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ゾンビランドサガ リベンジ ~最初からパックに入れろ 新規PR追加編~


WSゾンビランドサガ リベンジの構築、ムーヴ、ハンドキープ基準、対面毎の有利不利についての雑感。

自分のキープ基準と、回し方に合った構築を求めて。

画像引用:DECK LOG
     Utool for WS 画像出力
     WS公式カードリスト

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※2/23編集


クライマックス配分 : 扉 8枚
運命へのリベンジ : 7枚


Ⅰ. 既存デッキ紹介 

以前、WS内にゾンビランドサガが来るという事でデッキ紹介をしました。



当初は8扉や宝門のギミックが最も強いと思っていましたが、炎扉型の開拓が進み、環境でも一定数意識付けられているタイトルとなっています。


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レベル0の枚数をかなり厚めに採用しつつ、『”リトルパラッポ”リリィ』の炎CXコンボの効果でどんどん控室からノーコスト蘇生登場させていきます。


集中テキストも、「3枚まで見て”カードを1枚”まで手札に加える」という、キャラやイベント、ひいてはクライマックスであっても回収可能であり、毎ターンのCXコンボも嘘ではないゲームメイクとなっています。



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元々、【ゾンサガ】には目玉である豪快なCXコンボを持ったレベル3カード『源さくら』が存在していました。
また、【ゾンサガ】発表当初に僕が記事にしてまとめていたレベル3所感もありました。



当時はさくらの評価を低く設定していました。

その予想は大きく外れていました。あんまりセンスないですね。


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本題に戻ります。
カードリスト発表当初から、僕は各所でこの話題を出してきました。



運命へのリベンジは7枚必要か?

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先述した集中の対象がなんでもいいのに対して、このイベントはキャラのみを対象としています。コストも要求されるものの、レベル3『源さくら』を最大限に発揮するための『経験』として必ずレベル置き場に1枚置いておかなければいけなかったため、泣く泣く採用スロットを割いていたカードです。

実際に使用してみると、手札に来たこのカードに助けられたゲームも確かにありました。『集中』と違い、絶対にキャラを加える事が出来ますし、ストックに埋まったクライマックスや必要カードを払うために、カード枚数の観点から見たアドバンテージを損なわずに整える事が出来ました。


しかし、そもそも【ゾンサガ】自体が苦手としている処理がありました。

それは、手札に来てしまったクライマックスの処理です。
コストとして一般的な[手札を1枚控え室に置く]が、汎用的なカードに非常に少ないのです。

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マジでこんなもんです。
さすがに、レベル2以上のカードともなればCXコンボや何かしらのコストで手札を捨てる事は要求されるのですが、レベル0~1に少ないのが難点です。

どこかで話した気もするのですが、せめて『運命へのリベンジ』の4つある処理の内の1つ、「手札の〈SAGA〉のキャラを捨てる事で手札に戻す」の条件でクライマックスでも関係なく捨てる事が出来れば…と嘆いていたものです。


なので、リフレッシュしないタイミングで、かさばらない程度にクロックドローのコストでクロック置き場に片付けたり、『リトルパラッポ リリィ』が手札に戻って来る事を活かして、ターン終了時に手札が8枚以上である状況を作る事で、ルールにより手札から捨てたりと…
クライマックスの処理に関しては、昔ながらの手段を取っています。


あまり悪い点ばかりを羅列するのも悲しいので良い点を挙げると、その圧倒的な攻撃力です。

何のためのクライマックスフェイズか。

サイドアタックしてもソウルが減らないというのはどういう事か。

最後のひと押しは正に壮観です。是非、お使い下さい。


炎扉型の利点
①クライマックス発動が毎ターン狙える圧倒的攻撃力
②『源さくら』による詰め性能の高さ
③多めのレベル0採用による事故率の低さ

炎扉型の課題点
①手札にかさばるクライマックスの減らし方
②8扉型に比べての確定回収の少なさによる下準備のシビアさ
③3色構成のため色発生、採用配分のシビアさ



ところで……






Ⅱ.新規PR追加 サイバーエージェント杯


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最初からパックに入れてくれ。


このカードが発表された時、泣いて喜びました
信じられない位、便利なカードが来ました。

がっつりと、『運命へのリベンジ』のサポートカードが登場しました。
効果は画像を拡大して頂いても読めると思いますが、


①〈SAGA〉のキャラすべてに+500
②『運命へのリベンジ』すべてにソウルアイコンを付与する
③メインフェイズの始めに[手札の『運命へのリベンジ』を1枚捨てる]事で、控室のキャラを回収する



