Day782 エレミヤ書 37章

ヨシヤの子ゼデキヤは、
エホヤキムの子エコンヤに代わって王となった。
バビロンの王ネブカドネツァルが
彼をユダの地の王にしたのである。

新日本聖書刊行会『聖書 新改訳2017』 エレミヤ書 37章1節

ヨヤキムの子コンヤに代わって、ヨシヤの子ゼデキヤが王位についた。バビロンの王ネブカドレツァルが、彼をユダの国の王としたのである。

日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エレミヤ書 37章1節


エレミヤ書 37章では

エレミヤの逮捕
ヨシヤの子ゼデキヤは、
エホヤキムの子エコンヤに代わって王となった
バビロンの王ネブカドネツァルが
彼をユダの地の王にしたのである
彼も、その家来たちも、民衆も、
預言者エレミヤによって語られた
主のことばに聞き従わなかった

ゼデキヤ王は、シェレムヤの子ユカルと、
マアセヤの子、祭司ゼパニヤを
預言者エレミヤのもとに遣わして言った
「どうか、私たちのために、
 私たちの神、主に祈ってください」
エレミヤは民のうちに出入りしていて、
まだ獄屋に入れられてはいなかった
また、ちょうど、
ファラオの軍勢がエジプトから出て来たので、
エルサレムを包囲中のカルデア人は、
そのうわさを聞いて、
エルサレムから引き揚げたときであった
そのとき、
預言者エレミヤに次のような主のことばがあった
「イスラエルの神、主はこう言われる
 わたしに尋ねるために、
 あなたがたをわたしのもとに遣わした
 ユダの王にこう言え
  『見よ あなたがたを助けに出て来た
   ファラオの軍勢は、彼らの地エジプトへ帰り、
   カルデア人が引き返して来て、
   この都を攻め取り、これを火で焼く
   主はこう言われる
   あなたがたは、カルデア人は
   必ず私たちのところから去る、
   と言って、自らを欺くな
   彼らが去ることはないからだ
   たとえ、あなたがたが、
   あなたがたを攻めるカルデアの全軍勢を討ち、
   そのうちに重傷を負った兵士たちだけが
   残ったとしても、
   彼らはそれぞれ、その天幕で立ち上がり、
   この都を火で焼くようになる』」

カルデアの軍勢がファラオの軍勢のゆえに
エルサレムから引き揚げたとき、
エレミヤは、エルサレムから出て行き、
ベニヤミンの地に行った
民の間で割り当ての地を受け取るためであった
彼がベニヤミンの門に来たとき、
そこにハナンヤの子シェレムヤの子の、
イルイヤという名の当直の者がいて、
「あなたはカルデア人のところへ落ちのびるのか」
と言い、預言者エレミヤを捕らえた
エレミヤは、
「違う
 私はカルデア人のところに落ちのびるのではない」
と言ったが、
イルイヤは聞かず、エレミヤを捕らえて、
首長たちのところに連れて行った
首長たちはエレミヤに向かって激しく怒り、
彼を打ちたたき、
こうして書記ヨナタンの家の牢屋に入れた
そこが獄屋になっていたからである
エレミヤは丸天井の地下牢に入れられ、
長い間そこにいた

ゼデキヤ王は人を遣わして、彼を召し寄せた
王は自分の家で彼にひそかに尋ねて言った
「主から、おことばはあったか」
エレミヤは
「ありました」と言った
そして
「あなたはバビロンの王の手に渡されます」と言った
エレミヤはゼデキヤ王に言った
「あなたや、あなたの家来たちや、この民に対して、
 私にどんな罪があったというので、
 私を獄屋に入れたのですか
 あなたがたに対して
  『バビロンの王は、
   あなたがたとこの地を攻めに来ない』
 と言って預言していた、
 あなたがたの預言者たちは、
 どこにいますか
 今、わが主君、王よ、どうか聞いてください
 どうか、私の願いを御前に受け入れ、
 私を書記ヨナタンの家へ帰らせないでください
 私がそこで死ぬことがないようにしてください」
ゼデキヤ王は命じて、
エレミヤを監視の庭に入れさせ、
都からすべてのパンが絶えるまで、
パン屋街から毎日パン1つを彼に与えさせた
こうして、エレミヤは監視の庭にとどまっていた

※文中の表記は『聖書 新改訳2017』を使用しています

ゼデキヤ王が要請した執り成しの祈りで
エルサレムの崩壊の預言をしたエレミヤは
逮捕されました

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