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断捨離成功の秘訣

こっ、これが……

大げさな言葉で書き出してしまったのだが、断捨離後の部屋を見回したとき、思わず口にしてしまったのが、

これが、ほんとにぼくの部屋?

隙間なく押し込まれた本棚、ぎゅうぎゅう詰めだったクローゼット、どちらもスッキリして、さあ、新しいものを入れてちょうだい、と言っているのかのようだ。

インフルエンザになって、図らずも白紙に戻ったことだし、部屋の断捨離でもやりますか、そんな軽い気持ちで取り掛かったのだけれど、思ったよりもずっとサクサク進められた。

本でも服でも、捨てるかどうかの判断基準にしたのは、

「それを持っていないとしたら、買うのだろうか」という視点、要はゼロベース思考だ。

「捨てる」という行為はとても難しい。というのも、人は失うことの痛みを過大に見積もってしまうだとか、自分が今持っているものを過大に評価するという傾向があるからだ。不用品を片付けようと意気込んでも、結局、どれも大事に感じられてしまい、かえって部屋が散らかったという経験は誰にでもあるだろう。

だから、大事がどうか、必要か不要か、ではなく、別の基準が必要になる。そして、その際に、とても機能するのが先ほどの「それを持っていないとしたら、買うのだろうか」なのだ。

この基準は、捨てられない最大の理由である「今、持っている」という大前提を外してくれる。だから、失う痛みもないし、自分の持ち物だから特別に感じるということもない。結果、欲しいのか、という最もシンプルで、でも一番大切な問いに向き合える。

実際、ぼくもこの基準のおかげで、部屋の断捨離がサクサクと進んだ。こりゃ一日がかりかな、そう覚悟していたのだが、午前中でスッキリ終えられた。そして、空いた時間で外出して、立ち寄ったデパートでは、素敵な服を見つけてしまった。

「スペースができると、いいものが入ってくる」

なんていうけど、まさにその通りだな、と買ってしまいそうになったけれど、そこは待て待てと自分を諌めた。だって大切なのは「加える前には何かを捨てる」そうやって余裕・余白を持ち続けるのが好循環の秘訣。ということで、またしても、ゼロベース思考で、せっせせっせと断捨離を進めるぼくなのである。

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