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かぐや様は告らせたい? ~8門編~

かぐや様は告らせたいの構築、ムーヴ、ハンドキープ基準、対面毎の有利不利についての雑感。

自分のキープ基準と、回し方に合った構築を求めて。

画像引用:DECK LOG
     Utool for WS 画像出力
     WS公式カードリスト

DECK LOG :デッキコード 2BYHU
※7/16編集


クライマックス配分 門8枚


Ⅰ.かぐや様は復習したい 

今回のタイトルは【かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~】になります(以下かぐや様)。

既に第1弾は発売されており、当時は扉・電源構築で環境上位に居座り、レベル0帯における規制を経験するなどデッキとしての強さを遺憾なく発揮していたデッキでした。


パワー補正がとんでもないオカ研互換
先行でも後攻でも万能カード
電源アイコンと噛み合うフィレス互換




規制後は、メインギミックの上記レベル3が『勇気を与える愛』を指定しているため、リペア構築もある程度再現性が高く対戦を進める事が可能となっていました。


ところで、選抜されたカードの中では、もちろん『勇気を与える愛』も好きな効果だったのですが、僕は『至福の時千花』がとても好きでした。メインフェイズでパワーを上昇させつつデッキトップを確認しておける効果が非常に好みで、規制後も使いたいな、と思っていました。



Ⅱ.かぐや様は新規を使いたい


さて、今回の新規カードを見ていきましょう。
基本的に、僕はクライマックスコンボを決めてからデッキを組みたいので、軸になるレベル3を絞りたいと思います。


かなり強いと思います。アタック時に与えられるバーンダメージが変動するため、詰め性能がとても高いです。クライマックスフェイズ時点でコストを要求するものの手札を捨てるだけでいいため、下準備は簡単かと思います。また、効果の発動にストックを要求しないため、3コストを余らせて相手ターンを迎える事も出来、ダメージ遮断イベントを構える事も可能です。


昨今ではホロライブの【3期生】ギミックに近いです。あちらと違い、起動効果で登場させるコストに名称指定がないため、下準備が簡単でしょう。その分、自分へのアドバンテージはないため、とにかく前のめりな効果となっています。また、レベル2帯で出す場合はクライマックスがあった方が良いですが、レベル3のフィニッシュの場合は最悪クライマックスが無くてもショット効果単体で使用出来るため、無理に抱え込まなくても良いのは動きやすそうです。更に、ストック補充効果が使いやすさを後押ししてくれているため、使いやすいです。



これまたホロライブで例えると『未来へ一緒に宝鐘マリン』みたいな効果です。ただし、あちらと違って山札を掘れない代わりに回復があり、効果の発動のためのハンドコストはなんでも良いという相違点があります。
また、ストックを補充出来ないため、自前でストックを貯めていく必要があり、下準備の要求は【ホロライブ】よりも高いです。



今回の目玉カード枠でしょう。
アタック時にコスト無く3点バーンを与えられる効果で、参照しているカードはすべてイベントカードです。

武蔵ショットとアンタッチャブル付与
この時のミコちゃん見てられない位苦しかった
イベントも対象なので概ね当たる
最近どんどん増えている4ルックイベント


思い出を貯めるデッキとしては、【冴えない彼女の育てかた】や
【D‗CIDE TRAUMEREI】がありますが、あちらは枚数や特定の名称だけを参照しているものの、こちらは〔名称完全指定+計4枚指定〕となっています。
また、思い出に0コストで置けるのは青の4ルックイベント『満月の日に』だけであり、他は確実に1コストかかります。つまり、レベル3の効果自体は0コストで発揮できているものの、下準備で確実に3コスト要求される効果になります。他のカードで、例えば舞台に登場した時に特定のカードを思い出に置くことが出来るカードも存在しません。というか、あるのですが参照しているのがまた『満月の日に』となっています。0コストで思い出に行くカードだけを対象にされましても…といった所。

ただ、幸いな事に、各イベント共にアドバンテージになる効果を持っており、1コスト以上の効果量を持っています。加えて、すべてのイベントに対して、回収可能なキャラが収録されています。


これだけサポートがあるなら組めそうなので、今回はレベル1・3共に門対応のかぐやを軸として、デッキを組んでいこうと思いました。



Ⅲ.かぐや様は枠がない


イベントマシマシでデッキを構築すると、やはり比較したいデッキは【ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか】でしょう。正直あちらの方がデッキとして美しいと思います。かなり似通っている効果を持っているカードが多い分、あちらの器用さが際立っています。


