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【WS】リコリス・リコイル~8扉編~

WSリコリス・リコイルについての雑感。

自分のキープ基準と、回し方に合った構築を求めて。

画像引用:DECK LOG
     Utool for WS 画像出力
     WS公式カードリスト

DECK LOG :デッキコード 7RDCM

作成日:2023/5/30


こんにちは、りーふです。
放送当時から非常にハマっていたTVアニメ『リコリス・リコイル』(以下リコリコ)が、来る6/2(金)に発売されるという事で、発表時から非常に楽しみに待っておりました。

本日、カードリストが公開されたため、これまでの例に漏れず、仮組したデッキリストについて執筆していきます。



兄弟シリーズ、ヴァイスシュヴァルツブラウも触れてみました。



Ⅰ.リコリコの特徴


まずは、リコリコのタイトル特徴を見てみましょう。

世界観は、

日本の治安を裏で守るエージェント組織『DA』の精鋭『リコリス』である、たきな。とある事件をきっかけに、たきなは本部からの転属を命じられてしまうが、配属先はどう見ても喫茶店な『リコリコ』。
そこで出会ったNo.1リコリスとの名高い千束(ちさと)とバディを組み、DA復帰のために任務を遂行する。

という感じ。
治安を守る、というために銃撃も行われるため、特徴には〈武器〉も含まれています。※劇中で発砲するキャラは大体〈武器〉を持っています。

また、千束は「至近距離からでも銃弾を躱せる」という、劇場版名探偵コナン漆黒の追跡者にて蘭ねーちゃんが披露した技と同じ事が出来ます。
そんなキャラクター性を反映してか、千束は回避効果をよく持っています。


確定で移動出来るし手札も増やせる
マーカーと2枚落下で複数枚山札を掘れる


他には、アニメ劇中のサポートメンバーであるキャラは、山札を掘れる効果を多く持っています。



いわゆるフカジロウ効果
よくある集中
コイツは敵。特徴〈テロリスト〉ってヤバいだろ。


基本的に【SAO】を最近使用していたせいか、レベル0のキャラは山札を掘れる効果に非常に魅力を感じてしまいます。

手札を入れ替える効果かつ山札を掘れる効果は非常に好みです。
集中も、メイン採用される部分が控室回収効果であるため、はじめに掘っておける効果は好みです。ただし、効果の一部に「リバースした時」が含まれるため、能動的にメインフェイズで使用しにくい事だけは難しい点ですが、高望みはしてはいけません。



他にも、たきなには…

通称 中学生 効果

昨今では何パックかおきに収録されやすくなってきた、「中学生」効果です。※フロントアタックされているキャラを手札に戻す。

かつてはこの効果が採用されているタイトルが希少であったため、環境上位に食い込んでいた効果ではありますが、昨今では汎化してきた事もあって、

中学生効果が存在する = 環境上位

とまでは断言出来なくなった印象です。
それでも、単体で相手のレベル0キャラを倒しにいけるパワーラインを担保出来ているので、制圧力を確保しています。




他に、【リコリコ】はレベル2帯で登場させるレベル3キャラが強固、という特徴があります。


指が可愛い
喫茶店で「へいお待ち!」て
対象は 中学生効果のたきな



こんないるの???

って位いっぱいです。
自身でレベルを下げる効果のないキャラも、レベル2からの実質チェンジであったり、後列キャラの効果で早期登場を図れます。


てか千束多いですね。
みなさんはどの笑顔が好きですか?


また、思い出からかけつける『どこにいようと たきな』は別ですが、全体的に11000を超えるパワーラインを維持している点が強力です。
最近では、登場ターンのみや、アタック時のみのパワー補正である事も多いため、逆に平成当時によくあった効果に戻るのは珍しいです。


色別に整理します。

1)黄色


【リコリコ】における黄色の枠は、一貫して「喫茶リコリコ」枠として使用されています。特徴に〈武器〉こそあるものの、採用イラストは私服やバイト中の服に統一されています。いわゆる日常パートのカードイラストが多く、可愛らしいですね。


