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23.11.1日米中 景気減速のおそれあり 特に中国失速に警戒

🇯🇵日本 景気堅調も予想より減速

 9月の鉱工業生産指数は以下になります。
9月を含めて10月以降も100超えにつき景気は堅調な見通しです。
 自動車業界は挽回生産に伴い業績回復、一方でロボット関連は中国景気の減速を受けて失速しています。

🔸業種別の内訳
⭕️自動車工業(車体/タービン/エアコン)
輸送用機械(特に航空機用部品)、ロボット

9月景気は100超えにつき堅調、10月以降も期待大
車関連が好調(但し輸送用機械、特に航空機用は不調) https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/archive/kako/20231031_1.html

🇨🇳中国 不動産リスクの長期化を懸念

 不動産リスクの長期化に伴い経済回復が滞っています。経済テコ入れを試みるも効果無い状況につき、打開策は11月中旬の米中首脳会談に委ねられます。
 米中対立に端を発した半導体規制が重くのしかかっています。ハイテク分野の内製化までにはまだ至らず苦しい状況です。

🇺🇸米国 AIを駆使したIT産業に明るい兆し

 チャットGPTに代表される人工知能(AI)を活用したサービス分野が経済を牽引しています。
 一方で法整備が不完全な領域も多く、加えて莫大な情報量の処理が可能な省エネ化が喫緊の課題となっており、さらなるイノベーションが必要とされています。
 個人消費は学生ローン返済の再開に伴い減速を危惧されています。ようやく自動車業界のストライキは終焉を迎えつつあります。12月クリスマス商戦が経済動向の一つの節目となります。

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