ここなんて最たる例ではないでしょうか。
山札を掘り進める効果と、盤面を上から勝つ事を両立するため、4ルック効果だけでなくこうした強い回収カードは差が出ます。

また、イベント+回収キャラを1セットとして運用する場合は、全体的にレベル0キャラにまとまっているおかげで事故回避にこそなるものの、枠を圧迫する事になります。イベントだけを採用するようにしたいものの、完全名称指定デッキであるため、最終的に1種類だけ足りずに回復バニラ状態が最も避けたい状況であるため、仕方なく採用しました。

その際、イベントを合計何枚採用するかが個人差が出ると思います。
個人的に、各4枚で16枚はさすがにやりすぎだと思います。4ルックイベントの『満月の日に』はまだしも、他のイベントは合わせて8枚の敬2枠が限界かなと感じました。キャラに変換する事こそ出来るイベントが多いものの、クライマックスと合わせてアタックできないカードが20枚を超えて入っている事は扱いが難しく感じるため、この配分に落ち着きました。

4ルック『満月の日に』 … 4枚
武蔵ショット『決別の言葉』 … 3枚
回収+パンプ『生徒会選挙』 … 3枚
コンソール+永続パンプ『写真撮影』 … 2枚

赤のイベント2種類は、確実にキャラに代わる回収イベント『生徒会選挙』の方を優先しました。
また、武蔵ショットを付与できる『決別の日に』は圧力を高める事が出来る好きな効果であり、最終的にレベル3『マーチングバンドかぐや』2面に付与したい効果であるため、3枚採用しました。


他にも、イベントを対象にした3枚確認カードもレベル0に登場しました。

これまた【ダンまち】と並びます。相違点は先行で出しても強い事と、面を取られにくそうな事でしょう。足りないイベントがめくれる事があるかもしれないので、『バイトの掛け持ちヘスティア』とは違ったサポートをしてくれる場面もあるでしょう。4枚。



また、門を採用するため、アイコンサポートも併せて採用したい所。
僕が普段から【SAO】でお世話になっている互換効果です。あちらと違って手札を整える効果がない代わりにパワー補正を持っており、ストックを貯める事が得意でないこのデッキにおいてはパワー補正の方が使える場面が多いかな、と。2枚。



また、これくらいイベントを多用出来るデッキであれば、イベントに反応する効果も欲しいし、集中のように起動効果でカードを作れる『人の営みヘスティア』みたいなカードが欲しい所です。

あるやんけ。

ただ、何度も話している通り、見た目以上にストックを要求するデッキであるため、山札を掘るための集中にコストを回す、というのは第一選択行動ではないと思います。3枚。




さて、本項の見出しにもある通り、めちゃくちゃ枠がなくなりました。

自由枠がもう4枠位しかありません。

今回はこの2種類は採用する事にしました。なくても困らないけど、ないと手詰まりになる部分に触れられるため、僕は結果的に枠が残ったら採用する事が多いです。


そして、残り2枚をどうしようかという話になりますが、候補は何種類かあります。

メインのレベル1と同名クライマックス参照です

今は結果的に『欠かさぬ努力ハーサカ』を採用していますが、クライマックスを手札から処理する事には困らないデッキであるため、後から変わる事は大いにあると思います。また、ストックが大事だ大事だと連呼しているものの、ストックにイベントを噛んだかもしれない…という状況が不確定に生じてしまうのは避けたいため、結構記憶力は要すると思います。


また、場持ちを優先したい場合は、こちらのカードも入れ替え候補です。今回はオカ研を採用するため、自傷効果はあちらの方が質が良いため、見送りました。青発生でレベル置き場でも貢献しやすいため、性能は十分です。

時の流れ、ですね



Ⅳ.かぐや様は回したい

全盛期ほどのレベル0の強さはなく、回収カードばかりでパワーもなく、レベル3の要求も高く、ストックもカツカツ…
先ほどから悪いところばかり書いていて何が面白いんだと思える状況。


デッキを回すに当たっての大前提として、このデッキはフィニッシュに向けて一方通行のデッキです。
フィニッシュ手段は1つしかありませんし、そのための要求されているものも明白です。
その過程でカウンターステップでキャンセルを調整するためにイベントを使って山札を大切にする事はメインの動きとしても、ゲーム展開上必ず全種類のイベントを発動する事になるため、最終的にレベル3登場につき2コスト、武蔵ショット付与の『決別の言葉』を付与したいためさらに2コストと、2面なら6コスト、3面なら7~8コストを目指して立ち回ります。


