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【WS】陰キャならロックをやれ!~ぼっち・ざ・ろっく!8扉編~

WSぼっち・ざ・ろっく!についての雑感。

自分のキープ基準と、回し方に合った構築を求めて。

画像引用:DECK LOG
     Utool for WS 画像出力
     WS公式カードリスト

DECK LOG :デッキコード 6SU8T


作成日 2023/10/1


こんにちは、りーふです。
大人気コンテンツ『ぼっち・ざ・ろっく!』がWSに参戦するという事で、例にもれず発売を楽しみにしておりました。

イラストもアニメ、公式カット、SDキャラと多岐に渡り、非常に可愛らしく仕上がっておりました。

僕自身、好きなアニメ/マンガ/ゲームのタイトルばかり組んでおり、超有名作でもアニメ未視聴の場合は組んでいない、という事がほとんどなのですが、この『ぼっち・ざ・ろっく!』(以下ぼざろ)に至ってはちゃんとリアタイで追いかけていたので、今回縛りは適応されません。


↓アニメをちゃんと見ていたので組むことが出来た所持タイトル↓


Ⅰ.注目カードリスト

まずは【ぼざろ】のタイトル特徴を見てみましょう。
真っ先に分かる事は、カードリストに青が存在しない、という事です。
そのため、門アイコンは存在しない事になるため、デッキの組み方は他タイトルよりも狭まってしまいます。

また、カードリスト内には、所謂「見覚えがあるテキスト」が多く、汎用性はある程度担保されている印象です。

ただし、光景互換(※相手はストックをすべて控室に置き同じ枚数を山札からストックに置く)は収録されていません。昨今はこの光景互換がタイトル内に存在しているかどうかが強いタイトルと呼べるかどうか、という線引きにもなっている印象です。
ですが、【アリスSAO】全盛期のように、質が良く枚数も多いストックをポンポン溜めてくるタイトル割合が減ってきている印象もあり、光景互換が無ければ無いで他の戦い方も出来ると思っています。僕自身が「自分が使った光景で勝った」という成功体験が50%程度しかないため、惰性で採用していた事も多かったので、「相手の光景で負けた」記憶に上書きされそうになりますが。


1)黄色


特に、手札上限を上げつつ自身も「集中」を持っているため基本的に採用ラインです。ソウルアイコンも内蔵しているため、チョイスアイコンにも適応しており、更に更に他の「集中」がちょっと弱い事もあり、おそらくシングル価格が一番高くなると思います。

後で登場しますが、この【ぼざろ】の看板であるレベル3が、アタック時に「手札2枚を捨て…」というコストを要求するため、この手札上限アップがないと、結構苦しいハンドキープになってしまいます。


また、「オカ研互換」(※登場時に1コスト1ダメージで”山札から”レベル1以下のキャラを手札に加える)はタイトル内にないため、出番が多そうなのはこのカード。〇〇互換って言葉が多すぎて覚えきれません。


そして、登場時にペナルティなしでリフレッシュする事が出来るレベル3も収録されています。似た条件で嫌というほど見た効果は、もちろん【D-CIDETRAUMEREI】のあのカード。

さすがに歴代最強クラスのカードと比較するのはかわいそうなのでやめましょう。



相手に質の悪いリフレッシュを強要しつつ、他にテキストを持っていません。代わりに素のソウルアイコンが2であり、レベル3のキャラと同等のアタックをする事が出来ます。これまでも、なんとなくパワーが上がったりと、あってもなくても変わらなそうな効果を内蔵している事が多いテキスト枠でしたが、シンプルな分強力になったかな、という印象。


登場時に相手の〈特徴〉を1つ失わせる効果を持っています。希少です。
昨今は、スタンバイなどで登場させたキャラのパワーアップ条件が「ほかのキャラが3体以上なら」「すべて〈特徴〉のキャラなら」などと別れており、〈特徴〉を参照する方にめっぽう刺さります。


2)緑色

【ホロライブ】のレベル3にテキストが似ています。
与えるダメージとタイミングが異なるため、ちょっと差別化されています。


当たればレベル3以下全員打ち取れる女です。
最低限レベル0は絶対打ち取れるので損はないでしょう。


ストックを払わずに、山札のキャラに触れる効果です。
ボトムがクライマックス以外で固定される、という点はリフレッシュ前に有用であるため、結構いい査定だと思います。


このタイトル内にある防御系イベントです。ひっでぇイラスト。
コストさえ払えれば絶対に1回キャンセル出来る、というイベントですが、場合によっては自分のメインフェイズにどうしても1ストックほしい場合に打つことになりそうです。


3)赤色

本タイトルの主戦となるであろうレベル3です。かつて、主人公のレベル3は決まったら強いけど堅実な方がいい、と思って採用を渋った過去がありましたが、今回は乗ってやります。

