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芸人としての成功

お笑いドリームは所詮ドリーム。夢。夢は幻想。


錦鯉

M−1グランプリで人生が一転したが、それまではほとんど仕事が無かった。
M−1が無かったら、相方がいなかったら、この結果はなかっただろう。
相方依存なのはオードリーとかもそうだろうが。

春とヒコーキ

今でこそ知名度があり、ネタも評価されている芸人であり、YouTubeのチャンネル登録者数も100万を超えていて、月9ドラマにも出ているほどだが、全てのキッカケは街頭インタビューだった。
それがないとYouTubeも伸びなかったと断言できるし、月9出演も無いと言える。

怪物くん

底辺芸人としてYouTubeで人気だ。
面白いキャラだが、編集者との巡り合わせが無かったらこの結果はなかった。
編集力で見られている節がほとんどだから。

松原タニシ

今でこそ事故物件をアイデンティティにして発行部数数十万部の記録を出しているが、元々芸人としては全く仕事がない状態だった。
そんな中、北野誠主催の《事故物件に住める芸人募集》企画の話が偶然舞い込んできた。
トークは面白いので、やはり芸人だなと思う。

伊山亮吉

風来坊という漫才コンビを組んでいる。
漫才では箸にも棒にもかからない。それは過去も現在も変わらない。
しかし怪談で頭角を現している。キッカケはありがとうのぁみだろう。
この繋がりがなければ怪談師としても頭角を現せなかっただろう。


芸人に限らず、この手のラッキーイベントで人生が一転するという話はよく聞く。
しかしこれはいくら実力があってもどうにもならないということ。
そこそこの成功ならば努力でどうにかなるかもしれないが、大成功となると運でしかない。

エジソンの言葉に「天才とは99%の努力と1%のひらめきである」というものがある。
これは解釈が2通りあり《才能がなくても努力でほとんどどうにかなる》という意味と《1%の下地がないと、99%の労力は無駄になってしまう》という意味がある。
芸人のサクセスストーリーは間違いなく後者。
自分の努力ではなく、環境依存のひらめき()が最重要事項。
春とヒコーキのぐんぴぃのトークは面白いが、街頭インタビューがなかったら、誰にも知られていなかった。

いざ成功してしまえば99%は自動でついてくる。
犯罪といった、よほど下手な手を打たない限り転落することはない。
1を10、10を100にすることは容易いが、0を1にするのはまず努力でどうにもならない。

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