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【前編】映画 五等分の花嫁 ~新8電源 構築編~

WS五等分の花嫁シリーズの構築、ムーヴ、ハンドキープ基準、対面毎の有利不利についての雑感。

自分のキープ基準と、回し方に合った構築を求めて。

画像引用:DECK LOG
     Utool for WS 画像出力
     WS公式カードリスト


DECK LOG :デッキコード 5VH22



こんにちは、りーふです。
昨日9/17(土)にWGP戦仙台2022を終え、当初の発売日時が1週間延期となり、開催前日の発売となっていた訳ですが、現地は五等分の花嫁であふれていました。

僕自身も前日金曜日にカードを揃える前提でカードリストを吟味し、出発数時間前にスリーブに入れ終えたような状況でした。

結果は決勝トーナメントに上がる事は出来ず、でした。



これまでも時々デッキを作成した際には記事におこして言語化して来たため、今回も例に漏れず執筆していこうと思います。予選落ちリストの価値は、敗北に価値を与えるために残します。(ゾンビランドサガ リベンジ『♪REVENGE』水野愛パート)

過去のタイトルもお時間あればご覧ください。



Ⅰ.五等分の花嫁ff までのおさらい

一般的に、環境一線級に挙げられる【五等分の花嫁】は次女:二乃を主軸にした8電源デッキです。

ff発売時のリスト


最高峰のエースカード

他の電源タイトルと比較して【五等分の花嫁】の動きをオンリーワンとしているエースカード『走り出す恋心 中野二乃』は、クライマックス置き場に自身のCXコンボである『真っ直ぐな想い』があると、自身のアイコンに電源を追加する効果を持ちます。つまり、トリガーチェック時にソウルを増加させつつ電源効果でキャラ追加も行えるという離れ業です。
レベル3のCXコンボは、このカードを差し置いて語れないでしょう。


自身の効果でスタンドする高性能アタッカー

相方となるレベル1帯を制したのは、同弾で収録されていたこのカード『一途な乙女 中野二乃』です。昨今のレベル1帯では珍しく、手札を整える効果を持たない代わりに、テキスト通り自ターン12000~13000でファストアタックをしてくるこの挙動は一線級であり、アンコール効果も交えて場持ちも良い、高性能アタッカーでした。


後に規制対象になります
規制候補と言われますが規制されません
後に規制対象になります
規制候補と言われますが規制されません


また、同弾にて、レベル0帯の潤滑油がこれでもかと収録されました。最初弾では全体的に名称指定が多く、例えば「レベル1以下の”一花”を選んで」や「控え室の”二乃”を選んで」など、対象が狭い代わりにキャラ単に寄せやすい効果でしたが、はっきり言って構築の幅は狭く、大きなテコ入れとなりました。
恐らく大会運営上、姉妹のキャラ単大会「五つ子カップ」の盛り上がりのため、名称指定を増やしていたのでしょう。


あ、そっち?となった規制対象です

更に、ここまでキャラの足回りが強化された事によって、最初弾の遮断イベントも、改めて採用しやすいデッキスペックとなり、攻守どちらにおいても抜群の性能となりました。



その結果が選抜でした。 個人的には当然、かつ名誉の制限かと思います。


その後も、制限されたなりに代用カードで足回りを整えなおし、メインギミックのCXコンボ自体は制限されていないため、爆発力は変わらず一定数のシェア数を誇っていました。



Ⅱ.映画 五等分の花嫁 追加カード

今日のカードにて公開されていく中で、特に目を引いたのは以下のカードでした。

①1/1 6500 手札アンコール  自ターンは8500
②CXコンボで山札を確認できるトリガーチェックをしつつ、リバース時にキャラ回収を行う

僕の評価は非常に高いです。先のリストにある通り、採用CXコンボを取り換えた位には最優先です。

まず、カード自体の比較です。

対応CXコンボは同じ電源アイコンであるため、そこに違いはありません。
明確な相違点は…

①パワーライン
②手札のアドバンテージ
③後続の整え方

にあります。


パワーが高ければ高い程相手のキャラを倒しやすくなるのは当然ですが、周りの環境レベルデッキのパワーラインを確認していきます。

ただ、昨今は相手ターンに高パワーで居座るデッキが少なく、自分のターンにどれだけのパワーラインを出せるかが、せめぎあいとなっています。
となると、ミラーマッチでは相手のパワーに絶対勝てないように設定されているため、どちらを採用しても結果は同じと言えます。