↓主人公のレベル3が弱いと思っていた頃に書いた↓


効果のコストに要求しているイベントは同名で2種類存在します。

使いやすいものの他にコメントのしようがない1コストサーチと、
シャッフルしなおさせるタイプの調整版光景効果です。

効果の発動のためには、この「失態の歴史」でなければいけないため、他のカードが思い出にあっても特になにも起きません。そのためか、この「失態の歴史」のサポートカードは多く存在します。



全部ぼっちちゃんですね。
名称指定で特定のイベントが思い出になくてはならない、という条件はかつての【ニセコイ】にもあったのですが、さすがに時代の流れという所か、当時に比べても種類が多く助かります。


少し話は逸れるのですが、このぼっちちゃんパッケージを採用する事になりますと…
①手札上限を上げられる
②レベル3で手札コストを沢山要求される
③特定のイベントを要求される

という事なので、イメージは【五等分の花嫁~五月~】と【ニセコイ】を混ぜたような動きになります。




元々、最強とまでは言えずとも、【五等分の花嫁~五月~】のデッキが分かりやすく強力な構成だっただけに、ぼっちちゃんを軸にしようとすると、

悪く言えば「五月に思い出条件まで追加された」という状況になります。
差別化出来ないと五月でいいじゃん状態になってしまいます。



話を戻してカードリストの続きに…

Youtubeイメージビデオ「星座になれたら」の再生回数1000万回を超えた女の顔です。
効果はスタンバイアイコンが張られた際に、前列のキャラにアタック時の無料1点バーンを付与するというもの。あまり派手な効果ではありませんが、同タイトル内にスタンド効果が存在するため、一緒に使用してくださいというデザイナーコンボなのでしょう。


また、ぼっちちゃん限定ではありますが、フロントアタックされているキャラを手札に返すことが出来る所謂「中学生互換」もいます。
あって困る効果ではないです。
ただ、主にレベル1で採用するであろうCXコンボを持っている「ひとり」名称の『ギターヒーローの素顔 後藤ひとり』の永続パワーアップ条件は「他のキャラが3体以上なら…」となっています。
どういう事かというと、この喜多ちゃんの効果を使ってしまうと、一気に自陣のキャラが2枚減ってしまい、複数展開しているであろう、場に残った『ギターヒーロー…』が4500にパワーダウンしてしまいます。
もちろん、そこは効果の使用順を考慮すれば調整こそ出来るのですが、無条件に打ちやすい訳ではない効果なので、念頭に置いておきたいものです。


結構特殊なパワーアップキャラです。基本的には、こういったレベル2からの味方強化のキャラは後列に待機して「応援」のようにパワーアップする事が多いですが、このカードはどこにいても効果を発揮します。
つまり、後列はカードアドバンテージを取れるカードをそのまま置いておき、前列に居座りながら自陣を補強出来ます。それをしてくれ、とでも言わんとばかりに前列効果の「アンコール」を持っていますし、沢山守る必要は状況によりますが、使い勝手はよいです。




Ⅱ.今回軸にしたいギミック

1)経験デッキ特有のレベル3の厚み


レベル1、3のCXコンボが共に経験を要求してくる事から、おのずとレベル3のカードを多めに採用する事になりました。
仮にタイトル内に門アイコンがあれば、そのCXコンボも採用していく事も多かったのですが、今回は単体で活躍できそうなキャラを選択する事になります(門アイコンが存在しないため)


ぶっちゃけた話をするとレベル置き場担当、みたいなところがあります。基本的に、場に出す条件がキャラの数なので出しやすいのですが、回復があるわけでもなく、カードを回収できる訳でもなく、純粋なパワーを出すカードなので、舞台に出す優先度は落ちてきます。
それでも、色発生のために赤を真っ先に置きたいシチュエーションの多さを鑑みて、タイトル内に早出し+回復効果を持ったレベル3が赤にいてくれればよかったのですが、仕方なく採用する始末…
ただ、↑↑↑で紹介しているメイドコスしてるぼっちちゃんと結構パワーアップ補完は強く、13500まで伸ばせる上に、あちらを8500まで補助出来るので、ストックは結構払っている訳ですが、悪くない数値です。


あるなら使おう枠ですが、これもまたカードを増やしている訳ではないのでリフレッシュ以外の何物でもありません。連打するようなゲームにならない(そんなにストックを伸ばせる訳ではない)ため、【D‐CIDETRAUMEREI】のようにはいきません。真似っこ出来ないのでしてはいけません。


純粋な回復効果です。コスト軽減に参照しているのはこのカード。

採用クラスのカード同士なので入れます。
また、組んでいったらめちゃくちゃ緑のカードが減ってしまったのですが、「経験」という構成上、レベル置き場には赤のレベル3と何かしらレベル3の2種類を置いて計6、とする場面が多いだろうと考えました。
その際、クロック置き場にある最初の『ベース換金術山田リョウ』はレベル置き場に置いてもいいのでは?という思考になりました。というか、他のレベル3を置きつつ更に色を発生させる事がキツイです。

レベル3の最終アタックフェイズにストック自体は要求されないため、このコスト軽減効果も必須ではなく、場合によっては手札消費の方を温存するために普通に登場させる事もあるでしょう。



