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大河内山荘物語

6月に入ってすぐのこと。しかさんと庭園を観に行こうということで、京都市右京区にある大河内山荘へ足を運んだ。

ちなみに大河内山荘は、今年の3月に嵐山に行った時に、入ろうか入らまいか悩んだ末に通り過ぎていたので、2ヶ月ぶりに念願が叶ったことになる。


JRの嵯峨嵐山駅から得意の寄り道をしながら歩いたので、2人は目的地に辿り着くまでの道中を十分に楽しんだ。

道端に咲いている紫陽花や、気になる食品サンプルの写真を撮ったり、野宮神社の鳥居を撮ったりした。


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撮影:しか太郎

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撮影:しかさん

という感じで、同じ鳥居を撮るにしても視点が違うのが面白いところ。

しめ縄がくるんと反っているところがかわいらしい。


大河内山荘前でもたくさん撮影した。しか太郎は、Nikonのカメラを使っていて、しかさんはCanonのカメラを使っている。NikonとCanonの写りの違いを研究したのがこちらの写真だ。

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写真:しか太郎( Nikon )

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写真:しか太郎( Canon )

同じ設定で撮ると、Nikonの方が緑被り気味になるらしい。

そんなこんなをしながら、大河内山荘に入った。


コロナウィルスの影響で入場料が半額の500円になっていた。これには2人ともニヤリとなった。

見渡す限り、緑、緑、緑のトンネルを潜ると、お抹茶所があって、まずは一服する。

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平日だということと、コロナウィルスの影響でほとんど貸切状態だった。

お店に入ると、店員さんがお抹茶と落雁( らくがん )を運んで来てくれて、2人はくつろいだ。障子窓の向こうには緑の世界が広がる。


抹茶をズズズと飲みほして、庭園をいざ散策へ。

迷路のような庭園で、『 となりのト◯ロ 』のような世界だった。めいちゃんがト◯ロに会うまでのあのシーンだ。とにかく緑が多かったので、近視気味のしか太郎にとっては目の保養になった。

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頂上からは京都市内が見渡せる。先客がいたので、気を遣ってあまり長居しなかったが、静かな山荘からの景色は、落雁が口の中でスッーと溶けていくように、スッーと頭の中に入ってくるような感覚だった。

人のいないところを狙って行っている訳ではないが、しかさんといく所は貸切率がかなり高い。ひっそりとしている場所には、ゆったりとしている時間が流れていて、これからもそのような時間を楽しんでいきたい。

文:しか太郎