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サルトルが説いた実存主義

実存主義とは《人間は自由であり、自分の意思で生きていける》という思想だ。
過去を後悔せず、未来を憂いずに《今、ここ》を見据える生き方だ。
生まれながらに人生は決まっているとした決定論と相反する思想だ。

サルトルは自由恋愛という、当時では非常識な男女関係思想をとった。

人間の存在に意味は無いので、人生の目的は後天的に、自分で定義しなくてはならないとした。
ティッシュや鉛筆は、目的や意図を持って生まれるが、生き物に目的や意図は無い。先天的に身につけているのは、本能くらいだ。
人生は本来自由だが、自由ゆえに孤独であり、自由自体が悩みの種になる。


「時代が悪い」「親が悪い」「環境が悪い」
サルトルはこういった他責思想を否定した。
遺伝や環境で人生は決まらない。人生は行動で変えられる。
事実サルトル自身がそれを証明している。生まれながらにして153cmの低身長であり、斜視でほとんど片目は見えなかったにもかかわらず、サルトルは幾人もの美女と浮き名を流した。


運命は変えられる

サルトル

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