使用制限の変更はございません。

そして、仮想敵として切っても切り離せないのが【D_CIDE TRAUMEREI】です。中でも、レベル1帯を支える『海神の力 える』のパワーラインです。
基本的にクライマックスがあるタイミングで登場するため、どんな相手にもパワー8000、レベル2相手では14000以上でアタックしてくる事になります。

つまり、
どっちの二乃だろうがパワー負けする
というのが現実です。

となると、自ターンにアドバンテージを取る事が重要になります。
どちらでも、返しの自分のターンで相手取る事は出来るためそこでの差別化は難しく、となれば、アタックするだけのレベル2『一途な乙女 二乃』では、手札アンコールコストを払い続けるだけのカードになってしまいます。
なので、手札を元に戻す効果を持っているレベル1『変わらない気持ち 中野二乃』を優先的に採用する事としました。
ここを話すと長くなるので次回の~立ち回り詳細編~で解説しようと思います。


ありがとうと言いたいのはこっちだよ

レベル0の足回りにも、強力な追加カードが来ました。先行でも後攻でも強く動けるカードです。
 
①登場時、手札を1枚クロックに置く事でデッキから二乃をサーチする
②盤面が全員『二乃』と含んでいるとトリガーが2枚チェックになる

このカードは実践すると分かる効果ですが、
手札から置くカードは何でも良く、サーチする『二乃』のレベルも何でも良いというのがあまりに便利です。

また、これまでの構築で有れば、レベル1は電源を張るだけでスタンドで蘇生されましたが、今回は1/1のカードを主軸とするため、多面しようとするとストックを要求します。かといって、後攻から3面攻撃するのが毎回の得策とは言えませんし、オカ研効果があるとは言えストックが要求されるため、何とかストックを払わずにサーチ出来る効果が嬉しかったです。

また、オカ研のように必要な自傷効果でもあり、レベル0→1も出来るし、レベル2以降にスキップする場合も、ディスアドバンテージなく対応出来ます。特に、レベル3の二乃をサーチしながらレベルを調整出来るのは格安コストです。


コモンだからリストから見落としそうだった

また、上記『ありがとうの花 中野二乃』のおかげで、後攻にも強く出れるため、特に相手のキャラを割れるスペックが必要でした。
そんな時のこのカード。姉妹全名称を持ちながら、登場時に相手のコスト0以下のキャラを退却させる事が出来る効果。移動持ちを対処しやすい上に、昨今の3500ラインにも効果を用いて1枚で対応出来ます。
加えて、登場時と退場時のそれぞれで手札入れ替えが出来る効果は、電源効果を効率的に使用出来るため、非常に強い効果です。また、前弾の構築で有れば、最悪1帯のアタックが弱くなるだけなので、クライマックスを張れずともトリガーで捲れさえすればよかったものが、今回は完全にCXコンボに寄っています。よって、クライマックスを引き込む事が以前に比べて重要性が増しているため、ドロー効果は重宝します。




ところで、今回のカードリストの中で、僕が特に目を引かれたのはこのカード。

僕のプレイスタイルに相性が良い

①『二乃』のトリガーチェックが2枚確認になる効果
②電源のクライマックスをチェックするとキャラに+3000する効果

前弾の【ff】から二乃に増えていた『山札の上から2枚まで見て、1枚を山札の上に置き、残りを控え室に置く』効果です。

特に使用していたのはこの『真っ直ぐな言葉 中野二乃』でした。電源を張った時に面を空けつつ、キャラを置くスペースを確保してくれる優秀効果です。また、2枚確認出来るというのは、ソウルを乗せるor乗せない、電源をチェックするorしないを自分で選べるのは強力でした。