汎用カードは先に紹介したレベル0に加えて…

この辺りでしょうか。
ストックを破棄した上で強制的に補充させるいわゆる「光景」効果の互換である、リシャッフル型の効果で登場しています。



続いて、黄色のメインとなるであろう「喫茶リコリコ」パッケージです。


メインパッケージは「耐久戦」です。
昨今では、【ホロライブ ときのそら】や【SAO ミト】などでも使用されていた効果です。



一見すると、レベル3の『営業開始♪千束&たきな』での耐久がメインに見えますが、どちらかというとレベル1『敏腕経理 たきな』を複数枚展開した際に重複するチョイスアイコンの効果で、早期に大量の質のいいストックや手札を形成する事にあると思います。
幸い、【リコリコ】はレベル0から山札を掘り進める事は苦ではないため、効果を発動する機会はなんとかなりそうです。
ただし、トリガーアイコンに付与するだけで、トリガーチェック出来ないとなんの効果も得られない訳です。
なので、最大値のリターンと不発時のギャップという、感覚的には【ありふれ】のアドバンテージの取り方に近いものの【ありふれ】ほど打点もないため、難しい所のように感じます。



レベル2帯で使用したいストックは決まっているものの、レベル1帯で稼げるストックはまばらであるため、デッキとして存在はするものの、アベレージを取れない構成に感じます。
【ときのそら】も【SAOミト】も、自身の効果で複数体登場させられる再現性の高さがあったため、同じことは出来るでしょうか。


2)赤色

赤は、主に「千束」に関係するカードや、物語開始時点で千束の関係者であった「ミズキ」「ミカ」が収録されています。
あと「真島」も。顔なじみ水入らずの所に平気で土足で入り込んで、バランスを取っています。


メインパッケージをいくつか紹介します。

公式アニメーションイラストです。
4ルック効果と条件のない移動封じを持っているため、スタンバイデッキへの後発で後列に留める事も出来ます。カード1枚で複数効果を使える辺り、時代の進んでいる感じがします。



続いて、階段上に入れ替わっていくパッケージです。

「好き。」

こういう効果で真っ先に【マクロスF】が思い出されます。
僕はだいぶおじさんです。


また、結構好みな効果も存在します。

クライマックスをトリガーしたタイミングで、相手の山札を4枚強制的に掘らせる事が出来る効果です。タイミングを選びにくく、相手の山札にクライマックスが入っていない事がわかりきっているタイミングだとしても、捲ったからには発動してしまう強制効果なので良し悪しですが、ノーコストで使っていい効果になったんだな、という感慨が深いです。


強制リフレッシュ効果です。※僕は「逆圧縮」というワードが嫌い。
タイトル内にあって便利効果です。



また、今回から初登場したクロック置き換え効果です。
昔はレベル3キャラによるクロックシュートがあったものの、昨今ではどちらかというとリバース時に自身がクロック置き場に置かれるコストを払う事で手札を補充するレベル0キャラも増えているため、それらの効果を実質軽減出来る効果です。
このカードが定義付けられている影響か、【リコリコ】にはクロックに飛ぶコストも多く感じます。



【リコリコ】唯一のメインフェイズでクロックを受けられる「オカ研」互換です。厳密にいえば効果範囲が正反対なので互換でもないのですが、どちらかと言えば、レベル3の直前でダメージが止まってしまった時に使用する事が多いでしょう。
これでいてなんとボックス購入特典のランダムPRの一種です。
4枚投入するカードではないものの、値段の予想がつきません。
安いといいなあ。



目玉のレベル3は、セットなのでのちほど・・・



3)青色

【リコリコ】における青色は、劇中の物語が始まってから千束と知り合った「たきな」「クルミ」が多く収録されています。また、たきな単体イラストも多いのですが、結構な頻度で千束と一緒に映っています。イベントとかクライマックスなんてたきな単体が一種類しかないです。
あと「真島」も。ここでも男女比のバランスを取っています。


メインパッケージは、


『私の決意 たきな』です。
門アイコンを対象にしているため、サポートカードも存在します。


基本的にこの2種類をセットで並べる事が多くなると思いますが、その際に搭載するであろう相方の門アイコンのレベル3はこちら。


・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・


TDだけです。
ブースターには、門アイコンのレベル3は、いません。



こちらも門アイコンのカードなのですが、先に紹介した赤のカードや、『私の決意 たきな』に比べるとちょっと見劣りかな、と感じます。



また、ここにも山札を掘り進める効果が多くあります。
何種類あるのでしょうか。

まるで、デッキいう命を削っているようです。


4)ちさたき

さてさて、意図的に紹介を見送っていたのですが、【リコリコ】最大にして最高のパッケージは「ちさたき」になります。




バディはセットで使う、WSによくある配慮です。
効果は山札を削って1ダメージを与える効果の付与と、スタンド攻撃です。
一番近いのは、やはり【アサルトリリィ】です。



