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日記の記憶

初めて日記を書いたのは、たぶん小学生のとき。
書いた内容はさっぱり覚えていないけれど、何度か日記用のノートを用意して何日か書いていたなぁ。あのノートはちゃんと捨ててきただろうか…。

書き始めても数日も続かなかったような記憶がある。あまり続かなかったのは、書くことがない日々で飽きたのか。書くことが面白くなかったのか。書き方がわからなかったのか。めんどくさくなったのか…。

どうして書こうと思ったのかも、どうしてやめてしまったのかも、今となってはわからない。わかる術もない。
あの時の自分が持っていた思いを知れるものは、どこにも残っていない。

なんとなく寂しかったなぁとか、悲しかったなぁとか、怒っていたなぁということは覚えてはいるのだけど。
何を見て、何を感じて、どんなことを考えていたのかは、もう想像することしかできないのだ。

ブログやmixiやfacebookやらで、何かしらその日の思い出を残す機会が増えた。誰かと共有するようの日記はmixiに。誰にも言えないでも抱えておけないものはブログに。そんなふうに使い分けながら、私もちょこちょこと日記のような記録を書くようになっていた。

写真やテキストに残されたその日の自分を見て、懐かしいなぁと感じることも多い。とはいえ「あの日何をしていたのか」を思い出すくらいなのだけど。
勢いで書いている文章が多かったから、「しんどいーーー」「むり〜」「頑張る〜〜〜」「やばいーー」だらけの日記も多い。

noteも書き始めてみても、1日を丁寧に観察して日記を書くことはほとんどない。雑文というか。PCを開いて思いついたことを書き出していたから、その日の自分を残す、という感覚ではなかったんだよな。

それでも、過去の自分が書いた日記のような文章を読むと、けっこうおもしろい。
ずっと似たようなことで悩んだり、迷ったり、うじうじしたりしているのだけど、ときおり、思い切ったこともしている。
「こんなこと考えてたっけ」とあの頃の自分を楽しめるって、なかなか素敵なんじゃない? と思ったりなんかして。

日記のおもしろさをもっと体験してみようと思った。

とはいえ、今日も、PCを開いて思いついたことを書いているのだけど…。

大雨警報が出たので外出を控えていたけど、雨が降る気配もないし、このまま家にいると、5日連続の引きこもりになってしまうと思い、家を出た。
家を出ずとも生活できてしまうことはありがたいのだが、家を出ない罪悪感も拭えない…。散歩を楽しめる季節はもうすぐだ…!

ありがとうございます。ロックンロールと生クリームとマンガと物語に使いながら、自分の中のことばを探っていきまます。