この効果を、どこか1枚だけでなく、前列すべて(ほとんど二乃名称のため)に適応させるのは夢の話でした。
【五等分の花嫁】はソウルアイコンも多い上にソウル2の場持ちが良いデッキであるため、特に気にならない方ではありますが、扉や門のような1000/1のクライマックスと違って、確実にソウルを増やせる効果ではありません。それを、トリガーチェックを調整する事で前方確認もしつつ、突き詰められるのは非常に強力でした。
最後の最後の局面まで重宝する効果で、ちょうどのソウルでアタックしたいのにソウルアイコン乗って蛇足点、はいキャンセル~が一番嫌なので、意図的にソウルを乗せないためのトリガーチェックを出来るのは強力でした。


しかし、ここでルール上の問題点が生じます。
後列の枠が足りません

上述した1/1『大きな愛情 中野二乃』を確定で置きたい都合上、残り後列の1枠を集中かチェック付与のどちらかしか置けない事になります。
集中も、以前までは4ルック効果と集中の2つを持った『微睡の中 中野一花』がいたのですが、ばっちり規制対象。集中で手札を整える事が出来ないのは痛手ですが、枠が空かない事を考慮すれば、スタンバイで登場させるキャラで集中を退場させつつ登場する事になるため、使い捨て効果になってしまいます。手札を1枚以上回収するための集中効果を使った上で1枚上書きは、±0になってしまうため、あまり強い動きとは言えません。といっても、手札の質が違うため弱いとは言い切れませんが。
また、手札アンコールを使用するデッキでもあるため、手札を増やす方法は重要です。

便利だったなぁ

そんな中で登場したこのカード。

こんな所にまで2枚チェックとは

①登場時に他の『二乃』に2枚チェックを付与する効果
②起動効果で5枚まで山札を確認し『二乃』を加える効果

欲しかった効果です。
山札を起動効果で掘り進めつつ、回収対象はこれまたレベル関係なく名称『二乃』を含んでいればいい効果。
能動的に、退却して面を空けつつ、手札を準備させてくれるため、メインフェイズを効果を起動するのはもちろん、電源アイコンをトリガーチェックした際に、取り分けキャラを置かなくても良い場面で後列に置きなおす選択肢としても、集中と違って次のターンにほぼほぼ確実に手札を増やせる効果なので、今回は集中よりも枚数を多く採用しました。


ソウル調整が規制された後に登場

また、カウンター界隈でも強力カードの登場です。
ソウル減少イベントが規制された後でしたが、助太刀を発揮しつつ、面空け、ソウル減少の2つの効果を格安コストで使用出来る優秀な効果です。
環境にソウル調整したい相手は多く、特に【アサルトリリィ】などは多くの型でレベル3の複数回攻撃を使用してくるため、ダイレクト面で過剰点にしていきたい場面も多かったのでありがたい限りです。

ただ、名称は『一花』なので、他のカードに比べると回収はしにくいため、名称を指定していない回収効果の場合は優先的に確保しておきたい1枚です。というか『二乃』名称を集めやす過ぎるので感覚がおかしくなります。


しゅうかへいげつ、互換は天鎖斬月

よくある回復効果です。
11000アンコールで、条件は「相手のレベル3以上がいるなら」と、出しやすいようで出しにくくもあり、以前まで採用されていた『五等分の花嫁 中野一花』との選択枠かと思います。

長い事世話になりました

このデッキの構成上、テキスト上の条件に則ってレベル3を早出しする場面は限られます。どちらかというと、『妄想中 中野一花』から絡め手で登場させる事や、レベル2帯のスタンバイで前列に出したいものの、パワーラインの高くはないキャラを置きたくない時に取り合えず出す事も選択肢でした。その際に、どちらかと言えば、アンコールを自前で持っている『羞花閉月 中野二乃』を採用しました。(しゅうかへいげつ、BLEACHの卍解みたいです)

