教科書。
新品のランドセルに新品の教科書を詰め込んで学校に通い始めた頃。
教科書は色々なことが書かれて(描かれて)いて、色々なことを教えてくれるものだった。
知らなかった世界を教えてくれたり、知っていた世界をより深く教えてくれたり。
教科書って、とても素晴らしいものだと思った。
でも、いつ頃からだろうか?
ランドセルも教科書も古くなった。
そんな頃に思うようになったことがあった。
教科書が教えてくれることは、この世の中のほんの一部なんじゃないか?
ドキドキ、ワクワクすることばかりじゃない。
ウキウキ、キラキラしているものばかりじゃない。
世の中には教科書に載っていないことも沢山あるんじゃないかって思い始めた。
人生を歩むって、実は教科書に載っていないことを自分で勉強して行かなきゃいけないんじゃないか?
そぉー気付いたときには、卒業までカウントダウンが始まっていた。
卒業を迎えることは嬉しいことだけど、教科書のない勉強が始まるってこと。
教科書があるときは、教科書の勉強をしていれば、自分も周囲の人も殆どなにも言わなかった。
でも、人生と言う教科書のない勉強は、積極的にしなければそこそこの人生しか歩めない。
誰かが言っていた「死ぬまで勉強だ。」と・・・。
今思えば、教科書のある勉強は教科書のない勉強をするための準備だったんじゃないか?
教科書のある勉強より、遥かに長い時間し続けなければいけない教科書のない勉強。
でも、教科書のない勉強をやればやるほど、色んな意味で人生が充実すると思う。
これからの人生、常に積極的に学び続けることは難しいけど、より充実させるために教科書のない勉強を続けて行こう。
今日は、そんなことを考えるきっかけに出逢った。
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