①は無難かつ相手ターンでも発動し続けるパワー強化。
昔は【ギルティクラウン】にあったような、『集中』かつ全体パンプアップもありましたが、ここ数年は「毎ゲーム舞台に早期から居続ける『集中』が永続全体パンプって全タイトルに配らないと不平等になるけど、かといって全タイトルに配ってしまうとどのデッキも動きは一緒でタイトルデザイン歪まないか?」という査定から、『集中』のパンプ範囲は狭くなっており、2枠ある後列の内のもう1枠でパワー補正を担う事が多くなっていました。

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まじまじと見るとこの画ドキドキする。女の子が「入れ物」っt


②は【五等分の花嫁】で特に強力な効果を発揮している、トリガーチェック時のアイコンを追加する効果です。【ゾンサガ】では、元々アイコンを持っていなかった『運命へのリベンジ』にソウルを付与し、攻撃力を上げる事に貢献しています。

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③は『運命へのリベンジ』を無料でキャラに変換する効果。タイミングもメインフェイズの始めと、クロックドロー後なので非常に扱い易いです。
手札に来てしまったからにはキャラに変えるには必ず1コストを要求していた上に、あくまでデッキトップ3枚とだけの対話であったためこれまでは大変でしたが、控室全体から回収という広範囲に変わったため、準備も楽になっていく事請け合いです。


3つも効果があってメリットしかありません。




①の効果は一般的であるため、特徴的な②③の効果について話を広げて行こうと思います。
②の効果、これまでのカードと違い、CXコンボによる付与や反応ではなく、舞台にいるキャラが付与しているため、仮に2枚登場していれば効果が重複するそうです。


最近のカードでは【プロセカ】にも同様のカードがあります。

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恐らくですが、この『みんなを笑顔に 天馬司』を基準に、今回のPRである『ゾンビィ1号 さくら』があるのかな、と感じます。

トリガーチェック時に効果を発揮する、という事なので、デッキに眠っていればいる程、もちろん機会は多くなります。そして、チェックされる回数が多ければ多い程、その効果も活かされます。

『みんなを笑顔に 天馬司』の対象は、1帯のメインギミックとなりそうなCXコンボ持ちのキャラであるため、手札に持っておきたいカードでしょう。加えて、当然ではありますが、採用上限は4枚であるため、発動機会もそれだけ制限されます。

ところが、事【ゾンサガ】に関しましては、対象を7枚まで採用する事が出来ます。手札に積極的に確保したいカードではないどころか、狙って回収するカードでもないため、デッキ内にある枚数も必然的に多くなり、トリガーチェック時に効果が発揮される事も多くなります

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ただ、あくまでトリガーチェックによる恩恵が増す、という効果であるため、この効果を前提にゲームメイクをするのは、詰め時点における確実性に欠けてしまいます。実際の場面に応じた内容は第Ⅲ項で記そうと思います。




さて、③の効果は、イベントをキャラに変換する効果、と先述しました。同型効果を参照してみましょう。

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ちょうど記憶に新しいのは【ホロライブ】でしょうか。
なお、私事ではありますが、僕が地元でよくWSをして遊んでいるコミュニティで、文字通り僕だけが【ホロライブ】を組んでいません以前は【冴えない彼女の育てかた】の時もまったく同じ事がありました。アウトローを気取って最大シェアを組まずにいるのは恥ずかしい事だと、そろそろ気付いてもいい頃でしょう。次から組みます。


イベント『#ホロライブゲーマーズ』自体が癖のない4枚ルック効果であり、発動条件もなければ回収対象もタイトル内キャラすべてであり、おまけに『ジャグリング担当 大神ミオ』で回収する事も出来、扱いやすいカードになっています。

こちとら1コスト払って3枚だけで我慢してます。なんなんじゃい。


そして、肝心の「イベントを捨てて特定のキャラに変換する効果」はレベル2の『#できたてころね 戌神ころね』が持っています。対象は山札からであり、こちらも回収範囲や確実性を考慮すれば、とても良い効果です。

