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4/12-13 チャレコミキャラバン2024 in福井 レポート

年1回開催される日本全国チャレコミ化キャラバンにCWOのひかるんと中野君が参加しました!
地域プレイヤーの方々の貴重なお話も聞けたので、2人のレポートから抜粋してシェアいたします🧳✨



1日目:地域プレイヤーとの交流(真ん中お二人/左:西出さん、右:西さん)

◼️【地域プレイヤーとの交流】 西さん/Posse(カフェ)店主


教員から接客の道、カフェ開業へと進み10年目の西さん

 西さん/Posse(カフェ)店主
・熱心なファンが付いており、三国の人に限らず県外から人を呼んでいる
・コーヒーフェスも主催している

世代を超えて「地域への誇りと愛着」を醸成する構造ができている


一度県外に出た後、三国に戻ってきたという西さんは、地元への愛着の理由について「上の世代が地域を愛している、そんな姿を見て小さい頃から自分たちも地域が好きだった」と話されました。
地域独自の風習や慣習は、周囲からの近寄り難さや古めかしさを生み出している原因、と捉えられることもある一方で、その風習自体が一つの文化だと認識して大切にしていく、そして地域外と比較することができる人が「これがココの文化」として言語化していくことで、結果的に周囲の人から見てもその地域独自の魅力になっていくことに気付くことができました。(中野君)

退路を断つことによって、突破口が開けることもあるかも

ペルソナを「地元民」と設定し、店舗の立ち上げ段階からSNSを戦略的にスタートされた西さん。不特定多数への広告配信はせず、口コミを重視し、地元のファンとともに作ったお店として、オープン前から多くのファンを獲得されていたそう。
人生の変化の過程でおきた出来事や考え方の変化を聞けたことで自分と対比しながら、人が主体的に変化する瞬間について内省してみました。西出さんは土地を購入したときに「どうにかするしかない」マインドセットされたそう。ときには、退路を断つことによって、突破口が開けることもありそうだと感じました。(ひかるん)

◼️【地域プレイヤーとの交流】 西出さん/東尋坊愛のマラニック委員会


マラソン+ピクニック「東尋坊愛のマラニック」を考案された西出さん

西出さん/東尋坊愛のマラニック委員会
 ・現77歳、休憩地点で食事をするマラソンを考案
 ・70歳で会社役員定年後、委員会を発足

仕事よりもとにかく遊んでいろんなモノを見る、いろんな人に会う

同じ出来事があっても、気付ける人と、気付けない人がいる。アイディアがないなら、遊びに行かせる、良いと思う人に会わせる。私はすべて自分で完結しようとする思考の癖があるので、改めてこの思考癖を取っていこうと決めました。(ひかるん)

「一体感などいらない」任せることで、自分で考えてもらう

これだけ多くの人を巻き込み大きなイベントをしているが、「一体感などいらない」というセリフが大変衝撃的でした。
「任せる」ことで、それぞれのブロックが意志を持ち、シビックプライドを醸成するような文化ができています。更には、後継を探すのも、他の地域、その地域で任せている人の周りの人が探していく仕組みだそうで、とにかく全部任せ、やりたいようにやってもらうことが「自分で考える」力を育てることにつながるようです。(ひかるん)

◼️懇親会(1日目夜)


宿泊地は、akeru中本さんのご親族が経営する民泊

地域の活性化の根幹には次の世代に繋ぐ意識がある

懇親会では、地域で活躍している若手として、大阪から三国に移住し、いちご農家を営んでいる池田さんの話を聞くことができました。
「いちご農家を始める際、知識や経験がない自分に、競合にあたる農家の方がノウハウを教えてくれた」という話に驚きました。「自分たちに恩返しはいらないから自分たちの子供たち、次の世代に恩を送ってほしい」と言われているそうです。
一次産業はどちらかといえば閉鎖的で利権のシガラミが強いのではないか、と自身の勝手なイメージがありましたが、地域の活性化とは、目先の利益でなく、次の世代に繋いでいくためにどうしていくか、という考えの実現手段としてあるのだということに気付く機会になりました。(中野君)

◼️「あなたが終わらせることはなんですか」ワーク


「あなたが終わらせる事はなんですか?」という問いから始まったワーク。
何かを終わらせるから余白ができて、次のことが始まる。
メンバーの活動内容や人生を聞きながら、自分のボトルネックとなっているものは、何かを深掘りする良い時間となりました。
私が終わらせた事は「もらった命を使い果たそう」とすること。
いつ刷り込まれた思考かわからないが、これはとても重く、呪縛のようなものだと感じました。今後はもう少し軽やかに、肩の力を抜いて、生きていけそうな気がします。(ひかるん)

◼️ディスカッション


チャレコミ20周年イベント企画やコーディネーターとはなどグループごとのテーマで

地域コーディネーターという仕事を初めて知りました。地元や支援先への無条件の愛は羨ましく、全員からそれぞれの使命感を感じました。これらはどうやったら生まれるのか、自分の人生で試してみたいと思います。私が転勤してきた、富山で使命感を持って働くことは、きっと誰かの見通しであり、私ができたのならば、再現性ある形でお伝えできるかもしれないと思うとともに、実家の家業にも少し興味が湧くきっかけとなりました。(ひかるん)

◼️まとめ


今回のキャラバンでは、シビックプライドと地域社会の活性化について気づくことができました。また、自分も県外から来ている人間として、富山のために何ができるか、と改めて振り返る機会でした。今後、人から「なぜ富山に残ったの?」と聞かれた時に、「何がいいと思ったのか」納得感の高い答えを見つけるために、日々地域の文化や背景に飛び込んで触れ、他地域との違いを言葉にしていきたいと思います。(中野君)


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