個人的に登場時の回復のために手札を1枚要求するのが、今回の構築では手札の消費が多くなってしまうため苦しかったです。また、ストックには余裕の生まれやすい構築のため、手札温存を優先します。



Ⅲ.各レベル帯の動き方 概要


ⅰ.ゲーム開始時 マリガン基準

キープの優先順位は、
1対応クライマックス>『ありがとうの花 中野二乃』>他レベル0 としています。

もちろんレベル2以上のキャラは入れ替えても問題ありませんが、1対応のCXコンボ持ち『変わらない気持ち 中野二乃』は捨てても構わないと思っています。

何度も登場する2枚チェックの効果ですが、レベル0から、アタックの際に発揮させやすい効果です。【ff】までの構築に比べて、レベル1の採用枚数と重要性のそれぞれが増し、替えの利かない効果も多いため、レベル0帯での電源アイコンに価値が生まれました。これは以前とは明らかに違うポイントです。

特に、後列向けの『大きな愛情 中野二乃』は、電源アイコンをトリガーチェックしにいく運用がしやすいです。

レベル0帯には、各種手札を捨てる事の出来るカードを揃えています。先行でも、マリガン後に来たレベル1カードを捨てておき、積極的に電源を狙いに行く動きが優先です。
普段ならディスアドバンテージですが、先行であってもクライマックスフェイズに手札から発動し、『大きな愛情 中野二乃』を設置→2枚チェックで『変わらない気持ち 中野二乃』を追加で狙いに行く事も出来ます。また、レベル1に能動的にストックをアドバンテージのために払う事も出来るため、1回目のアタックに噛んでしまったストックの底を払えない!という事象も限りなく少なくなると思います。


ⅱ.レベル0帯 最初のアタックターン

このデッキは、移動や高パワーでターンを跨いで生存出来るレベル0は全く採用していません。どちらかと言えば、レベル1を電源登場させる事で、ノーコスト面強化をする事に重きを置く構成にしています。
なので、とにかく2枚チェックをしていき、電源を張りたい/捲りたいのが0帯のアタックです。
0帯が続いてもオカ研効果の『女優として 中野一花』や、2種類の手札調整効果を持っている上記『回る日常 中野二乃』を使って、ここでもまた、爆発的アドバンテージのレベル1に繋げていきます。ただ、とにかくこのデッキはレベル0のパワーが低いため、相手の高パワーは本当に割れません。ここは、リバース効果タイトルだから相手にキャラを残す価値があるんだ~、と胸に誓ってサイドアタックします。


ⅲ.レベル1 ハンドは6枚以上目標

この項、長いです
対応を出してレベル2のアタッカー『一途な乙女 中野二乃』を後列に待機、どんどんアタックする。そんなのは当たり前です。

このデッキの盤面を整理すると、前列3体が埋まっているのはもちろんですが、今回は後列に『大きな愛情 中野二乃』を立てておく、というプランのため、その隣に電源で『一途な乙女 中野二乃』を待機させる事になります。
この時点で、枠がすべて埋まっています。ここから電源登場させるとしたら、前列を1面書き換える事になりますが。それを1回目のアタックから行いたくはありません。

その際に頼りになるのが、この2枚確認の効果です。
効果として『1枚目だけ確認しクライマックスではないので、2枚目は見ずにそのまま山札上に戻す』というアタック方法もテキスト上可能です。
レベル1帯は電源対象のレベル2アタッカーは1種類しか採用していないため、クライマックスは『噛みたくない』レベル帯になります。

ただ、クライマックスの見えが少なく、1枚位ならトリガーしても大丈夫そうな展開であれば、2回目にアタックする予定のキャラのチェック時に、2枚チェックを重ね掛けしていきます。
実際に、自身のCXコンボ+後列の効果+レベル0効果による付与で2枚チェックを最大3回、山札を計4枚掘り進める事が可能です。
ただし、これを1回目のアタックに行うのはストックの底に噛みたくないプランに反しますし、3回目のアタックはキャンセルに回したいためクライマックス温存で掘りたくないため、トリガーしに行くなら、2回目のアタックのここしかありません。

