと違う所を隠す、みんなと違う所は直す、みたいな風潮が無くなるといいなあと思っています。

貴重な体験談ありがとうございました。
はじめまして。
長女ちゃんの言うこと、すごくよく分かります。
というか、今の私の考え方にすごく近いなと思いました。
私は傍から見て「超ボジティブ」と言われることがあるのですが、そういうんじゃないんだけどまあいっか~っていう反応をします。
長女ちゃんの傷に対する気持ちもそんな感じなのかなと。
でも大きく違うのは、この考え方に至るのに30年近くかかったということです。
このまま健やかに大きくなって欲しいな~と他人ながら思いました。
でもそうじゃなくてもまたそう思える時がきたらそれはそれでいいんですけどね。
突然のコメント失礼しました。
amnecoさんこんにちは。
長女は小さい頃からこんな感じの子で、Twitterで「私も同じタイプです」というコメントを時々いただきます。
長女タイプの方々の、のふんわりした考え方、いいと思います。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。