基本的には
たきな2枚+千束1枚
たきな1枚+千束2枚

を目指す事になると思います。

山札を削る期待値を考えれば、たきな2枚の方が当たります。
が、効果対象だけを考えれば、【アサルトリリィ】の方が良く掘れるしよく当たります。
一番の違いは、準備ストックと手札の枚数でしょうか。

 【アサルトリリィ】の場合

  • キャラ3枚とクライマックスとコスト用の手札1枚の確保

  • ストックは8枚

    【リコリコ】の場合

  • 千束の効果でキャラ回収が出来るため多少の欠けは加味出来てクライマックスは必須、コスト用の手札1枚の確保

  • ストックは6枚(ちさたきたきの場合)

どっちが強い、とかではないのですが、ストックが少なくてもパッケージ上の最大値を出せるのはいい事だと思っているので、下準備から別のソースに割くことが出来ます。

同じ8コスト目が確保出来れば、【リコリコ】にはジェネリック光景もあります。
また、だいぶ前に紹介した集中の『ウォールナットの正体 クルミ』の効果で、少なくとも1発目のバーン効果は決定とする確率が上げられます。

この場合、相手のストックの中身をある程度覚えている必要があり、相手のストックがチョイス効果などでレベル0ではないカードが多く構成されているのであれば、無理にジェネリック光景をする必要はないかと思います。
逆に、順当に後半不要なレベル0カードで圧縮されているのであれば、バーン効果の期待値のために発動する必要があります。

同じ理由、同じコストで、強制リフレッシュのミズキも、控室のレベル0以下のキャラの割合で検討して良いと思います。
クライマックスもバーン効果の対象自体にはなるのですが、基本的にはトップ1枚がクライマックスで弾く場面よりも、バーンかどうかはさておきデッキを1枚削って本体がキャンセルされる確率の方が高く感じるので、そういう割合の時にはたきな3面の方が期待出来そうではあります。

このように、相手のデッキの残り方によって攻め方を微調整出来るので、非常におススメ出来るのですが、どの道レベル3の千束は3枚全部手札に必要なので(直接出すなりたきなのマーカーなり)、結構手札管理はシビアだと思います。



これは【東京卍リベンジャーズ】から増えてきた、3パン出来ない代わりに多めにリターンを得られる効果です。
特に、レベル2の『最後の時間 たきな』に関しては、レベル3前に相手の先上がりを抑制しつつ(アタック回数を減らしているため)、ストックは潤沢に補充できるので、シナジーがなくとも単体で活躍が見込めそうです。



伝説のパンツ回です。
どちらも非常に単純で、相互に相手のマーカーになり、通常よりも高いパワーラインを弾き出せます。
たきなの方はフレーバーテキストでうまく隠しているのでパンツが見えないようでいて、これはトランクスなので何も可愛げはないです。



Ⅱ.今回軸にしたいギミック


1)ソウルを乗せる効果

さて、各種カードを紹介してきましたが、今回の軸にしていくカードの選定です。
僕の中では、CXコンボを軸にするのは当然の事ながら、それ以外の採用カードの中で一本押し付けられるカードを決めておくのを信条にしています。
逆に、何かしらの対策カードを各種ふんだんに盛り込む事は、WSというゲームの性質上、後手後手に回り続けて厳しいゲームになっていくと感じているので、基本的には自分が攻める側になる時の軸について考えます。


という訳で、今回は「ミズキギミック」を搭載します。
後列に統一されており、レベル1では身代わり効果があり、その後に≪ソウルを増加させる応援≫を持ったレベル2に実質チェンジ出来ます。

まずレベル1についてですが、最効率は身代わり効果を使用した際に能動的にチェンジする事ですが、自分のメインフェイズでのキャラ上書きや、自分自身のチャンプアタックによるリバース後などにも効果を発動出来ます。

また、自分が退場した直前の枠にそのまま登場するのではなく、レベル2が登場する場所は好きな枠に前列後列選ばず登場させられるので安心です。


続いて、僕が今回の軸にしたかったレベル2『喫茶リコリコ ミズキ』です。
効果は①応援:このカードの前のキャラにパワー+500とソウル+1
②起動効果が使われた時、自分のキャラにパワー+1000
という効果です。

効果としては、【Fate】や【艦これ】に登場していたような、後列からソウルを上乗せ出来るカードに使用感は似ていると思います。
最も異なる点は、レベル1帯からでも登場させる事が可能な事です。


