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明日から石巻リボーンアートフェス 利他と流動性

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ALTUISM ET FLUXUS #RAF 1
牡鹿半島、石巻市街地中心とした国際芸術祭リボーンアートフェスティバルが明日から開幕します。
今回で3回目、漁師町とのつながり、そして震災10年の意義を野外中心のアートで静かに見つめてみては。
テーマは
「利他と流動性」
支援とは、自立とは…
遠方の方は9月まで様子みた方がいいかと思いますが、ぜひ震災遺構ととともにご覧ください⭐︎
「…思い出されるのはやはり震災直後の、 東北の人々のつながりのなかに生まれていった利他の思いだ。 あの時、 流動性とともに利他のセンスが爆発的に増えていた。

震災から10年を経た今、 コロナ時代のなか、 人間が知りえること、 コントロールできることなどたかが知れていると自戒の念を持つに至った…」
リボーンアートフェスティバル2021-22「利他と流動性」#RAF
https://www.reborn-art-fes.jp/message/

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石巻市街へ
#RAF 2
「…元になったラテン語は「alter」ですから、これは「オルタナティブ(別の、ほかの)」という言葉をイメージすると分かりやすいですね。
コントが利他主義(Altuism)と言ったとき、この言葉は「利己主義 Egoism」に対置される言葉として想定されていました。
コントにとって利他主義とは「他者のために生きる」こと、つまり自己犠牲を指していたのです…」
伊藤亜紗
『「利他」とは何か』伊藤亜紗編2021
リボーンアートフェスティバル2021-22「利他と流動性」
https://www.reborn-art-fes.jp/message/

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女川へ
#RAF 3
「…ええ、流動運動(フルクサス)は非常に重要でした。
流動とハプニングは、当時それを行なっていたすべての人たちの中に――
――まったく明白に一つの本能が存在していた、つまり人間たちをこれらすべての出来事に参加させなければならないという本能が存在していたという理由から非常に重要なのです…
…もし人がそれを首尾一貫して考え抜くならば人は社会彫刻の概念に達するでしょう…」
『ヨーゼフ・ボイスの社会彫刻』1986
リボーンアートフェスティバル2021-22「利他と流動性」
https://www.reborn-art-fes.jp/message/

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牡鹿半島へ
#RAF4
「…つまり信頼するとき、人は相手の自律性を尊重し、支配するのではなくゆだねているのです。
これがないと、ついつい自分の価値観を押しつけてしまい、結果的に相手のためにならない、というすれ違いが起こる。相手の力を信じることは、利他にとって絶対的に必要なことです…」
伊藤亜紗
『「利他」とは何か』伊藤亜紗編2021
リボーンアートフェスティバル2021-22「利他と流動性」
https://www.reborn-art-fes.jp/message/


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ハリストス教会横で毎晩ライトアップされます⭐︎
その色を選らんだ人のエピソードが毎日河北新報で紹介されるとのこと^_^
#RAF 5
「…芸術によって国境を越え、他の文化、未知なる他者と出会う場所。
そこで物を眺めることで、たとえいがみ合う者同士であっても心と心が結ばれ、平安を見出していくことができる、と考えていたのです…
…人間の争いを食い止めるものが美でした。美は人を沈黙させ、融和に導く。さまざまなことについて対話し、その彼方に何かを見出していくというよりも、沈黙を経た彼方での対話ということを、彼は考えていたのでしょう…」
若松英輔
『「利他」とは何か』伊藤亜紗編2021
リボーンアートフェスティバル2021-22「利他と流動性」
https://www.reborn-art-fes.jp/message/


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