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引っ越して1年が経っていた。

2022年9月13日に、私は東京で暮らしていた部屋の鍵を返却し、飛行機に乗って、福岡にやってきた。
引越しの荷物が届くには数日かかるため、しばらくはホテル暮らしをしたけれど、あれから1年が経ったのか。

なんとか1年を乗り切ったような気もするし、のーんびり暮らしてきたような気もするし。東京にいても同じような生活をしていた気もするなぁと、思わなくもないので、福岡と東京で何が違うのか、正直よくわからない。(家賃は安い!)
うーん。なんか引越しがいのない人みたいで寂しいなぁ(笑)。

地方といっても、利便性を重視したエリアに住んでいると日常生活は1年前とさほど変わらないんだよなぁ。「地方移住、自然が豊か!」だけでもないんだよね。
まだまだ土地を楽しめていないだけかもしれないけど。九州での仕事をもっと増やせたら、こちらで暮らしていることをもっと実感するのかなぁ。

「何か楽しいことをしたい」じゃなくて、何か一つ、これをやりたい!を決めて過ごす一年にしてみたい。が、今現在、浮かんでこない。
noteを書きながら、見つけたい。

1年前、引っ越しを決めたり、新しい家が決まったりした時のnoteを何度か書こうとしたけれど、結局何も書けないままだった。
下書きに残っていた数少ないnoteをせっかくだから上げておこう。

ーーー2022年8月13日の下書きから。アイキャッチもそのままに。

引っ越しが決まった。

今の家の鍵を閉める最後の日は、9月13日だ。
あと1ヶ月ほどでその日はやってくる。

福岡から東京に戻ってきて、13年くらいになるのかなぁ。
再び東京を離れる日がくるとは、思っていなかった。

2022年に入った頃から、これからの生活を考えると、東京で住んでなくてもいいのかもと思い、なんとなく地の利のある福岡での部屋探しを始めてみた。

いいなと思う部屋があってもすぐには見に行けず、予定をつけて福岡入りしたときには、すでにその部屋の募集は終わっていた。

「ここ」と思える部屋を申し込めたのは、とても運が良かった。


福岡の家が決まったことを話すと、「移住、決まったんだね」と言われ、「移住」「転居」「引っ越し」とどの言葉が当てはまるのだろうと、ふと考えた。

私は、進学で実家を離れて東京に住み、しばらくして福岡に移った。
数年して東京に戻り、今回の福岡へ行きとなる。(東京と福岡を往復しているところが自分らしいなと思う)

気づけば、実家で暮らした年月よりも、実家を離れてからの年月が長くなっていた。
小学生の頃から地元を離れたくて仕方なかった。「この場所を離れる。戻っては来ない」と思っていた。でも、東京や福岡は、いつかは離れるだろうと思いつつ、また戻ってくるのかもしれないという感覚で過ごしている。

「この土地にずっと住むだろうな」と思ったことは、まだ、一度もない。

賃貸借契約書をみながら、「自分が60歳、70歳、80歳になったとき、いったいどこに住んでいるんだろうな。家、借りれるのか」と考えてしまった。


私はまだ、自分の目で見ていない土地や景色が多すぎるのかもしれない。
今いる場所の景色も「見飽きた」と思っていたけれど、さほど見て回ったわけではないのだなと。少しだけこの家を離れがたく思っている。

ありがとうございます。ロックンロールと生クリームとマンガと物語に使いながら、自分の中のことばを探っていきまます。