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31つ目のあじ(カルピトス&コーライザー) 謎のヒーロー現る。という、おはなし。


ピロザンギにも多数のフレーバーがあると言うことはこれまで書いてきた通りである。
名前を見ただけではどんな味なのか全くわからないなんてことが良くあるわけでして。
中には、ちょっとした奇跡がきっかけで産まれたフレーバーもあったりする。
今回は、一人の少年がきっかけで出来たフレーバーのおはなしを。


本編

それはまだ雪深かった2022年始め頃。
そう、俺がピロザンギを知る少し前の話だ。

江別に出動していたピロザンギカーがいつものようにザンギを売っていた。
そこに1組の親子が現れた。

「お味の方、何にいたしますか?」
いつもの流れで会話が進む。
そんな中、少年がこんな言葉を言ったのだ。

『カルピトス。』

勿論、そんな味は無かったため別の味を買っていった。

拠点に戻った後、ピロザンギ団が集まり会議が行われた。
ゆいまーるにより少年の言葉を形にする出す計画が動いたのだ。

その結果、少年の言葉の名前がついた「カルピトス」と、その流れで「コーライザー」が誕生したのである。

ピロザンギ団が作り上げたヒーロー。
ショッカーと仮面ライダーの関係と言うとしっくり来るだろうか。

ただ、冒頭に書いた通り俺がピロザンギを知る前の話だったため俺がこの味に触れたのは後のタイミングとなったのであった。

カルピトスを食べれたのは誕生から10ヶ月後の話だった。

いろんな理由でフレスポにこの味を持って来てたのだ。
これがなかったら俺は今も接することがなかっただろう。

列車で現地に行ってたのもあって、食べる場所がなくてね。
雪の中からベンチ引っ張り出して、ケツが凍傷起こしそうになりながら食べたっけな。

おーるばっくな味付け、じゃなかったオーソドックスな味付けながらもシンプルにうまかったなあ。

そしてコーライザー。
なんと初登場から1年7ヶ月後でしたよ。
逆によく復活したなと思ったってのが本音。

「え、コーラ風味。。。?」って思うでしょ?
これもこれでまた合うわけですよ。

俺自身この2つは諦めてたところもあったが、食べれたことでこうして2年近く遅れつつもnoteに残しているわけでして。

こうやって、noteに色々書いてるとさ、全然ザンギとは違うベクトルの話浮かんだりするのよ。

と言うわけでして。
タイトルには一切入れてませんがこれ前編です。

話を書いてやるさ。
カルピトス」をな。


メイキング1(世界観)

とある日のこと。
世界を崩壊させるために、悪の組織「コロナム」は人間を怪人化させる力を生み出していた。
一方、新札幌にある「カラオケピロス」では今日も客で溢れ忙しそうにクルーが働いていた。
そんな中、社長はアルバイトの面接をしていた。
そこに、一人の客が現れ突然怪人となって人々を襲い始めた。

メイキング2(登場人物その1)

マイト・・・大学1年生。ピロスでアルバイトの面接を受けていたところ、コロナムの怪人に遭遇したことでカルピトスへと変身する。不採用にされそうだったが、変身できたことでピロスへ採用される。

ナノカ・・・ピロスクルーの先輩。容姿接客態度共に高い評価をされており、次世代のピロスのスター候補と常連の間では噂になっている。

セタわん・・・ピロス社長室で密かに飼っている犬。だが、飼っているはクルー全員に知られている。マイトだけがなぜかセタわんの言葉がわかる。

アキラ・・・カラオケピロスの社長。周囲に顔が広くクルーからの信頼も厚い。苦労人。マイトを面接してたところに怪人が現れた際変身を試みたが、見事に失敗。一切無関係なのにコロナムとの繋がりをいつも疑われる。(続く)

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