他にも、サブアタッカーとしてこのカードも採用したかったのですが、枠があまりなかった事と、レベル3のCXコンボにフィニッシュをかなり依存しているので、はじめからそっちに注力した方が尖っていていいだろう、という結論で見送りました。どこかでスタンド採用もしてみます。



2)コストを払わずイベントを思い出に置く


登場するだけで、控室に落ちている『失態の歴史』を思い出に送る事が出来るため、ネックになりやすい「ディスアドバンテージにはならないが発動のために必ず1コスト要求される」という難点を解決してくれます。
また、自身の効果で控室のキャラとの手札入れ替えも可能であるため、相手のキャラを倒す事は期待出来ないものの、レベル3に向けての条件を整える意味では重宝するカードです。


かつての【とある科学の超電磁砲】にあった「滝壺互換」とでも言いましょうか。

このデッキにおいては、ダメージを食らう自傷行為よりも、思い出に『失態の歴史』がない(足りない)せいで何も出来ない方が大惨事であるため、喜んで採用します。
また、最終盤になって、6ストック以上あるものの手札枚数が足りない場合などに、この効果に助けられる場面も大いにありそうです。従来は「集中」効果を使用していたものの、外してしまった場合のリターンを考慮すれば、確実に手札1枚を用意できるこの効果を信用しています。


そのため、基本的に『失態の歴史』はノーコストで思い出に送って置き、豊富な控室回収効果でキャラを整えてストックを節約していきたい所存です。
もちろん、山札内にほしいカードが埋まっているので結果的に手札から通常通り使用する場面もあるでしょうし、むざむざ盤面にパワー1500しかないキャラを出すよりも有用なアタック場面は多いでしょうから、必ずしも…という訳ではないですが。



3)手札は8枚スタート


レベル3の盤面で必要な手札枚数を把握しておきましょう。


アタック時で3面とも使用したいなら、合計6枚捨てる必要があります。

キャラ3枚+クライマックス1枚+コスト6枚=10枚

ドローフェイズの初めに手札が8枚であれば、クロックドローをすれば10枚になりますし、仮にクロックスキップしても、いったん回復効果を挟んでから先ほど紹介した「滝壺互換」を使用することで手札は合計10枚にできます。


先述した【五等分の花嫁~五月~】との差別化点ですが、このメインフェイズに入ってから「集中」以外で手札を増やす効果がある事、にあると思っています。(”差別化点”であって”有利点”とまでは言えない)

【五月】の後列の片方にこのカードがあり、ゲーム中盤の使い勝手はこちらが勝るのですが、この【五月】もレベル3フィニッシュ盤面には手札をとんでもなく要求されます。(こちらも最大10枚)

レベル3が回復効果を持たない代わりに登場時に手札補充をしてくれるため、なんとか維持は出来るものの、最大値を取るために手札が足りず、「集中」に賭けるしかない…という場面もそこそこありました。
比較して【ぼざろ】では、この「滝壺互換」を起動する事で確実に1枚補充する事でコストに充てやすくしているため、何が何でも3面揃えて撃ってやりましょう。

もちろん、手札上限を上げられる『集中 虹夏』を2面展開する事も協力なのですが、今回は意地でもレベル3CXコンボを3面発動させるための手札確保についてなので、「滝壺互換」を使用している、という背景があります。


Ⅲ.おわりに

まだ対戦回数はそこまで多くはないのですが、個人的な評価としましては、

あくまで普通

といったランクな感じです。
レベル3のフィニッシュ力が小刻みなバーンであり、有効な場面は多いのですが、そのためにはレベル2までに付かず離れずのダメージレースを展開していく必要があります。そのためには、今回採用したレベル1CXコンボではなく、他にも確実に加点出来るようなキャラも存在はしているのですが、そうすると今度ネックになってしまうのはレベル3の手札コストを払えない、という問題です。

また、レベル1における、よくある「ストックを増やすキャラ」の質です。これもまた、いい比較対象が【五月】にいるので紹介します。


ストック参照は同じで、アタック時かつレベル1以上なら、ですが…
片や相手ターンの助太刀にも反応するパワーパンプ効果と、「集中」だろうが「修羅場付与」だろうがなんでも起動効果で使用出来る。
片やクライマックスがないと反応せず。

色もメインの赤と別れてしまうので採用は見送りました。
このように、ところどころで気になってしまう痒さがあり、テキストは十分「強い」と評せるのですが、ゲーム全体や構築の嚙み合いを指す場合には「普通」と判断しました。



今回のようにレベル3のぼっちちゃんを採用する場合は、どこまでいっても【五月】と比較されてしまうデッキだと思っているので、改めて”差別化点”ではなく”有利点”が発見出来たら、喜んで採用したいと思います。



それと、これとは別に考えていた構築も、書き上がりましたら紹介したいと思います。
ここまで6200字。ありがとうございました。

↓↓↓ 別構成のデッキ紹介 ↓↓↓


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