ここで手札を整えたものの、アンコールコストですべて払うのはもったいないです。使うカードや山札を掘り進められる5ルックや、ドロー効果を持ったレベル0をキープしておきたいです。なので、自分のターン終了時時点で、6枚以上の手札をキープできていれば、アンコールコストに2枚使用しても、次ターンのクロックフェイズでまた手札6枚に出来ます。これが、レベル1帯から5枚キープでターンエンドしてしまうと、後々コスト捻出が出来ないどころか、必要カードの中から苦渋のアンコールコスト捻出しなければならないため、どんどん不利になってしまいます。なので、絶対にこうだ、とは言いませんが、可能なら自ターン終了時の6枚キープはかなり意識していました。

仮にこのアタックターンでクライマックスをトリガーした場合は、手札アンコールは前列に置いておいたレベル2と後列に待機しているレベル2の2枚を残してさえいれば、他前列1枠は何かと替えが利きます。そのため、レベル1のアンコールは使わずいても大丈夫です。
手札をCXコンボで2枚以上増やしている中で、スタンバイをストックから掃くためには2コストを上手く払いたいため、アンコールのために面が埋まっていたとしたら無駄な上書きを挟みます。能動的かつ、最もうまくストックを使用出来るのは5ルック効果の『レクリエーション 中野二乃』であり、同名や集中をサーチすることで2コスト目を払ったり、既に手札にコスト捻出要因がいる場合は、次のレベル2帯に差し掛かるタイミングで手札アンコールコストで控え室に待機させるためのレベル3を抱える事も選択肢です。

仮にターンが返ってくると、このあたりでリフレッシュ間近になっていると思います。ここでクライマックスは過剰であれば手札から捨てて置き、山札作りを進めます。ここのターンでは、登場先が特に強くなくてもクライマックスを1枚貼っておきたいターンです。

理由はこのカードの登場時効果。
控え室のキャラを2枚山札に戻しソウル付与する効果。
リフレッシュ前に重宝する効果で、このデッキの構成では、電源でレベル2帯に出したいレベル3を、2枚以上のチェック効果を利用してストックに避難させたり、使用し終えたレベル1CXコンボを狙ってトリガーする事でリフレッシュ後の山札を圧迫しないように立ち回る事が出来ます
後列の効果で3回アタックするだけで山札を6枚掘れるため、他のデッキであれば集中などコストを払って山札を削っていたターンに、ストックを使用せずに山札調整が可能です。

ただ、さすがに山札回復かつソウル付与をするカードをそのまま舞台に置いておくのは次のターンに後列を活用出来ないラグになってしまうため、出来るなら電源を発動し手札に戻し、後列には5ルックや集中を電源で出しておきたいターンです。WGP仙台予選5回戦すべてでリフレッシュ前のターンにこの挙動をしました。非常に強力でした。


基本的には、計6枚以上アタックフェイズで掘り進める事が出来るため、1枚位クライマックスが巻き込まれるのは仕方ありません。その中でも、ソウルアイコンを2枚以上のチェックの中から探しに行ける効果は、狙って行えるテキストとして強力です。


ⅳ.レベル2 鍵は2種類の一花

電源デッキの花形、レベル2帯です。
このタイトルにおける唯一性の高い、電源と高相性のレベル3カードが2種類あります。

個人的には、後列に出す『過信と油断 中野一花』(以下黄一花)を優先的に出したいターンが多かったです。なんにでもチェンジできる上に起動効果でバーンも持っている『妄想中 中野一花』(以下赤一花)は、出す枠を選びつつ立ち回ります。これも細かい話は次回~立ち回り詳細編~に記載します。

このあたりの山札はリフレッシュ後で調整されている事が多いため、後列二乃の2枚チェックも優先度が一時的に下がります。ここは、『赤一花』を優先して上書き登場させる事も必要な選択肢です。

