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「末っ子の、『かわいいとか言わないで』」の話 byとけいまわり

末っ子を保育園にお向かえに行くと、にっっっこにこで飛びついて来るので、「ああ可愛い…!可愛すぎる…!」って抱きしめたら、「末っ子ちゃんのこと、『かわいい』って言わないで」って指摘された。

そうか…、いつまでも子ども扱いするなと言うことか…ここは美人だね…って言うとこ?いやいや、そんなるルッキズムな言われかた嫌よね…ここは、カッコいい?私が1番言われたいのは、カッコいい〜!だしな…とか色々考えていたら、「ふつーって言って!」と注文が入った。

「普通?」

「そう、ふつー」

「…そうか、末っ子ちゃんは普通が好きなのか」

「そう。ふつーが1番、お友達になりやすいの。ふつーだと、色んな子とお友達になれるの。話しやすいの、ふつーは。」

「そ、そう?普通じゃなくても、話しやす…う〜ん、…お母さんはちょっと変わってる人が話しやすいかなあ。お母さんもちょっと変わってるから…『ちょっと変わってる』がおかあさんにとっての『ふつー』なのかも」

「末っ子ちゃんはふつーの大人になるの。ふつーの大人になって、色んな人に声をかけたりかけられたりして、色んなお友達ができるの。」

「なるほど、それは楽しそう。色で言ったら白なのね。どんな人にも合わせやすくて。いいね、『ふつー』」



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