Day742 イザヤ書 63章

 「エドムから来るこの方はだれだろう。
  ボツラから深紅の衣を着て来る方は。
  その装いには威光があり、
  大いなる力をもって進んで来る。」
 「わたしは正義をもって語り、
  救いをもたらす大いなる者。」

新日本聖書刊行会『聖書 新改訳2017』 イザヤ書 63章1節

「エドムから来るのは誰か。 ボツラから赤い衣をまとって来るのは。 その装いは威光に輝き 勢い余って身を倒しているのは。」 「わたしは勝利を告げ 大いなる救いをもたらすもの。」

日本聖書協会『聖書 新共同訳』 イザヤ書 63章1節


イザヤ書 63章では

主の報復
 「エドムから来るこの方はだれだろう
  ボツラから深紅の衣を着て来る方は
  その装いには威光があり、
  大いなる力をもって進んで来る」
 「わたしは正義をもって語り、
  救いをもたらす大いなる者」
 「なぜ、あなたの装いは赤く、
  衣はぶどう踏みをする者のようなのですか」
 「わたしはひとりでぶどう踏みをした
  諸国の民のうちで、
  事をともにする者はだれもいなかった
  わたしは怒って彼らを踏み、
  憤って彼らを踏みにじった
  彼らの血の滴りはわたしの衣にはねかかり、
  わたしの装いをすっかり汚してしまった
  復讐の日がわたしの心のうちにあり、
  わたしの贖いの年が来たからだ
  見回しても、助ける者はだれもなく、
  支える者がだれもいないことに啞然とした
  それで、わたしの腕がわたしの救いとなり、
  わたしの憤り、それがわたしの支えとなった
  わたしは怒って諸国の民を踏みつけ、
  わたしの憤りをもって彼らを酔わせ、
  彼らの血の滴りを地に流れさせた」

執り成しと嘆き
 私は主の恵みを語り告げる
 主の奇しいみわざの数々を
 主が与えてくださったすべてのことを
 そのあわれみと豊かな恵みにしたがって
 与えてくださった、イスラエルの家への
 豊かな恵みを
 主は言われた
 「まことに、彼らはわたしの民、
  偽りのない子たちだ」と
 こうして主は彼らの救い主になられた
 彼らが苦しむときには、いつも主も苦しみ、
 主の臨在の御使いが彼らを救った
 その愛とあわれみによって、主は彼らを贖い、
 昔からずっと彼らを背負い、担ってくださった
 しかし彼らは逆らって、
 主の聖なる御霊を悲しませたので、
 主は彼らの敵となり、自ら彼らと戦われた

 そのとき、主の民は
 いにしえのモーセの日を思い出した
 彼らを、ご自分の群れの牧者たちとともに
 海から導き上った方は、どこにおられるのか
 その中に主の聖なる御霊を置いた方は、
 どこにおられるのか
 その輝かしい御腕をモーセの右に進ませ、
 彼らの前で水を分けて、永遠の名を成し、
 彼らに深みの底を
 歩ませた方は、どこにおられるのか
 荒野の中を行く馬のように、
 彼らはつまずくことはなかった
 谷に下る家畜のように、
 主の御霊が彼らを憩わせた

 このようにして、あなたはご自分の民を導き、
 ご自分のために輝かしい名を成されました
 どうか、天から見下ろし、ご覧ください
 あなたの聖なる輝かしい御住まいから
 あなたの熱心と力あるわざは、
 どこにあるのでしょう
 私へのたぎる思いとあわれみを、
 あなたは抑えておられるのですか
 まことに、あなたは私たちの父です
 たとえ、アブラハムが私たちを知らず、
 イスラエルが私たちを認めなくても、
 主よ、あなたは私たちの父です
 あなたの御名は、とこしえから「私たちの贖い主」
 主よ なぜあなたは
 私たちをあなたの道から迷い出させ、
 私たちの心を頑なにして、
 あなたを恐れなくされるのですか
 あなたのしもべたち、
 あなたのゆずりの地の部族のために、
 どうかお帰りください
 あなたの聖なる民がこの地を所有して間もなく、
 私たちの敵はあなたの聖所を踏みつけました
 私たちは、とこしえから、
 あなたに支配されたこともなく、
 御名で呼ばれたこともない者のようです

※文中の表記は『聖書 新改訳2017』を使用しています

神は、やがて背信の民イスラエルを
ご自身の契約のゆえに回復されます

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