ここで、この効果を軸にしようとした具体例として、一旦脱線する必要があります。

そもそもこの【リコリコ】のカードプール、僕の所感では
リーチの長さが確定ではない」点がネックでした。



2)レベル3のフィニッシュ性能

最近で特にリーチが長いと感じたのはこれらのレベル3です。
どちらも構築段階から構成にクセを要求していくるものの、そもそもこれらのフィニッシュを想定して構築されているため決定打になります。


これらに憧れた上で、【リコリコ】のレベル3CXコンボを見てみましょう。



どちらかというと『これからも続く日々 たきな』(以下水着たきな)側の効果です。
これは、コストを払わない超低燃費な代わりに、リターンも少ないバーン効果です。

効果としての比較対象は、【MARVEL】よりこの男。

こちらは、味方全体に「アタック時に1ストックを支払う事で1ダメージ」という効果を付与する効果で、コストがかかる代わりにバーンも確定しています。
こちらも、同時に登場させるキャラの一部として、【リコリコ】同様スタンド効果を持ったキャラも選択肢になっています。

コストの払い方も、事前準備も異なりますが、レベル3のアタック時のダメージ期待値は【MARVEL】が一番参考になると思います。


【MARVEL】は友人が所持しており、よく対戦してくれるのですが、
彼がプレイ自体が慎重派である事を踏まえたとしても、レベル2のクロック4枚などから相手を倒す事は珍しいかな、と感じています。
ただ、レベル3に差し掛かっている相手を倒す事に関してはチクチクしたバーン効果が染み渡り、非常に苦しめられます。

ここで、【リコリコ】の場合を想定してみると、
そもそもバーンが確定ではありません。最初の一撃だけ集中の補助があるため決定率が高いです。
しかし、2撃目以降はすべてランダムです。
しかも『水着たきな』の効果は、付与したからには、1枚落とすのも強制、1ダメージも強制と逃げ道がありません。使用側も逃げ道がありません。

もっとも、バーン効果の理想形自体はクライマックスを落とさせてレベル0のカード判定なので1ダメージ、という最上級効果なのですが、レベル3までいってこうした相手依存かつ技術介入出来ない部分で勝負するのは、あまりに運要素が絡んでしまい苦手です。
(技術介入…技術を持って関与出来る要素。WSの場合は1枚もクライマックスの含まれていないストックを貯めたり、毎ターン手札7枚をキープするなど。ただし、自分のデッキトップをレベル0のカードにする/しないに関してはランダム要素を弾ききれないため。)

一般的に、意図的にストックを控え室などから補充出来る場合はレベル0にしか活用がしにくいキャラを埋める事が多いため、結果的にリフレッシュする毎にデッキ内のレベル0のカードの割合はどんどん下がっていきます。
そこに対して、『光景 クルミ』を使用すればリセットする事が出来るものの、結局ランダムにしてしまうので、これもまた技術介入はしていません。

これが、ストックを控え室に送って同じ枚数を強制的に補充させる本家効果の「光景効果」の場合は相手のリフレッシュ後の山札を汚くする事が可能なのですが、上記のようなジェネリック光景は発動時点での山札枚数が変わらないので、リフレッシュ後の山札枚数も別に厚くはならないという、これもまたランダムな要素が含まれます。

本当に僕はこのタイトルを好きなまま運用出来るのでしょうか。


3)想定するゲームメイク

整理すると…

  1. レベル3のフィニッシュは下準備が少ない分リーチが長い訳ではない

  2. レベル2から出せるレベル3キャラが優秀

  3. レベル0からデッキを掘り進めたり特定のカードを探す効果は多い


以上の事から、順当にゲームを進めるのではなく、途中からソウル2以上のカードを押し付ける事が利点となります。
更に言うと、レベル2でのコスト捻出も、レベル3でそこまでストックを使用しないために可能な芸当です。

そんな中で、更に後押ししてくれるのが『喫茶リコリコ ミズキ』という訳です。

レベル1の開幕から登場させるには少々アドバンテージに欠ける場合もあるので、基本的には自分のキャラを1枚身代わりで守ってから返しのターンに登場させて切り替えしていく事になります。
それが、これまでのカードと違ってレベル1帯からでも使用出来るのが最大の利点です。

クライマックスなしでもソウル2を捻出出来て、クライマックスを発動出来ればソウル3にまで伸ばす事が出来ます。
この場合、後列が『集中』と『喫茶リコリコ ミズキ』で固定されているため、前列に置いた『中学生 たきな』もアタッカーに代わっていきます。


