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24.4.21日本株の動向 米中の節目待ち

日本株を取り巻く環境 円安vs消費減

 日本株はアノマリーと時事ニュースを織り込んで進捗しています。4月下旬に入り、益出し&年金ファンドのリバランス調整などの恒例行事が一巡し、中東情勢や為替変動(特にドル高一強)を基にインフレ再燃がフォーカスされています。円安が物価高を進行させインフレ再燃が値上げ⇨賃上げの好循環に支障をきたすおそれがあります。実質賃金が前月比減(マイナス)を継続しています。

中国の景況感 いまだ不安定

 経済指標(PMI caixin)は50超えにつき改善傾向にあるものの、失業率の高さ&不動産不況の長期化が影を落とし見通しが不透明です。香港ハンセン指数も下落曲線を描いています。為替介入を行い元安を抑えていますが、一時的な措置であり米中対立を優先する限り景気減速は抗えません。

日足 香港ハンセン指数

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