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同居家族のコロナ感染① 症状と経過と受診まで

2月初旬、娘(20歳)が高熱を出しました。
熱以外の症状は、とにかくのどが痛い。頭が痛い。
私も本人も、ついにきたか……と思いました。

熱が出たからと言って、病院へ直行できないご時世。
病院に行く権利を獲得するために、受診の予約を取らなくてはいけません。

受診できたのは、発熱から4日目でした。

発熱初日
体を起こすのもつらく、病院なんて無理。ひたすら寝る。
解熱剤を飲み、効いている時間だけ熱が下がる。
食事はとれず、水分のみ。

発熱2日目
高熱は続くものの、体が慣れたのか、病院に行く気になる。
→午前中、電話をかけ続けるも、病院はどこも予約でいっぱい。
この日も解熱剤を服用。数時間は熱を下げてくれる。
イチゴなら食べれる、というわがままな食欲が顔を出す。
この日ののどの痛みは「地獄」だったそう。

発熱3日目
熱下がったかも! と自己申告があったので計ってみると38℃超え。
体温計を見てまた寝込む。この日も受診予約は取れず。
解熱剤やめてみる。(熱がウイルスやっつけてくれることを期待)
水分、いちごにプラスして、ゼリーが食べられるように。
味覚と嗅覚が生きていることに感謝する娘。

発熱4日目
今度こそ熱下がったかも! 
そうは言ってもまた体温計を見てしんどくなるのも損だし、検温禁止。
と言ったら、体温計の電池が切れるミラクル。計るなってことね。

この日、2時間電話をかけ続けてやっと受診できる病院に出会う。
「12:00までに来てください」と言われたのが11:30。
「走って行ってくるわ!」と着替える娘。
いきなり元気。若いって素晴らしい。

受診
病院につくと、娘と同じ状況と思しき、辛そうな人たちが複数名。
「病院前についたら電話をしてください」と言われていたため、ドア前から電話をかけるも繋がらず。
そりゃそうだ、そこでみんな同じ番号に電話かけてるのだから。
と、気づいた(たぶん)平熱の娘。ほかの患者さんに回線を譲り、誰かの電話が繋がるのを待つ。

10分ほど待たされて、その場で立ったまま検査。
帰宅後の報告によると、「脳みそほじくり出された」と思うほど綿棒が攻め込んできたとのこと。

寒空の下でしばらく待たされた後、外で立ったまま検査結果を知らされる。

「コロナでした~。でももう熱下がってるみたいね。保健所へは病院から連絡しておくから、この資料だけ読んでおいて。お大事に~」

以上。
え? 終わり? 
はい、終わり。

と思ったのもつかの間、この後も1週間、熱が上がったり下がったりを繰り返し、新生児並みに眠り続ける日々が続きます。

この時点で私に感染の兆候は見られませんでした。

災害に備える非常食、ではないけれど。
汗をかいたりして失われた水分・ナトリウムなどを、スムーズに補給できる飲み物を常備しておく。
感染予防とともに、最低限の備えがあると、ほんの少しだけでも安心できると思います。

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