なので、こんな感じの盤面を目指す事になります。

Excelに貼っただけ

CXコンボは理想ですが、この際通常のキャラでも良いと思います。
前列に「中学生」効果を置いて戦うのは、これまた【MARVEL】にて『セレブヒーロー アイアンマン』がよく実践していますが、これは彼の自分ターンのアタック性能が高いために叶っている事であり、レベル0の「中学生」では相手のキャラを倒せないので残しにくくなってしまいます。

それが、ソウルを上乗せ出来るカードが一緒にいる事で、

  1. 明らかに倒せない相手の正面に「中学生」が立ってサイドアタック

  2. 『レベル1ちさたき』のCXコンボでそのキャラを移動封じ

  3. 「中学生」効果で自陣は手札に帰る


というアグロコントロール(矛盾)チックな動きが可能です。
また、ソウルが3もある事で、『SAOアリス』や「スタンバイ系統」などレベル2のキャラを立たせるデッキに対してでもダメージ自体は与えていく事が可能です。
そこに、こちらはCXコンボで移動を封じる事で対面を維持させられるため、損失をなんとか減らす事も出来ます。


これにより、攻めのソウルを押し込みつつ自分はレベル3への準備を進めていく事が可能でしょう。
最大値は4ルックしつつ相手を足止め出来るCXコンボですが、この枠をレベル0の手札交換系のキャラにする事でも似たような動きは可能です。攻めはサイドアタック、リバース後は手札交換となるので、押せ押せではなくなってしまいますが、下準備にはとても適性が高いです。



足早にレベルを上げさせる事が出来れば、相手の下準備をさせないまま早送り出来るものの、あくまで理想として想定しているゲームメイクなので、かつての【シンフォギア】のようなとんでもないテンポは過度な期待ですかね。


この際、採用カードにパワーが欲しい、と思われた際に、【リコリコ】においてパワーラインが最も安定しているのは、パンツパッケージです。

この『パンツチェック 千束』は1コストで出せて12000に上るパワーをぽんと出せる代わりに、さすがにソウルは1なのですが、上記『喫茶リコリコ ミズキ』を合わせれば通常のレベル2よりもパワーが高く打点も安定したキャラにする事が出来ます。
この場合は、居座って効果が発揮されるため、「中学生」を枠に置くのではなく、どんどんパワーキャラを並べて相手にチャンプアタックを強いる展開になりそうです。

Ⅲ.採用はしていないユニークカード


さて、ここで、【リコリコ】唯一性の高い、ユニークなカードを紹介します。


場面としては、間一髪で車で駆け付け、回収と同時にその場を離脱するシーンです。そのため、味方を回収する効果と、後列に撤退する効果を持っています。いずれの効果も無理のないコストであるため、運用しやすいと思います。「中学生」の運用に近しい感じになるでしょう。



応援でやられたキャラをストックに補充出来ます。
ただではやられず、ストックを補充した上に、確定でキャラ回収効果も持っています。チャンプアタックしたキャラがリフレッシュ前の控え室に混ざらない場面があるため、圧縮に貢献出来そうです。


これと「中学生」と上記『アランチルドレン 真島』でループします。
「中学生」の回収や、『アランチルドレン 真島』の効果で回収し、ストックは補充されていきます。
あくまでレベル0キャラしか出せないため、面を割れるとは限りませんが、とにかくループする事だけは相手に圧迫をかけられます。
このカードに対してサイドアタックするのも馬鹿らしいですが、フロントアタックすると「中学生」でコスパ良くループしてしまうので、ある種のトークン戦術が取れます。



起動効果でクロックに置かれ、4枚見てキャラを回収出来る効果で、【SAO】にも似たカードがありました。

先に述べた通り、いわゆる「オカ研」効果はPRのみなので、通常パックから最も入れやすい効果はこのカードになると思います。
回収対象もほとんどハズレなしなので、構築も制限しません。



Ⅳ.おわりに


ここまで実に9000字。
お付き合い頂きありがとうございました。

今回は『喫茶リコリコ ミズキ』を軸とした場合の構成と理想ボードについて書かせて頂きました。
どちらかというとカード紹介のボリュームが大きかったですが、いろんなカードを軸として、沢山の構築が生まれそうです。

発売を、心より楽しみにしております。



ところで、今回はまだ【リコリコ】における先攻・後攻マーカーが紹介されていない気がします。
となると、やはり昔ながらのじゃんけんで決める事になるのでしょうか。

ここは「最初はグー」の掛け声で始めましょう。

最初h


©Spider Lily
©Spider Lily


♪花の塔(リコリコED)




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