ですが、【ゾンサガ】が差別化出来るのは、発動機会の多さにあります。

『#できたてころね 戌神ころね』はあくまでレベル2のキャラであるため、発動機会はレベル2メインフェイズ以降となります。対して『ゾンビィ1号 さくら』はレベル0のキャラであるため、最速で2回目のターンから効果を使用していく事が出来ます。イベントとして直接発動しても使用しやすい『#ホロライブゲーマーズ』に比べて『運命へのリベンジ』はコストもかかるので捨てやすいので良いですね(ヤケクソ)。




また、これまでの【ゾンサガ】では、0帯から展開出来る、集中以外の後列向けカードが少ないデッキでした。

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これは強い。

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赤だったら良かった。

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弱くはないけど強くもなかった。


以前は良い様に言い換えて、後列が自由枠で柔軟性がある、とか記載しましたが、正直な話、弱いから『煌めくステージ サキ』以外は入れていませんでした。

そんな中で登場した今回の新規PRによって後列がしっかりと定まる事によるメリットの方が大きいと感じています。


Ⅲ.今後のデッキ案 ~8扉型について~


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構築テーマは『運命へのリベンジを7枚採用する』です。

これまで『運命へのリベンジ』を最大枚数採用する事を否定していたのも、有効的に活用する手段に乏しかった、というのが挙げられるため、デッキにあっても手札にあってもレベル置き場にあっても効果を発揮できるようになったのであれば、思い切って最大枚数から再検討していきます


※なお、レベル3の『源さくら』に関連するカードと、回収対象の広いオカ研互換の『伝説の天才子役 星川リリィ』の採用は、一般的な最大枚数を搭載する事とします。


さて、わざわざ『運命へのリベンジ』を7枚採用するならば、非常に輝くカードが存在します。

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2種類の集中を持つ。

集中A[①自身をレスト]し、山札から5枚をめくり、その中の『運命へのリベンジ』1枚につき1枚キャラを控室から回収する。

集中B[①キャラ2枚をレスト]し、山札から4枚をめくり、その中のクライマックス1枚につき1枚キャラを控室から回収する。


2種類の対象があり、レストしなければならない対象も異なるため、状況や、その時点で公開領域にある『運命へのリベンジ』とクライマックスの割合によってどちらかを選択する事になります。
僕の所感ですが、こういったイベントを対象とした効果は「『対象のイベント』があれば、キャラを1枚……」といった、枚数でなく有無を問う効果が多いのかな、と勝手に思っていました。具体的にどんな?と言われれば思い浮かばないので本当に所感でしかないのですが。


色もメイン色と同じ赤ですし、基本的な後列は、集中の『帰り道 さくら』と新規PR『ゾンビィ1号 さくら』とします。


そして、能動的に『運命へのリベンジ』を控室に準備する事が出来るため、以前は採用していなかったカードの採用に至りました。

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ストックを増やす事が出来る『コンサート失敗の代償 愛』です。

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同様にストックを増やす事が出来る『突然の慰め 純子』も存在しますが…

①色が緑である事
②思い出置き場に『運命へのリベンジ』を要求するため、下準備として発動用の1コストを要求している事

以上2点がネックであるため、今回は青枠を採用。


といっても、このカード自体を絶対に使う!という程ではありません。
『運命へのリベンジ』が1枚でもあれば控室から回収出来る上に、パワーラインも決して高いとは言えないため、1枚に留めています。



また、今回は、『ゾンビィ1号 さくら』さえあれば狙ったキャラを回収出来る、という利点を活かすため、サブカードの採用枚数自体を減らしています。

具体的には、元々のデッキ構成では『運命へのリベンジ』が4枚でしたが、今回は7枚に増しています。加えて、『ゾンビィ1号 さくら』も2枚採用しているため、差し引き5枠を入れ替える必要がありました。

この際、参考にしたのはゼロックス理論(Xerox)というものです。本来であれば確率計算などをしなければならないのですが、今回は一切していないため、話半分で聞いてください。


人によっては遊戯王OCGなどを例に取った方が分かりやすいかもしれません。

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『増援』はデッキからレベル4以下の戦士族モンスターを1体手札に加えるカードです。現在、遊戯王OCGでは制限カードになっています。