そして、その上で電源アイコンをトリガーした場合、正確には電源アイコンを付与されている『走り出す恋心 中野二乃』をトリガーした後に、前列も上書きしつつ登場させるレベル3をどんどん強固にしていきたいです。

ここで、手札の温存に入る必要があります。
山札やストックに飛ばす特殊相殺は仕方ないものの、通常のパワー負けに対して、そろそろ手札アンコールをしていられなくなります。加えて、エースである『走り出す恋心 中野二乃』をトリガーしていた場合は、控室に落とすという行為をしたいため、ルールによる3コストアンコールも絡めます。
レベル1までは綺麗なストックを心掛けているデッキの動きのため、基本的に「ストックに噛んだクライマックスを掃くためのコスト起動」は必要としません。そのため、このレベル2辺りからは、ストックに噛む事よりも電源をトリガーする事のメリットが勝る場面が必ずあります。

この辺りからは、早期に『走り出す恋心』を電源または『赤一花』の効果で出してCXコンボを連打していく展開もゲームスピードを速める事が出来るのでおススメです。

ここでも基本は、クライマックスは1回目のアタックで噛まないように行動するのは揺るぎませんが、上述の通り、手札の枚数が少ないor『走り出す恋心 中野二乃』を手札に準備できていない場合は、とにかく電源で面を作る必要があります。また、3コストアンコールも問題なく行えるため、コスト捻出はここから行いましょう。



ⅴ.レベル3 これまで以上の点数調整

このデッキで点数が固定されているバーン効果は『赤一花』のメインフェイズの1点バーンと、エース『走り出す恋心 中野二乃』のCXコンボの3点バーンの2つです。他は、基本的にフロントアタックorダイレクトアタックが主でしたし、トリガーチェックでの蛇足点に怯える事も多かったです。

ところが、ここで再びこの女の有能さが際立ちます。

基本的に、フィニッシュを見据えたターンに、CXコンボの『真っ直ぐな想い』を発動したとしても、これまではなんか適当に出す事が多かったです。それが、登場させる第一候補が生まれました。先ほど、レベル2帯では『黄一花』と『赤一花』への上書きのために退場させる事も辞さなかったカードが、再登場です。
この効果で蛇足点をケアしたり、『黄一花』と合わせてソウルを増やしてサイドアタック用の点数に調整したりと、非常に強力です。

もちろん、2枚チェックして2枚ともソウルアイコンだった、という場面ももちろんありますが、そこは仕方ありません。ケア出来る場合が多い、という期待に留めてください。



Ⅳ.まとめ

  

前提:キーワードは『初回アタックでクライマックスを噛まないようにする』ターンを重ねる事。レベル2以降は噛んだとしても面を強固にできるなら優先し3コストアンコールでクライマックスを処理する。

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配分: 電源  8枚    実質的に12枚

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基本戦術
レベル0:レベル1対応は手札に1枚あれば控え室に落として電源効果で出す方が燃費が良い。レベル0のキャラ同士でパワー勝ちする事は出来ないため、デッキや控室を整える事を優先する。

レベル1:CXコンボを多面し、レベル2アタッカーを待機。手札アンコールの多面は将来的にディスアドバンテージのため、1枠は自由枠として待機させ、山札を掘れる効果に充てていく。リフレッシュ前は山札を回復させ、トリガーチェックでストック調整をする。

レベル2:2種類の一花で固める。レベル3二乃をトリガーしてでも面を作り、トリガーしていたら3コストアンコールで処理しつつ、レベル3で複数面二乃を目指す。ここまで頑張った後列二乃は上書きも仕方ない。

レベル3:点数調整。ここにきて後列二乃復活。蛇足点のないよう、質の良いソウル調整をする。



WGP仙台に向けて調整したリストで、仮想敵に対するそれぞれの動きも固めて臨みました。そのうえで予選敗退だった訳ですから、壁の高さを感じました。

次回は、何度か話した通り、立ち回り詳細編としていきたいと思います。

ここまで10000字、ありがとうございました。


↓ 次回、『五等分の花嫁 ~立ち回り詳細編~』 執筆中 ↓


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