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ハッピーアースデイ大阪 勉強会!「オーガニックチーム」

ハッピーアースデイ大阪では、定期的に勉強会をおこなっています。

環境問題を解決するカギを握るのは”オーガニック”かもしれません。今回は、オーガニックについてお届けします。

もくじ

  1. オーガニックに対するイメージ

  2. オーガニックは商品ではなく「○○○」!?

  3. オーガニックと環境問題

  4. 有機ジャスマーク

  5. Let’s look for Organic Products!!〜オーガニック製品を見つけよう〜

  6. まとめ


オーガニックに対するイメージ

勉強会が始まる前に、皆にオーガニックのイメージを挙げてもらいました。

  • 地球にやさしそう

  • からだにやさしそう

  • セレブ向けのイメージ

  • 赤ちゃんにも安心して使える布製品

  • 値段が高い

  • ”オーガニック”という響きはおしゃれなイメージ

  • 若者向けの雑誌でよく見る単語

  • 日本はまだ普及していない

皆、オーガニックとは、なんとなく良さそうなもの…というイメージがあることを共有しました。


オーガニックは商品ではなく「○○○」!?

皆でイメージを共有した後は、オーガニックという言葉について確認しました。

最近スーパーでもよく見かける”オーガニック”という言葉。オーガニックコットンや野菜、チョコレートなど、見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

★オーガニック製品とは、環境への負担を極力減らす事を目的として、持続可能な方法で育てられたもの・加工品のことをいいます。


オーガニックに関する定義はありますが、明確な基準は存在しません。見た目では本当にオーガニック商品かどうかを判断できず、成分分析にかけても判別は不可能です。

 →なぜ? 仕組みでありプロセスであるから

 
★オーガニックという言葉は、オーガニックの商品を指すわけではなく「社会の仕組み」をあらわすのです!


環境問題とオーガニックの関係

オーガニックは「地球にやさしそう」というイメージがありますよね。
ですが、どの部分が”地球にやさしい”のか、想像することは難しいと思います。

オーガニックはどのような環境問題の解決につながるのでしょうか?
いっしょに見ていきましょう!

………………

作物を育てる際には、病気や害虫の被害を防ぐために農薬を撒きます。
農薬には使用基準が定められており、必要な時期に必要な分だけ使用されます。

もしも、必要以上に農薬を大量に撒いたとすれば、環境にどのような影響が及ぶのでしょうか。

(出典)アクアスフィア・水教育研究所 代表 橋本淳司公式ページ
農薬による水汚染水と人々の健康のはなし
http://www.aqua-sphere.net/literacy/k/k04.html

窒素やリンなどの農薬を大量に撒くことで、土壌の生物や排除不要な植物も死滅してしまいます。また、農薬の成分が土壌に増えすぎることによって、水中の酸素濃度が低下し、水中の生物も死滅してしまいます。

農薬を大量に撒くことは生物多様性の崩壊や生態系の変化につながることから、農薬の使用量は少ない方が環境によいです。

農薬の使用量が少ない製品を選ぶことで、陸だけでなく海の生物多様性も守ることができます。

★オーガニック製品は、「農薬の使用量はゼロ」というわけではありません。そもそもオーガニック製品とは、環境への負担を極力減らす事を目的として、持続可能な方法で育てられたもの・加工品のことです。
オーガニック製品は、定められた有機農薬を使用した原材料を使用しており、慣行農業に比べると農薬の量は大幅に少ないことから、これらを使用することが環境問題の解決につながるといわれています。

【環境問題とオーガニックの関係 まとめ】
→農薬の使用量が少ない原材料を使った製品のほうが環境によい
→農薬の少ない原材料を使った製品=オーガニック
→オーガニックのものを使うことが環境問題解決への一歩となるかも!


有機ジャスマーク


オーガニックには明確な基準が存在しないということですが、日本では、農林水産省による検査のうえ認められた食品について、有機JASマークが付けられています!

(出典)有機JASマーク(農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html)

日本では、このマークがない農産物や畜産物、加工食品に「有機」「オーガニック」と名付けることや、紛らわしい表示をすることは法律で禁止されているようです。

皆さまもお買い物の際にはぜひ有機JASマークをチェックしてみてくださいね。


Let’s look for Organic Products!!

〜オーガニック製品を見つけよう〜

最後に、家の中にオーガニック製品があるか、探してもらいました!
併せて使った感想も教えてもらいました♪

  • シロップ(自然由来のいい香り!)

  • コスメ(気分が心地よい)

  • サコッシュ(やさしい色です)

  • 毛糸(ふわふわした手触り)

同じ用途ならば、オーガニック製品を選ぶということだけでも環境活動になります。今後のお買い物の時には、オーガニック製品も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。


まとめ

私たちを含め、多くの人が持つオーガニックのイメージは
”人間にとってよいもの”。

今回の勉強会を通して、本当の「オーガニック」が目指すことについて知ることができました。
また、オーガニックは人間以上に環境に良い影響があるということも理解しました。



なんとなくいいものだから…という理由よりも、環境に対する良い影響を知ったうえで使用することで、周囲の人にもオーガニック製品を広げることができ、正しい情報や生産者の思いも伝えていくことができるのではないでしょうか。

環境問題を解決するカギを握るのは、オーガニックかもしれません!





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