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総合商社を受ける上で抑えておきたい話題

ご覧頂きありがとうございます。
更新を止めてしまっていましたが、最近何かのキッカケで多くの方にフォロー頂けましたので再開したいと思います。
フォロー・いいね頂き誠にありがとうございます。


いま、抑えておきたい話題

いま、総合商社の就活をする上で確実に抑えておいた方が良い話題・キーワードをお伝えします。

DX(デジタル・トランスフォーメーション)
SDGs(特に脱炭素)
ダイバーシティ(多様性)

この3つです。
では上からご説明します。

DX(デジタル・トランスフォーメーション)

これはもうよくニュースになってますが、本当にこれが急激に加速したのはやはりChat GPTからではないかと感じます。
総合商社も世間と同様で、あらゆる単純作業は全てAIなどの技術で徹底的に効率化すべし、それが無理なら外注すべし、というのが絶対的な方針になっっています。
どの商社も見掛け倒しで取り組んでいるわけではなく、実際にエンジニアを採用したり、AIを研究していた学生を多く採用しているという実態があり、かなり本気度が高いです。

この話題で抑えておきたいポイントは、総合商社は2つの側面でDXを扱えるということです。
まず1つ目は、わかりやすく会社内の業務の効率化です。
ついこないだまでは、いわゆる一般職や派遣社員の方が担っていた業務をDXで自動化してしまおうというものです。
そして2つ目は、DX自体をビジネスにする機会を探る、というものです。

これは具体的に言えばAIや量子コンピューターなどの分野のベンチャーへ投資したり、既存の海外のIoTサービスを国内顧客に売り込む、といったものです。

言い方を変えると、前者は費用削減=守りのDX、後者は収益増加=攻めのDX、と言い換えると分かりやすいかもしれません。

これらの取り組みの最新状況などを細かくインプットする必要はありませんが、総合商社はDXを2つの側面から扱えるということを理解しておいた方が良いです。


SDGs(脱炭素)

これも世間ではずーと話題の中心ではありますが、総合商社の場合、未来を決定づけかねない重大な話題・方向性です。
特に三菱商事や三井物産のような資源権益が強い総合商社はなおさらです。

現状、総合商社は脱炭素社会へ向けて風力発電や水素・アンモニア、核融合などのクリーンエネルギーへ尋常でない勢いで新規投資をしています。
正直これが本当に未来に実現するのかは意見は分かれますが、総合商社の場合、既に炭素系の化石燃料の資源権益は各社保有しており、これ以上その割合を増やしていくというスタンスは今のところありません。

ここで抑えておきたいポイントは、結局将来のエネルギー構造がどうなっているのかは誰にもわからないので、総合商社はできるだけ広範囲に投資をしているということです。

これはメーカーではなかなか難しいスタンスで、例えばトヨタであれば水素の研究に莫大な資金・労力を集中していますが、実際に水素が主要エネルギーになるかどうかは分からず、王者になる可能性もあれば、全て失敗に終わるというかなり大きなリスクを背負っているとも言えます。

また、総合商社の強みは、仮にやっぱり化石燃料がないと無理、となっても全く問題がないという点です。
これだけ広範囲に網を張り、何かしらが引っ掛かれば良いというスタンスで挑めるのは総合商社特有の強みであり、面白みでもあるので、ぜひ頭に留めておいて頂ければと思います。


ダイバーシティ(多様性)

これももはや説明不要だと思います。
世間でも当たり前となっていますが、グローバルで様々な価値観・バックグラウンドを持つ人々が集まり、仕事をする総合商社は言うまでもなく、日本において多様性実現のトップランナーであるべき、という責任感や自負を持っています。

ここで抑えておきたいポイントは、ただ女性管理職を増やす、外国人を増やす、マイノリティーを増やす、といった手段ではなく、その結果として何が実現されるのか?ということを考える姿勢です。
ここで姿勢という言葉でボカしているのは明確な答えがあるわけではないからです。

ただ、皆さんに絶対に考えておいて頂きたいのは、多様性を意識し、受け入れたことで、組織やグループに良い影響があったことの実体験です。
サークルでもバイトでも題材は何でも良く、多様性といえども人種が違うとかそういった明確な違いでなくとも構いません。
違う考えを持つ人の意見に傾聴し、それに敬意を払い、受け入れる姿勢を見せることで何が変わったのか、という経験をとにかく1つは用意しておくことをお勧めします。

そんなエピソードは1つも思いつかない、ということであれば、例えば是枝監督の「怪物」という映画を観て、何を思ったか、社会はどうあるべきなのか、という意見を持っているだけでも十分です。
面接でこのような話題になったら、堂々とその話をすれば全く問題ありません。
面接では派手な実体験エピソードが評価されるのではなく、「その人が何をどう考えているのか、それをどう説明するのか」ということしか評価対象にはなりません。


最後に

ざっとホットトピックを3つご紹介しました。
重要なことはそのトピックの最新情報を詳細まで頭に叩き込んでおくことではりません。

あなた自身がその話題についてどう考えるのか?という意見を明確に持っていることがまず最重要です。
そして、その意見に対して、客観的に考えてどういった反対意見が存在するのか?ということも含めて把握しておく意識を持つことで、多面的な見方ができるということも非常に重要なので、ぜひ自分の頭の中で討論をしてみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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