抜け出していく

最近、考えるのが怖くなっている。
と書いてみたものの、ちょっと違うな。

ただ、最近の、というか今年に入ってからの自分を振り返ってみると、考えたり想像したりといったことを避けに避けている。

本を読んだり、内省したり、対話したり、といった時間が圧倒的に少ない。
惰性。
がふさわしすぎる。

そして今、考えられない、集中力が続かない、アイデアが浮かばないといったことに震えている。

「考えていることもある」。けれど、ほんのわずかな気がする。

だから、枯渇している。自分で感じるほどに。
もともとが豊かな海ほどあるわけでもなかったのに、すっかり油断した。すっかり怠慢になった。怠惰に過ごした。

一瞬気を緩めた時があった。自分で。張りつめていたものをそっと下ろして、少しだけゆっくり呼吸をしようと思った。それが随分と長引いてしまって、すっかり走り方と走るだけの体力を失ってしまったのである。

筋力が落ちるのは一瞬だ。
筋トレのしんどさを先に思い出してしまって、「しんどいのは嫌だ」と壁を高くしてしまった。なんか自覚があるんだよなぁ。

しんどいことから綺麗さっぱり手を引くこともできず、ダラダラと思い続けてしまうと、余計に気力と体力を消耗してしまう。
そうすると、もう考えなくなってしまう。

考えなくても、生きていくことはできる。
でも、楽しくはないんだよね。

考えて、言葉にして、話して、否定されて、受け入れられて、届いて、届かなくての日々はしんどい。しんどいことを避け続けるのもしんどい。

これからまた考えることを始めても、しんどい。
だけど、だけど、感動したり、悲しかったり、悔しかったり、嬉しかったり、美味しかったり、美しかったりしたものを、単純な言葉だけでしか残せないのはさみしすぎるし、悔しすぎる。

でもねぇ。この考えない、怠惰な習慣から抜け出すの大変だよ。
今のままなら、そこそこ楽なのだよ。

楽なんだけど、楽しいわけじゃないからな〜。
楽しいほうを選ぶなら、まずは抜け出さないとな。

ってことを書きながら、何かを引用したり、AIを使ってみたり、といったことをしようとしていないからなぁ。
習慣を新しくしていこう。が、頑張る
躊躇している自分を、超えたい。

ありがとうございます。ロックンロールと生クリームとマンガと物語に使いながら、自分の中のことばを探っていきまます。