1)ゲーム開始時


後攻において最強のオカ研を採用しているため、積極的に多面アタックしたいデッキです。ただし、オカ研効果でトップを確認した際に、クライマックスや枚数を絞っているイベントだった場合、アタックを制限して、ストックから処理しやすいように立ち回る必要もあります。何度も何度も言っていますが、名称完全指定がゴールであるため、何回キャンセルしようとも、最後に4種類イベントを用意出来ていなければ『マーチングバンドかぐや』は回復バニラとなってしまいます。このレベル0帯におけるストックの一番下のカードは、相手がストック相殺を発動しない限りは掘り進める事が難しいため、その点だけは使い分けが必要です。

では、だからといってイベントを初手から大事に大事に抱え込んでおく必要はあるのか?という話題に移ります。僕は否定派です。だったら何のために回収キャラを採用しているのか、という事になってしまうからです。ゲーム開始時に初手のレベル0の質が悪い場合はどんどん切り替えた方が良いです。

2)激戦区 レベル1

ここからイベントを思い出に貯めていく必要がありますが、4ルックイベントである『満月の日に』は思い出に置くのが任意であるため、別に急いで送らなくてもいいと思っています。
というのも、CXコンボ持ちの『色褪せぬ思いでかぐや』を多面して回収し続けながら、自分・相手ターン関わらずに山札の質を高めていく役割があるカードを、みすみす減らす事は弱いと思っているからです。その上でストックに噛んでしまったとしたら、残り2枚で山札を作る必要が生じてしまいます。非常に難しいため、集中も合わせる必要が出てきてしまい、ストック不足も考えられ、決して強い動きでは無くなってしまいます。基本的に『満月の日に』は手札か控室にあるカードとして運用したいです。

では、他の赤イベント2種類はどうかと言えば、山札の上から1枚だけを参照する『写真撮影』は適当に打ってもいいと思います。2枚とも打つのは無駄遣いですが。
また、控室から確定回収の『生徒会選挙』の1枚目は基本的にレベル1を整えるためにも使える上に、レベル3の『マーチングバンドかぐや』を回収するために2枚目以降を使う事もあると思います。貴重なストックは、どうせ使うならこちらに使う方がいいでしょう。


3)やる事が変わらない レベル2帯

倒せる面は確実に倒しつつ、動きはほとんど変わりません。なので、フロントアタックでパワー勝ち出来ていない場合は、相打ちだろうがチャンプアタックだろうが相手ターンはダイレクトアタック面になり『満月の日に』を挟めないので大差ないです。

スタンバイデッキ相手にも面を取りたい場合はこれらも採用候補です。
ただ、今回は一方通行なゲームメイクを前提にしている上に枠を絞っているため、多くの相手を想定して1枚だけ採用を多用するシルバーバレット構築は不可能であったため見送りました。


また、この段階で武蔵ショット『決別の言葉』を発動する事は、よほどダメージレースが芳しくない場合に限るかな、と思います。
山札を上からダメージによって削る事しか出来ないデッキなので、最終的に『マーチングバンドかぐや』が遮断イベントに阻まれる事が最も苦しいため、温存する事が多いでしょう。


3)どうせレベル0めくれて1点 レベル3帯

レベル1以上のカードはほとんど思い出に置かれるカードであるため、武蔵ショット効果の期待値は本当に1点だけです。キャラか、クライマックスか。たまにレベル1CXコンボの『色褪せぬ思い出かぐや』が出てくれるかもしれません。



Ⅴ.かぐや様はまとめたい

前提:イベント赤2種類は早めに発動し思い出に置いておく。黄はレベル3に付与して青は最後に送って4種類確保。カウンターステップで4枚ルックしながらキャンセルしてストックは大事に運用。

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配分: 門  8枚

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基本戦術
レベル0:イベントを抱える位ならキャラに代わるようマリガンする。
オカ研も採用しているため、ストックに無駄にイベントを噛まないように確認しながらパワー勝ちして多面アタックしたい。

レベル1:CXコンボ連打とイベント連打。赤イベント2種を思い出に送っておきたい。

レベル2:レベル3の準備をしつつイベントを抱えておく。

レベル3:多面してアタック。するしかない。


上記した基本戦術が合わない、違うと思った場合は、その点を是非ご改良ください。他のCXコンボ効果に変更したり、採用枚数を変えたり、そもそも色コンセプトから変更するなど、ポイントは多岐に渡ります。


レベル3の紹介項で出した『ブリーフ愛好家 優』を軸にした枝・門構築も写真だけ乗せておきます。

DECK LOGコード : 3XXDC



では、またの機会があればお会いしましょう。
ありがとうございました。

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