このカードがあるおかげで、デッキ内すべてのレベル4以下の戦士族カードがすべて+1枚であると言えます。というのも、実物のカードまたはこの『増援』が引ければ、目当てのカードを手札に加える事が出来ているためです。

また、このカードがあるおかげで、採用枚数自体を少なく抑え、スロットを捻出する事が出来ているのも事実です。

つまり、「回収対象の広いカードがあれば、採用母数を削る事が出来る」と言えます。ただ、『ゾンビィ1号 さくら』の効果は既に公開領域にある控室からの回収であるため、『増援』のように目当てのカードが絶対に回収出来るとは限りません。ただ、WS自体が昨今のカードゲームの中でも、山札にカードが留まっている事が短いゲームシステムであるため、山札からのサーチだけあればいい、という訳でもないため、判断は難しいですが。




そしてこのデッキ、元々ソウルアイコンを持っているカードはわずか6枚。クライマックスがすべて、発動時に全体にパワー+1000とソウル+1が出来るとは言え、かなり思い切った構成になっています。

これも、『ゾンビィ1号 さくら』によってソウルアイコンを増やす事が出来ているために出来る芸当です。

最終局面では、ソウルアイコンを持っている事が蛇足点になってしまい余計なキャンセルにより詰めがずれてしまいそうな場面であれば、『ゾンビィ1号 さくら』を退場させながら『源さくら』を登場させる事も多いです。

また、レベル2の『最高のライブ さくら』も後列に置きたいキャラであり、レベル2段階で登場させておきたいがために、『ゾンビィ1号 さくら』を前列に移動させて使い捨てのようにチャンプアタックする事も多いです。というのも、『最高のライブ さくら』の全体パワー+2000自体も発動させやすくなっている上に、ここでパワー補正がなければ、相手のレベル2以降のパワーラインに太刀打ち出来なくなってしまうからです。となれば、継続して山札調整出来る『集中』を残し、仕方なく『ゾンビィ1号 さくら』は名誉の退場としましょう。

最終的に『最高のライブ さくら』で相手の山札を確認してクライマックスが最初から2枚あれば問答無用の確定3点を刻む事が出来ますが、後戻りできないクライマックスフェイズにならないと確認出来ないのが難しい点です。

こういった場面で、相手の山札の上から3枚の中にクライマックスが1枚だけだった場合、多くの場合は〈上2枚を非クライマックス+最後にクライマックス〉の順番にする事でソウル2のキャラでアタック⇒『源さくら』の効果を発動しつつアタック⇒と行きたいため、余計なソウルアイコンが捲れてしまう事で初撃を3点⇒確定キャンセルとされてしまうのが一番しょうもないです。こういった事を回避するために山札の上を確認出来るカードも採用していますが、元々のソウルアイコンが6枚しかない上に、レベル3『源さくら』2枚とレベル2『最高のライブ さくら』は既に持っている事が多いため、残り3枚がどこにあるのかを確認する事で、しょうもないENDを回避出来ると思います。



Ⅳ.まとめ


前提:
①新規PR『ゾンビィ1号 さくら』の登場により、『運命へのリベンジ』を7枚採用する型も検討出来るようになった。
②デッキスロット自体は圧迫されているので、本当に4枚必須なカード以外の採用枚数は全体的に減らし回収効果を活用する。

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採用CXコンボ: 1~3帯さくらの『扉』 + コンボ不採用の『扉』

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基本戦術:
①集中の『帰り道 さくら』と新規PRの『ゾンビィ1号 さくら』を早期に後列にセットで用意する。
②可能な限りクライマックスを発動したいものの、カードコストで能動的にクライマックスを処理できるカードが少ないため、場面に応じてクロックドローで処理したり、手札8枚以上にしてルール処理で捨てる事で対応する。
③レベル2帯でパワー負けしやすい対面の場合は『最高のライブ さくら』を展開したいため、『ゾンビィ1号 さくら』を前列に移動or退場させて役目終了。
④『源さくら』を使用したキレイな詰めとしたいため、蛇足点のないようフィニッシュ。

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という訳で今回は、ゾンビランドサガにおける、新規PR獲得後の8扉型の構築について検討しました。今後、炎扉型の再検討や、場合によっては更に新しい型が開拓される事も楽しみです。

では、またの機会があればお会いしましょう。
ありがとうございました。



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